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日本語のこれ、なんて言う?ぴったりドイツ語表現

ドイツ語の単語って覚えづらい、いつも同じ表現を使ってしまう…… そんな悩みにお答えすべく、姉妹誌「JAPANDIGEST」のドイツ語のネイティブ編集者が、知って得する単語やフレーズをお届け。言葉のバリエーションを増やして、もっとドイツ語を楽しもう!(Text:JAPANDIGEST編集部)


「見る」にまつわる動詞sehen/schauen/guckenの違いは?

ドイツ語には「見る」という意味の動詞がいくつもありますが、今回はなかでもよく使われる「sehen / schauen / gucken」の違いについて解説します。

まず「sehen」は「Ich sehe den Vogel」(私は鳥を見る)というように、「(単に、短い間)見る」という意味。また「Ich sehe, wasdas Problem ist」(問題がどこにあるか分かる)というように「理解する」という意味や、「Wir sehen uns morgen!」(また明日!)のように「会う」という表現もよく使用します。

「schauen」は、「(特定の対象や方向を意識的に)見る」ことで、文脈によってはやや口語調で使われます。「Ich sehe/schaue nachoben」(私は上を見る)のように「sehen」でも「schauen」でも使える場合もありますが、一方で「Ich schaue den Vogel」や「Erhat seinen Freund geschaut」( 彼は友人を見た)という言い方はあまりしません。日々の練習でニュアンスの違いをつかみましょう。三つ目の「gucken」は、「schauen」とほぼ同じ意味ですが、口語調の言葉なのでビジネスの会話やメールでは使用しません。頭の「g」は「k」のように発音します。

さらに「an-」や「zu-」などの接頭辞を動詞の頭に付けることで、細かいニュアンスを表せるように。例えば「an-」という接頭辞が付くと、より集中して注意深く何かを見るという意味になります。また「zu-」を付けると、ある種の受動的な意味に。例えばzuschauenの名詞形「Zuschauer」が「観客」を意味するように、観察するだけで自分は何もしないというニュアンスが強まります。ぜひ場面で使い分けてみましょう。

「見る」にまつわる動詞

• sehen
見る、目に入る、理解する、判断する、会う

• schauen
目を向ける、見てくる、確かめる

• gucken
見る(主に口語的な場面で使う)

• blicken/erblicken
目を向ける、~に面している

• betrachten
じっと見る、観察する、見物する

• beobachten
監察する、監視する

• fern | sehen
テレビを見る

• zu | schauen
眺める、見守る、観る

• aus | sehen
(~のように)見える、(~のように)思われる

• hin | schauen
(意識的に)見る

• weg | sehen
目をそらす、(物事や問題を)無視する

 
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