【北京 4月26日 時事】中国外務省の汪文斌副報道局長は26日の記者会見で、ドイツで中国のためにスパイ活動をした疑いでドイツ人の男女4人が逮捕・拘束された事件に関し、「全くのでっち上げだ」と反発した。「いわれのない非難」についてドイツ側に厳正に申し入れたとした上で、「2国間関係を損なおうとする動きに警戒心を持ち、悪意のある宣伝と反中の政治的茶番劇をやめる」よう求めた。
一方、駐中国ドイツ大使は25日、中国外務省に同日呼び出されたとX(旧ツイッター)に投稿。「独国内でのいかなる国のスパイ行為も容認しない」と伝えたことを明らかにした。
ドイツ連邦検察庁は今週、中国へのスパイ容疑で男女3人を逮捕したほか、独選出の欧州連合(EU)欧州議会議員スタッフの男をスパイ活動に従事した疑いで拘束したと相次いで発表していた。
3 Mai 2024 1217号
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