Hanacell

FDPレスラー党首をめぐり人種差別論争
党員の「アジア人の外見をした副首相」発言で

ヘッセン州のハーン法務・統合相(自由民主党=FDP)が、同党の党首兼副首相のレスラー氏について、「我々の社会が、アジア人の外見をした副首相をどこまで受け入れることができるか、非常に興味がある」と発言し、論議が起こっている。8日付のヴェルト紙が伝えた。

レスラー党首はベトナム出身。ベトナム戦争で親を亡くし、幼少時からハンブルクのドイツ人家庭で養子として育てられた。今回のハーン氏の発言に対し、同州の社会民主党(SPD)のルドルフ氏は「趣味の悪い失言で、ハーン統合相本人に人種差別的傾向があることを浮き彫りにした」と批判。これに対してハーン氏は、「レスラー氏を攻撃したつもりはない」としている。

一方、FDP関係者によると、FDP支持者からでさえ、レスラー党首をめぐる人種差別的見解を耳にすることは珍しくなく、「その背景を踏まえた上での発言」としてハーン氏の発言を擁護する声が挙がっている。レスラー党首本人も「ハーン氏とは政治家としてだけでなく、個人的にも厚い信頼関係にある」とコメントしている。

 
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