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Mi. 01. Apr. 2020
意識改革から始める資産運用

ドイツでお金と上手に付き合う方法

山片 重嘉山片 重嘉 (やまかたしげよし)
ファイナンシャルアドバイザー

1970年生まれ。98年に渡独、文化交流や持続可能農業のプロジェクトに携わる。また、食と健康のアドバイザーとして講演活動などに勤しむ。その後、ファイナンシャルアドバイザーとして独立。個人・法人へのアドバイスを行っている。人生のテーマは、健康とお金を切り口に、豊かな生き方について考えること。

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年金保険:クラシック型とファンド型

38 年金保険:クラシック型とファンド型

前回は、ドルコスト平均法という考え方を例に毎月同額を投資していくことのメリットについてご紹介しました。このような貯蓄方法は、「年金保険」を利用することで、より手軽に利用することができ、さらに税制上の特典も得られます。国の法定年金だけでは老後の備えとして十分とは言えず、そのため誰もが必要になっている個人年金保険ですが、その仕組みは複雑で一般消費者には分かりにくいものです。

クラシック型とファンド型

年金保険は、法定年金であっても個人年金であっても、積み立てたお金が運用され、受給年齢に達したときに元本+運用益を受給します。その運用先によってクラシック型(klassische)とファンド型(fondsgebundene)の2種類があります。

クラシック型は、主に固定金利の投資先で運用し、より手堅く。ファンド型は株式や債権などの投資信託が運用先になります。ファンド型のほうが運用益が高くなる可能性もありますが、リスクもあります。株式などは固定金利ではなく、その価値が変動するからです。しかし、年金のための資金運用は、安全かつ確実になされなければなりませんので、年金保険には大事な資産を守るための仕組みがあります。

ファンド型年金保険とは

ファンド型とは言っても、クラシック型と組み合わされているものも多く、積立額の全額ではなくその一部のみをファンドに投資したり、その割合を自由に設定したりすることが可能になっています。上述したように、ファンド型のリスクはその価値が変動すること。経済危機などにより、価値が下がった状態で年金の受給開始時期を迎えては、「年金保険」の意味がありません。そこで、多くの年金保険で、年金受給開始の5~10年前から徐々に変動の少ない投資先に移行したり、変動の山の部分で価値を固定化したりといったことが自動的に行われる仕組みになっています。自分で投資信託を購入して運用するよりも簡単に、そして安全に老後の資金の運用ができます。また、いつでも手数料なしでほかのファンドに交換できますので、株価の高いときには変動の少ないものに、株価が下がったときには一部または全部を株式投信に交換することでよりアクティブに運用することも可能です。その上、通常の投信購入と違い、Basisrente(リュールップ年金)であれば所得税控除ができますし、プライベート年金の場合は途中で一部引き出しも可能で、62才以降で契約12年以上であればキャピタルゲイン税の50%割引などの特典もあります。長期運用での老後の資産形成が目的であればメリットが大きいといえるでしょう。また最近はETF(インデックス投信)を選択することができる保険会社もあります。

ファンド型にするのは不安?

給与所得者の場合は、労使合わせて給与額の約20%を毎月法定年金に積み立てています。月給2000ユーロであれば毎月約400ユーロを年金保険に積み立てていることになります。ほかに老後の備えをしていないとすれば、コンサバティブ(保守的)な運用しかしていないわけです。個人年金をそれに追加する場合、ファンド型で毎月100ユーロ積み立てたとしても、法定年金と合わせて毎月500ユーロのうちの100ユーロですから、20%がファンド型ということになります。すると、大部分はコンサバティブに運用しているわけですから、一部を別の形で運用することはリスク回避の観点からも、むしろ健全なリスク分散ともいえます。

 

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