ロシアがキーウを大規模爆撃ARD支局も被害に
5月24日、ウクライナの首都キーウで爆撃を受けた建物の前を通る子どもたち
5月24日未明、ウクライナの首都キーウと周辺地域にロシアによる大規模な爆撃があり、住宅や学校を含む建物が多数破壊され、ウクライナ側の発表によると少なくとも4人が死亡、69人が負傷したことが分かった。キーウ中心部にあるドイツ公共第一放送ARD支局も被害に遭い、スタジオが破壊された。5月24日付のターゲスシャウが報じた。
ロシアは戦闘用ドローンとミサイルで攻撃を行い、ロシア政府はインターファクスを通じて新型中距離ミサイル「オルシュニク」を用いたことを認めた。今回のキーウ攻撃は、ウクライナ側がロシア掌握下にある東部ルハンスク州を攻撃したことへの報復であるとされており、ロシア側の発表では同地域の専門大学や学生寮などが攻撃され、21人が死亡したと伝えられている。これに対しウクライナ側は民間人を標的とした攻撃を否定しており、攻撃対象はスタロビスク地域のドローン部隊であったと主張している。
キーウ爆撃では同市中心部にあるARD支局のスタジオも甚大な被害を受け、窓が割れて室内の設備が破壊され、壁が崩落した状態となっている。当時スタッフはおらず、死傷者は出ていない。ARDはウクライナからの報道を今後も継続するとしている。
ロシア側はウクライナに対する攻撃を続けており、キーウに対してもさらなる爆撃を予告。現在キーウに滞在する外国人および外交官に対して退去を呼びかけた。これに対しウクライナ政府と欧州連合(EU)代表部はこの脅しに屈しないとしており、カタリーナ・マテノヴァ所長は「ロシアはこの警告によって人々をパニックに陥れ、ウクライナを孤立させようとしている」として、キーウにとどまる意向を表明した。
フリードリヒ・メルツ首相およびヨハン・ヴァーデフール外相は共にX上で、ロシアのウクライナ攻撃を非難した。連邦政府は駐ドイツ・ロシア大使を召喚し、「脅しに屈しない」とする抗議を行った。
21 Mai 2026ウクライナのEU準加盟を提唱メルツ独首相が欧州首脳宛に書簡
フリードリ・メルツ首相は欧州首脳に宛てた書簡で、ウクライナを欧州連合(EU)の準加盟国とすることを提案した。5月21日付のターゲスシャウなどが報じた。
ウクライナは長引く戦争を背景に一刻も早くEUへの加盟を希望しているが、メルツ首相はこれを現実的ではないと見ている。迅速な加盟は非現実的であるとして、その理由にさまざまな障害があることなどを挙げている。準加盟国になれば、投票権はないがEUの会議に参加する権利を得ることができ、また担当分野や議決権を持たない欧州委員会の準役員としての役割も与えられることが考えられる。
メルツ首相はウクライナの特殊な状況を提案の根拠として挙げており、正規加盟交渉の進展を促すことにもつながるとしている。一方、同提案に対してウクライナのゼレンスキー大統領は不満を示しており、「ウクライナが欧州議会で議決権を持てないというのは不公平だ」として、あらためて正式加盟を要望した。
19 Mai 2026RP州にCDU主導政権が誕生35年間のSPDの牙城に変化
5月18日にラインラント=プファルツ(RP)州議会が開かれ、キリスト教民主同盟(CDU)のゴードン・シュナイダー氏が新たな州首相に選出された。5月19日付の南ドイツ新聞などが報じた。
同州CDUは3月に実施されたRP州議会選挙を制し、31%の得票率で第1党に。35年間圧倒的勢力を持っていた社会民主党(SPD)は大きく得票数を減らし、25.9%で第2党となった。これによって、緑の党、自由民主党(FDP)との信号機連合に代わり、CDUとSPDの黒赤連立政権が誕生することになった。
19 Mai 2026代替肉の生産量が低下従来の肉類の人気が復活
連邦統計庁によると、過去6年間続いていた代替肉の生産量上昇が昨年初めて下降に転じたことが明らかになった。5月19日付の南ドイツ新聞が報じた。
代替肉とは、大豆などの植物性原料を用いた、肉に近い食感や味わいの食品のこと。健康や環境負荷を意識して肉の代わりに選択する人が増えている。しかし昨年の代替肉の生産量は12万4900トンと、前年比で1.2%低下した。一方で、長年減少傾向にあった1人当たりの肉の消費量が一昨年からわずかに増加へ転じ、2025年は54.9キロとなっている。



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