SA州とMV州でAfDが第1党にベルリンでは左翼党が勝利
9月20日、ベルリン州議会選挙で、勝利を喜ぶ左翼党の筆頭候補エリフ・エラルプ氏(中央右)
9月6日にザクセン=アンハルト(SA)州で、同20日にメクレンブルク=フォアポンメルン(MV)州とベルリン市州で州議会選挙の投開票が実施され、ドイツのための選択肢(AfD)が大きく躍進する結果となった。投票率はいずれも前回より高くSA州で77.8%、MV州で78.1%、ベルリンで74.2%だった。
SA州議会選挙では、AfDが前回よりも23ポイント多い43.8%の得票率を得て第1党となった。この一方で、キリスト教民主同盟(CDU)が19.9ポイント減らし17.2%の得票率でAfDに大きく水を開けられる結果となった。社会民主党(SPD)は前回よりわずかに増やして9.3%を獲得。緑の党も8.9%(前回比+3.0)、左翼党は8.6%(同−2.4)だった。そしてザーラ・ヴァーゲンクネヒト同盟(BSW)が5.3%で議会入りし、自由民主党(FDP)は5%に届かず議席を失った。
今回AfDを勝利に導いた同州筆頭候補のウルリヒ・ジークムント氏は、「AfD単独で政権を担えれば望ましい」と述べているが、AfDはわずかに過半数に届いておらず、BSWを除く主要政党は同党への協力を拒絶している。一方で、AfD以外の全ての党で連立を組むことも可能だが、BSWが現州首相のスヴェン・シュルツェ氏(CDU)の再選に協力する可能性はないとみられ、連立交渉が難航すれば、選挙やり直しの可能性もある。
一方、MV州議会選挙でも、AfDが38.2%(前回比+21.5)の得票率で第1党に。SPDは35.5%(同−4.1)、左翼党は6.5%(同−3.4)、緑の党は5.7%(同−0.6)という結果だった。そしてCDUが4.9%(同−8.4)という結果に終わり、戦後初めて州議会で議席を失う異例の事態になった。FDP、BSWも5%に届かなかった。
ベルリンでは今回、家賃高騰による住宅問題に焦点を絞った左翼党がAfDよりも大きく得票率を伸ばし25. 7%(同+13. 4)で第1党となった。CDUは18. 8%(同−9. 5)、Af Dが16. 3%(同+7. 2)、緑の党は14. 3%(同−4.1)、SPDは12.1%(同−6.3)だった。
8 September 2026ドイツの15歳学力が最低にPISAで2000年の結果を下回る
90カ国以上の15歳児の学習到達度を比較した2025年の調査(PISA)で、ドイツはこれまでで最低の結果を記録。9月8日付のターゲスシャウなどが報じた。
PISAは経済協力開発機構(OECD)が3年ごとに実施しており、15歳児を対象に読解力、数学的リテラシー、科学的リテラシーの三分野について調査する。今回、ドイツの15歳児の3人に1人が読解と数学の基本的能力、4人に1人が科学の基本的能力が不足していることが分かった。2001年に初めて発表されたPISAの2000年調査では、ドイツの15歳児の学習到達度がOECD平均周辺だったことが社会に大きな衝撃を与え、「PI SAショック」と呼ばれた。今回の結果はこの2000年調査をさらに下回っている。
ドイツでは、子どもの学習能力が家庭環境と大きく結びついていることが指摘されている。社会的に恵まれている家庭とそうでない家庭の差が広がっていることが、2015年以降特に問題視されている。
12 September 2026ドイツ各地で反極右デモSA州の選挙結果受け
9月6日のザクセン=アンハルト州州議会選挙でドイツのための選択肢(AfD)が大勝したことを受けて、同12日に国内各地で抗議デモが行われ、数万人が参加した。9月12日のターゲスシャウなどが報じた。
デモはミュンヘン、ハンブルク、ベルリン、デュッセルドルフ、マクデブルクなどの35以上の都市で開催。首都ベルリンでは、1万8000人(警察発表)が参加した。各地で地元の市民グループや労組など、超党派で100以上の団体が呼びかけて実現。極右に反対し、民主主義を守り結束することを訴えた。
22 September 2026連邦軍基地近くでドローンが見つかるライプツィヒとの共通点も浮上
ニーダーザクセン州ヴンストルフにある連邦軍航空基地の近くで、墜落したドローンが発見された。9月22日付のターゲスシャウなどが報じた。
ドローンは、報道の1週間前に発見地点から1キロ離れた場所で砕けた状態で見つかり、警察はこの周辺を続けて調査している。8月初めにライプツィヒ・ハレ空港で発見されたドローンとの共通点も浮上しており、部品が3Dプリンターで製造されたものであることや、ドローンの近くで見つかった不審物から、爆発物を搭載していた可能性があることも指摘されている。



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