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意識改革から始める資産運用

ドイツでお金と上手に付き合う方法

山片 重嘉山片 重嘉 (やまかたしげよし)
ファイナンシャルアドバイザー

1970年生まれ。98年に渡独、文化交流や持続可能農業のプロジェクトに携わる。また、食と健康のアドバイザーとして講演活動などに勤しむ。その後、ファイナンシャルアドバイザーとして独立。個人・法人へのアドバイスを行っている。人生のテーマは、健康とお金を切り口に、豊かな生き方について考えること。

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個人賠償責任保険

26 個人賠償責任保険

ドイツへ来られたら、学生、ワーキングホリデー、駐在員などの滞在形態にかかわらず、まず1つ加入しておいた方が良い保険が個人賠償責任保険(Privathaftpflichtversicherung)です。その理由は、日常生活において自身が賠償事故を起こしてしまった場合、非常に大きな賠償責任を負う可能性があること、そして、日本よりも賠償責任を追求されるケースがより多くあることなどが挙げられます。

子どもによる賠償責任ですが、例えば、親がほかの人と話をしてよそ見をしている間に、7歳未満の子どもが路上に止まっている車に傷を付けてしまった場合は、母親が責任を負います。一方、親が7歳未満の子どもと手を繋いで歩道を歩いているときに、母親からは見えないところで子どもが車に傷を付けた場合は、監督不行き届きとはみなされず、責任は問われません。

損害が大きくなると、支払い不可能な高額の賠償金額を請求されることになりかねません。個人賠償責任保険の補償限度額は数百万ユーロ(数億円)、保険料は基本の補償内容でも年間約40ユーロからと決して高くはないので、加入しておくと安心です。また、損害を生じさせてしまったときは、必要に応じて警察を呼んだり、状況写真を撮っておき、後で保険会社に提出できるようにします。

また、以下のような事故も、基本契約に追加して補償対象とすることができます。
・アパートや職場の鍵の紛失(建物の鍵をほかの人と共有している場合、シリンダーの交換や合鍵の作製などに1000ユーロほどかかることがある)。
・泊まったホテルの備品を損傷。
・契約者の家庭内に滞在している、介護を必要とする人や介護人、精神障害者、オーペア、お手伝い、受け入れている交換留学生などによる第3者への損害。
・自身が損害を被り、加害者が個人賠償責任保険に加入していない場合の補償(Ausfalldekcung)。
・犬や馬を飼っている場合は、飼い主賠償責任保険(Tierhalterhaftpflichtversicherung)、家の建築や改築をする場合には、施主賠償責任保険(Bauherrenhaftpflichtversicherung)などで補償を受けることが可能。

個人賠償責任保険

 
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