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SPD、シュルツ氏が 有力首相候補として浮上 党首より人気

(12月13日)来年9月の連邦議会選挙にノルトライン=ヴェストファーレン州から筆頭候補として出馬する予定のシュルツ欧州議会議長(SPD)が、首相候補としてメルケル首相(CDU)に迫る人気ぶりを示していることが分かった。

最新の世論調査によると、首相の直接投票が行われるとしたら誰に投票するかというアンケートで、メルケル首相対ガブリエルSPD党首の場合、メルケル首相57%、ガブリエル党首19%だった。これに対しSPDの首相候補がシュルツ氏の場合、メルケル首相43%、シュルツ氏36%と差が大きく縮まっている。SPD支持者に対する調査では、ガブリエル党首43%に対してメルケル首相40%となっており、これがシュルツ氏になると、シュルツ氏63%、メルケル首相27%だった。さらに緑の党支持者においても、ガブリエル党首10%に対してメルケル首相71%、シュルツ氏41%に対してメルケル首相49%となっている。

一方で、SPD指導部内では首相候補はガブリエル党首という見方が有力となっており、ガブリエル氏が決断を留保している間に、シュルツ氏が首相候補への意欲を示してきたとされている。SPDは最終的な首相候補を1月末に発表する予定で、党内ではシュルツ氏は大統領候補のシュタインマイヤー氏(SPD)の後任として外相に就任することを期待されているという。

 
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