ベルリンのCSDに車が突入性的マイノリティの祭典でテロ
事件の犠牲者を追悼してベルリンのブランデンブルク門には多くの花が手向けられた(7月28日撮影)
7月25日にベルリンで開催された性的マイノリティのプライドパレード「クリストファー・ストリート・デイ」(CSD)で、集まった群衆めがけて車両が突入し、犯人がさらに刃物で人々を襲うという事件が起こった。7月27日付のターゲスシャウなどが報じた。
事件が起こったのは夜10時ごろ、イベントのステージが設置されていたティアガルテン付近だった。犯人は白いワゴン車で群衆に突入。その後降車して刃物で人々を襲い、女性が1人死亡、29人が負傷した。事件当時、ステージ上ではイベントが続いていたが、急きょ中止が宣言され、聴衆に向かって「すぐに帰宅するように」との指示が出された。犯人はその後逃走したが、追跡した警察官によって射殺された。
ベルリンのカイ・ヴェグナー市長は、「われわれの自由で開かれた社会に対する攻撃だ」と抗議のコメントを発表した。警察によると、犯人と見られるアブドゥル・B(21)はレバノン出身のドイツ国籍保有者で、イスラムテロ組織イスラム国のシンパとして警察の監視対象となっている人物だった。同人物は未成年の時から、憲法擁護庁にもマークされていた。
公共放送のWDR、NDRと南ドイツ新聞の調査によると、アブドゥル・Bは今年5月、テロ犯罪を企てたとして少年刑を適用され、1年10カ月の懲役刑を言い渡されていた。このとき検察は3年の懲役刑を求刑したが、アブドゥル・Bは少年法適用の範囲内で執行猶予を得て、民間団体による脱過激化プログラムへの参加を指示されていたとみられる。アブドゥル・Bは昨年11月にもベルリン空港で拘束されており、この前にはレバノンで3カ月間の禁固刑を受けていた。この際に「イスラム主義者の危険人物」として警察に格付けされていた。
このため、なぜ警察の監視対象となっていた危険人物が今回のような犯行に及ぶことが可能だったのか、当局に対する疑問の声が高まっている。
18 Juli 2026シュパーン院内総務が辞任代理出産で子どもを授かり物議
7月18日、イェンス・シュパーン氏がキリスト教民主・社会同盟(CDU/CSU)院内総務を辞任した。同氏は、米国で代理出産によって自身の子どもが誕生していたことで物議をかもしていた。7月18日付のターゲスシャウなどが報じた。
シュパーン氏は同性パートナーと婚姻関係にある。今回、パートナーがインスタグラムに2人がベビーカーと共に写っている写真を「We are family」と添えて投稿したことで議論が巻き起こった。米国では代理出産は合法だが、ドイツでは認可されていない。さらにCDUは今年2月に党の見解として、代理出産に厳格に反対する方針を打ち出していた。
このため、党の要職にあるシュパーン氏に対して党内からも批判の声が上がった。同氏は一連の批判を受けて書面で辞任を発表し、「私が夫と共に子を授かり家族を作るということが、私自身の政治的役割と相容れないことに気づいた」と述べた。
25 Juli 2026バイロイト音楽祭が150周年ベートーヴェンの第9を演奏
バイロイト音楽祭が開幕し、初日7月25日にはメルツ首相夫妻やバイエルン州首相のゼーダー夫妻、ワーグナーファンで知られるメルケル元首相も夫妻で姿を見せた。7月25日付のターゲスシャウが報じた。
今年は150年目の記念年で、オープニングにはワーグナーのオペラではなくベートーヴェンの交響曲第9番が演奏された。ベートーヴェンはワーグナーに多大な影響を与えた作曲家で、同交響曲は1872年にもバイロイト祝祭劇場の起工式において、ワーグナー自らの指揮によって演奏された歴史があるという。
27 Juli 2026犯罪歴のない人を強制送還31人のアフガニスタン人を母国へ
7月27日の夜、ライプツィヒ=ハレ空港から新たに31人のアフガニスタン人が強制送還され、この中に初めて犯罪歴のない1人が含まれていたことが明らかになった。7月28日付のターゲスシャウなどが報じた。
アレクサンダー・ドブリント内相は「強制送還されたのは主に殺人や強姦、傷害罪などの重犯罪者」と発表。ただし31人中1人は前科のない人物で、ドイツからの国外退去義務を負っている状態だった。現在、ドイツに居住するアフガニスタン人は約45万人に上り、このうち1万5343人が国外退去を命じられている。



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