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検索ワード7 「Hebamme List(助産師 リスト)」

検索ワード7
Hebamme List(助産師 リスト)

ドイツ語単語

・Hebamme:助産師
・Geburtsvorbereitungskurs:出産準備講座
・Akupunktur:鍼治療
・Wochenbettbetreuung:産後の在宅ケア
・Rückbildungsgymnastik:産褥体操
・Homöopathie:ホメオパシー
・Stillberatung:母乳指導

安定期に入ってから、友人知人にぼちぼちと出産報告。すると、「Hebammeはもう決めたの?」という話がちらほら耳に入ってくる。「ヘ・バ・メ?」・・・初めての妊娠生活に突入したばかりの私のドイツ語の辞書には無かった単語だ。

ヘバメとは、助産師さんのこと。この助産師さんが、ドイツの妊娠~出産で果たす役割は大きい。産前の出産準備講座を開き、つわりの症状を緩和する鍼治療や、出産直前には子宮口をやわらかくする針治療を行い、マタニティーヨガや水泳の指導に当たる。もちろん、お産のプロとして、分娩の際も助産師は不可欠な存在だ。

助産師
イラスト:shoko Maeda-schmidt

そして、日本と比較したときに一番大きな助産師の役割の違いは、産後のケアにある。ドイツでは、出産した後、母子ともに問題がなければ3日で退院(早い!)。そして、日本であれば入院中に行われることの多い、沐浴や母乳の指導、赤ちゃんの発育管理、母体の産後の傷のチェックなどは、自宅に訪問してくれるヘバメがサポートしてくれる。退院直後は毎日来てくれ、その後は最長8週間、36回までの訪問は、公的保険の範囲内。自己負担0ユーロ!

日本の家族と遠く離れ、子育て初体験となる核家族にとって、プロのサポートは特に心強く感じるもの。保険でカバーされるのだから、利用しない手はない!と個人的には思っている。

しかし近年、「ヘバメ難民」が大都市を中心に急増しているという。実際、その噂に違わず、息子の出産予定日がクリスマス休暇のど真ん中だった私たちは、ヘバメ探しに難航した。

手探りで始めたヘバメ探し、「自宅でサポートを受けるのだから、信頼できる人が良いよね!」と、まずは口コミ情報を頼りに何人かにアプローチを始めたのは、5カ月目に入った頃。ちょっと早めに始めたつもりだったが、返事は「Keine Kapazität mehr…(もう受け入れられません)」の嵐。その後も、「Hebamme List」の検索を繰り返し、いくつかのポータルサイトや助産院のヘバメ・リストを当たり、メールを書きまくる。最終的に、病院のヘバメ・リストに掲載されていた日本人助産師・高野さん(www.hebammesaori.de)にお願いすることになった。これが、とても幸せな出会いだった!

私たち家族にとって、助産師さんのサポートのない産後は考えられなかった。産後、赤ちゃんのちょっとした不調(産まれたばかりの赤ちゃんのなんと繊細なこと!)から、夜泣き問題や母乳育児についてまで、何から何まで疑問と不安だらけだったものだから。助産師さんの発する「大丈夫ですよー!」に、何度救われただろう。(詳細は、産後編にて)

次回、「Kreißsaalführung(分娩室見学)」。どこの病院で産むか、バースプランの柱となるのが病院選びです。

ヘバメ探しのポイント

  • 妊娠が確定したらすぐに探すこと!(大きな街に住んでいる人は特に、10週目から探す人も)
  • 自宅に通ってもらえる範囲の助産師であること
  • 言葉が通じること(ドイツ語以外に、英語、日本語に対応する助産師がいる)
  • 相性の良さ(産後の心身ともにまだ消耗している時期に、自宅に来てもらうことを考える)
  • その他、助産師さんの提供するサービス(ヨガ、産褥体操、出産準備講座など)

ヘバメ探しに役立つウェブサイト




最終更新 Dienstag, 06 Oktober 2015 09:56  
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