BWで緑の党、RPでCDUが勝利二つの州議会選挙でSPDが大きく後退
3月8日、BW州の州議会選挙で勝利した緑の党のエツデミール氏
3月に二つの州議会選挙が行われ、8日にはバーデン=ヴュルテンベルク(BW)州で、22日にはラインラント=プファルツ(RP)州で投開票が実施された。両州とも、極右政党「ドイツのための選択肢」(AfD)が躍進し、社会民主党(SPD)が大きく後退した。3月8日および22日付のターゲスシャウなどが報じた。
BW州では、東日本大震災による福島第一原発事故が起こった2011年以降、緑の党が第1党として政権を担っており、今回は15年間州首相を務めたヴィンフリート・クレッチュマン氏に代わって、トルコ系で連邦農相などを務めた経歴があるジェム・エツデミール氏が筆頭・州首相候補として出馬した。
選挙結果では、緑の党が30.2%の得票率で第1党の座を固守した。緑の党と同州で連立政権を組むキリスト教民主同盟(CDU)は大きく追い上げて29.7%で第2党となった。これに次いで、SPDを抜いて第3党の座に着いたのがAfDで、前回よりも9.1ポイント増やして2桁の18.8%を獲得した。SPDはかろうじて議席を確保できる5.5%という結果だった。
さらに2週間後に実施されたRP州議会選挙では、CDUが30.6%で第1党となり、同州で35年間政権を担ってきたSPDを下した。SPDは10ポイント減らし、25.7%だった。同州でもAfDが前回よりも11.7ポイント増やして20.0%を獲得して、大きく躍進した。旧西ドイツ地域の州では最高の得票率を記録し、緑の党の7.9%を上回って第3党となった。
第1党となったCDUはSPDとの連立を希望しており、両党が組めば州議会内で圧倒的過半数を確保することができる。同州ではこれまでSPDを中心とした緑の党、自由民主党(FDP)との信号機連立政権が組まれていたが、今回の選挙結果によってそれは不可能となった。現RP州首相のアレクサンダー・シュヴァイツァー氏(SPD)は、自身がCDUとの連立政権に参加するつもりはないとの意向を示している。
17 März 2026特別追加予算が会計の穴埋めに本来の用途のインフラ整備に使われず
1年前に連邦議会で可決された、インフラ整備と気候中立のための特別追加予算(Sondervermögen)のほとんどが昨年、実際の用途と異なることに使われていたことがケルンのドイツ経済研究所(IW)とミュンヘンのifo研究所の調べで明らかになった。3月17日付のターゲスシャウなどが報じた。
特別追加予算は昨年3月18日、主に老朽化した橋や道路、学校などを修復するための費用として、5000億ユーロを拠出することが前政権時に可決されたもの。しかしこれが、IWによると86%、ifo研究所によると95%が本来の用途と異なる目的で使われていたことが指摘されている。さらにIWのトビアス・ヘンツェ氏は、「会計の赤字を埋め合わせるために用いられている」と問題点を指摘した。本来とは異なる目的で使われた理由は、連邦政府が本来の予算から投資目的予算を削減したことにあるとみられている。連邦政府は、特別追加予算不正流用に対する指摘を否定している。
23 März 2026ミュンヘンで緑の党市長が誕生35歳のクラウゼ氏がSPD現職退ける
3月22日に実施されたミュンヘン市長選の決選投票で、同市で初めて緑の党の市長が誕生した。3月23日付の南ドイツ新聞などが報じた。
新市長のドミニク・クラウゼ氏(35)は、これまで社会民主党(SPD)のディーター・ライター市長(65)の下で第二市長を務めていた。ライター氏は3月8日の地方選を前に、FCバイエルンの監査役会で無認可の副業をしていたことが発覚。支持率を大きく減らし、決選投票ではクラウゼ氏が56.4%、ライター氏が43.6%の得票率だった。
27 März 2026AfDとCDU/CSUの支持率並ぶ日曜日アンケートで「連邦政府は無策」
ZDFのポリトバロメーターで、イラン戦争を受けての石油とガスの価格高騰に対して80%の人が「連邦政府は無策」と回答した。3月27日付のZDFが報じた。
「次の日曜日が連邦議会選挙だったらどこに投票するか」とする「日曜日アンケート」では、キリスト教民主同盟・社会同盟(CDU/CSU)が26%の支持率で、ドイツのための選択肢(AfD)が前回から2ポイント増で同率の26%に並んだ。社会民主党(SPD)は13%で、これが連邦議会選挙に反映された場合、現政権の黒赤連立は過半数を獲得できないことになる。



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