ゴアレーベンへの核廃棄物輸送中止へ
環境相とニーダ―ザクセン州が合意
使用済み核燃料の最終貯蔵施設問題をめぐって3月25日、アルトマイヤー連邦環境相(キリスト教民主同盟=CDU)とニーダ―ザクセン州政府が会合を持ち、最終処理場の場所が法的に確定するまでは同州ゴアレーベンへの核燃料廃棄物輸送を中断することで合意した。
会合では、環境活動家など24人の構成員による意見調査委員会の設立を確認。最終処理場探しに関する法整備のための意見の取りまとめを行う。ゴアレーベンについては、1977年に当時の州政府が核燃料廃棄物貯蔵施設建設を決定。その後、度重なる反対運動を経て連邦・州政府が新たな貯蔵施設候補地を探し始めることで合意していた。