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マイン川沿いで食べる屋台の絶品かき氷!

今年5月、フランクフルトのマイン川沿いにオープンした、屋台のかき氷屋「Tokyo Yatai」。コロナ禍の大変な時期に本格的に始まったこの屋台ですが、あえてこの時期に出店した理由とおいしいかき氷について、代表の一人である斎藤翼さんにお話を伺いました。

左から、加藤さん、Minichさん、斎藤さん。屋台もDIYしました左から、加藤さん、Minichさん、斎藤さん。屋台もDIYしました

旅行会社に勤務する斎藤さんは、前々から同僚の加藤康人さんと一緒に何か新しいことを始めたいと話をしていたそうです。そんななか、コストをかけずに日本食を販売する方法として、フードトラックを思い付きました。そして火を使うものは出店の基準が厳しいことから、まずは火がなくても提供できるかき氷に目をつけたのだとか。そこから、試行錯誤が始まりました。おいしいかき氷を作るために、何度も日本に行って有名店のかき氷を食べ歩いたそう。口溶けの良い氷とドイツの人にも喜んでもらえる味を求めて、研究を続けました。そして昨年、毎年フランクフルトで開催されるジャパンフェス「マイン祭」に初出店。ドイツ人からも好評で、手応えを感じたといいます。

今夏もイベントでの出店を考えていたそうですが、コロナ禍でイベントは中止となりました。一方で、時短勤務などによって自由な時間が増えたため、本格的に屋台の営業を始めることに。そうしてヴァルター・フォン・クロンベルク広場の川沿いに屋台を出し、5月から営業を開始しました。

日本産抹茶を使った特製ソースと、自家製あんこ日本産抹茶を使った特製ソースと、自家製あんこ

かき氷の命ともいえる水は、各地の軟水で作ったかき氷の試食を繰り返し、厳選したもの。納得のいく舌触りを実現するために、ベルギーまで水を仕入れに行っています。さらにその水を二晩かけてゆっくり凍らせることで、濁りのない透明な氷を作っているのだとか。これだけの手間をかけてこそ、この軽やかさとなめらかさが実現されたのでしょう。

かき氷のソースは、果実そのもののおいしさが詰まった自家製。イチゴをふんだんに使ったソースは、つぶつぶ食感に程良い甘さとイチゴ本来の爽やかな酸味が絶品です。ボリューム満点の見た目に反し、口の中でさらりと溶けて一気に食べてしまいました。ほかにも、期間限定のマンゴーソースや、日本産抹茶を使った濃厚抹茶と手作りあんこ、ドイツらしいホルンダーシロップ(エルダーフラワーのシロップ)などのフレーバーも展開しています。

特注のマンゴーとイチゴのハーフ& ハーフ特注のマンゴーとイチゴのハーフ& ハーフ

「Tokyo Yatai」では情報発信にも力を入れており、インスタグラムをフォローすると割引特典があります。コロナ禍で日本への一時帰国も難しいこの夏に、ドイツでおいしい日本のかき氷が味わえるのはうれしいですね。マイン川沿いにお出かけの際は、ぜひお立ち寄りください。

Tokyo Yatai:http://tokyo-yatai.com

ユゴ さや香
2003年秋より、わずか2週間の準備期間を経てドイツ生活開始。縁もゆかりもなかったこの土地で、持ち前の好奇心と身長150cmの短身を生かし、フットワークも軽くいろんなことに挑戦中。夢は日独仏英ポリグロット。 Twittter : @nikonikokujila

 
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