CDUのリンセン財務担当が辞任
90年代に用途不明の送金
キリスト教民主同盟(CDU)財務担当のヘルムート・リンセン氏が、1990年代にタックスヘブンのバハマ諸島に多額の金を送金していたことが発覚し、同氏は6日、現職を辞任した。ヴェルト紙が伝えた。
リンセン氏は1997年、ルクセンブルクの銀行口座を通じてバハマ諸島に40万ユーロを送金。2004年にこの口座を閉鎖した。同氏は問題の金について「亡くなった両親の遺産で、税理上何の問題もない」と説明していたが、今回の件はノルトライン=ヴェストファーレン州が購入した税金に関するCDのデータから発覚。社会民主党(SPD)、緑の党から事実説明要求が高まり、辞任を発表した。