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特集


女優 原サチコ

『Die Dreigroschenoper(三文オペラ)』© David Baltzer女優 原サチコ - ドイツで舞台に立つ、私の存在自体が前衛 

「ドイツ人の、ドイツ人による、ドイツ人のための演劇」を地で行くドイツ演劇界にあって、異質な存在感を放つ女優、原サチコ。鬼才、偉才と呼ばれる演出家たちに見出され、次々に重要な役を演じてきた日本人女優のドイツでの演劇人生を辿ってみよう。カタコトのドイツ語を話す外国人が舞台に上がる、この決して一筋縄ではいかない目標を支えたものとは、何だったのだろうか。(編集部:高橋 萌)

HARA SACHIKO
1964年11月28日生まれ。東京都町田市出身。上智大学外国語学部ドイツ語学科卒。1984年、演劇舎蟷螂で演劇に足を踏み入れ、劇団ロマンチカで名を上げる。1999年、渡辺和子演出「NARAYAMA」のベルリン公演への出演のため渡独。クリストフ・シュリンゲンジーフとの出会いをきっかけにドイツに留まることを決意。2004年から5年間、オーストリア国立ウィーン・ブルク劇場の専属俳優を務め、その後2009年にドイツのハノーファー州立劇場へ移籍。2012年からはケルン市立劇場で専属俳優として活動している。2013年夏、ハンブルク・ドイツ劇場の専属俳優となる。

インタビュー当日、「日本ではアングラ小劇場で活躍し、テレビドラマ出演など活動の場を広げるも、前衛的な演劇を求めてドイツに飛び立った女優……」と、プロフィールの要点を確認しながら、どんなぶっ飛んだ女性がやってくるのかと、ちょっと身構えながらその到着を待っていた。そこへ現れた原さんは、筆者の期待(?)を一見裏切り、その上を行っていた。どういうことかと言うと、「女優」だったのである。舞台で過激に演じても、日常では別の顔。ほんわかと柔らかい笑みを浮かべながら、激動のドイツ生活をさらりと語る。

絶対にクリストフ・シュリンゲンジーフと仕事がしたい

小劇場ブームに沸いた1990年代、劇団ロマンチカの看板女優として人気を集め、舞台にドラマにラジオにと活躍し、日本でのキャリアを着実に積んでいた中、突然ドイツに拠点を移した。

いい人に恵まれて、とても充実した活動をさせていただいていました。でも、私が演劇のキャリアを積んだのは、もともと小劇場。私が芝居に携わったのは、前衛をやりたい、今までになかったお芝居を追及したいという思いからだったんです。それをずっと探していました。そこで見付けたのが、映画監督で舞台演出家のクリストフ・シュリンゲンジーフ。彼の映画を観て、ピンと来ました。私の根底にあるアングラの血が騒いだというか、とにかく絶対に彼と仕事をしたい! そう思うようになったんです。

35歳で、海外初挑戦

そんな時、新国立劇場で出演した『羅生門』の演出家・渡辺和子さんがベルリンでの仕事を控えていて、そこに出演する機会に恵まれたんです。1カ月のベルリン滞在中、口を開けば「クリストフ・シュリンゲンジーフをご存知ですか? 彼に会いたいんです!」と、ラブコール。同じベルリンにいるのなら、会わずに帰れないという気持ちでした。

その熱意が奏功し、共演者がシュリンゲンジーフ氏のアシスタントをしている友人を紹介してくれると、事態は急展開。同氏のオーディションを受け、夢にまで見た演出家から、「一緒に仕事をしよう」とオファーを受ける。

これは運命だって思いました。その時点で、35歳。でも当時、彼と仕事をすることが私の夢だったんです。東京での仕事を全部白紙にして、「ドイツに行くのでできません」って。本当に迷惑をかけたと思います。最初は皆、唖然としてましたけど、事務所の社長も「謝って許されるところには全部謝って、頑張ってきなさい」って温かく送り出してくれました。私ね、海外に行ってみたいなと思っている方には、何歳からでも遅くないのよって伝えたい……。

『Der Abend aller Tage(地球最後の日)』 © David Baltzer
『Der Abend aller Tage(地球最後の日)』

ドイツ人の、ドイツ人による、ドイツ人のための劇場での苦悩

シュリンゲンジーフ氏との最初の仕事は、1カ月半の間に16の劇場を巡るツアー。その間、劇場で出会った観客や関係者の中に、アジア人が1人もいないことに気が付いた。

だったら私にも、チャンスがあるかもって思ったんです。街の中では東洋人も珍しくないのに、劇場の中には東洋人がいない。そこに私が存在すること、それ自体が新しく、それ自体が前衛なのではないか、そんな気がしてきたんです。クリストフも、これからも一緒にやろうって言ってくれたし、ちょうどそのとき、クリストフのツアーのスタッフと結婚しようと、そういうことにもなっていて……。それで、クリストフと一緒に仕事をしながら、ドイツで役者としてやっていこう、そんな風に夢見ちゃったんですよ。

しかし、2001年に本格的にドイツへ拠点を移した原さんを待ち受けていたのは、「暗黒の時代」だった。「きっと原サチコという俳優の需要があるはず」という期待は裏切られ、全く仕事が来ない。子どもが生まれたことから、子育てに奮闘する日々。

クリストフは私を受け入れてくれたけど、ほかの演出家、劇場は、外国人を受け入れる感じじゃない。入り込む隙間が見えなかったんです。そのうち、主婦として家に落ち着いてしまったら、もう役者として復活できないんじゃないかと不安でした。ベルリンに来て、俳優が有り余っている現実を目の当たりにしたショックも大きかったです。

限られたチャンスを掴み、精一杯演じる中で、原サチコという役者の魅力を引き出す、新たな演出家との出会いがあった。ニコラス・シュテーマンその人だ。ハノーファー州立劇場で彼が演出する「三文オペラ」でポリー役を射止めたのだ。この三文オペラは、結局足掛け10年演じる当たり役となる。

『Die Dreigroschenoper(三文オペラ)』
『Die Dreigroschenoper(三文オペラ)』 

ウィーンのブルク劇場で開花

徐々に脚光を浴び始めた原さんだったが、2004年には離婚を決意。息子と2人の生活を支える必要に迫られた。そんな彼女を救ったのが、シュリンゲンジーフとシュテーマン、2人の演出家だった。彼らが新作を予定していたウィーン・ブルク劇場に専属俳優として推薦してくれたのだ。

ドイツ語も流暢じゃないし、まずはお試しで1年だけという契約。でも、私にしたら、ここで何年かは働かせてもらわなくちゃ生活できないわけですから、そりゃもう毎作、命懸けでやりました。

すると、彼女を推薦した2人以外からも次々と声が掛かるように。結局、ウィーンで5年を過ごし、合計16作品に出演した。

途切れることなく、色々な作品に出させていただきました。稽古が忙しくて、初日の公演の打ち上げでも、「明日稽古だから、あんまり飲めないんだよね」なんて。ベルリン時代に夢見ていたセリフです(笑)。

ここでも、出会いに恵まれた。中でも演出家ルネ・ポレシュは、原さんの外国人としての内面の葛藤をもとにセリフを紡いだ。演じることを越えた、本音を舞台で発する機会を得て、原さんはドイツの舞台に立つ自分自身と、もう一度向き合うことができたという。

日本とドイツを繋ぐ伝書鳩として

『Kein Licht(光のない)』
『Kein Licht(光のない)』 

2009年、ウィーン・ブルク劇場のインテンダント交替に伴い、原さんもウィーンを去ることとなった。再びドイツで挑戦したいという想いを抱いていた彼女が次に掴んだのは、ハノーファー州立劇場の専属俳優の座。ハノーファーに新任するインテンダントが、息子の幼稚園の父兄仲間だったというから、原さんの人脈には脱帽する。

ハノーファーと広島が姉妹都市なんですが、これがなかなか知られていなくて、しかも、まだ人は住んでいるの? なんて聞いてくるんですよ。まずはハノーファーで広島の演劇作品をやろうと、井上ひさしさんの「少年口伝隊1945」をドイツ人と共同翻訳して上演しました。でも、それだけでは不十分、今の広島の姿も伝えなくてはと、2010年から始めたのが、「ヒロシマ・サロン」というイベントです。2011年3月11日の東日本大震災以降は、どうしても福島のことに興味が向きましたので、内容を変更し、私も福島に住む人の声を聞きに取材に行きました。

ヒロシマ・サロンを始めたことで、ドイツにいる日本人として、やるべきことを見付けました。やらなくてもいいかもしれないんですけどね。ただ、日本で今、何が起きてるのかを、伝書鳩のように伝えたい。問題意識のある方々だけじゃなく、コスプレやマンガを通して日本を好きになってくれた若い人たちにも、一緒に考えてほしいなという想いでサロンを開いています。

信念を持って

原さんが、ドイツに拠点を移すことを決意した頃に描いていた目標は、ほぼ達成したのではないだろうか?

お芝居ができている、しかも毎作私のことを面白く、効果的に使ってくれる演出家と仕事ができていることはありがたいですね。ただ、2010年8月21日、クリストフが肺がんで亡くなったんです。あれほど偉大な前衛芸術家には私の人生で、あと1人会えるかどうか。もっともっと彼と一緒に色々なこと、やりたかったな。でも、私が生きている限りは、思いっきり前衛(演劇)をやろう。今までの常識に囚われないで、自分をめいっぱい使ってやろうって思っています。夢の実現に大切なことは、信念を持つこと。そして、それを言葉に出すことだと思います。

最後に、野暮な質問とは思いつつ聞いてみた。「生活のためにほかの仕事をしようと思ったことはないんですか?」原さんは、「ほかに、何もできないんです」と困った顔をした。女であることと同じくらい、運命的に「女優」なんだと感じた。「舞台での存在自体が前衛」、と自分の役を遮二無二演じる。そんな彼女の舞台を観に、私たち日本人がドイツの劇場に足を踏み入れたら、彼女の目指す前衛作品の一部になれそうな気がする。


Information

DIE TROERINNEN(トロイアの女たち)
2013年1月11日(金)から 不定期公演

ギリシャ三大悲劇詩人の1人、エウリピデスの代表作と言われる「トロイアの女たち」。国家単位の戦争に人生を翻弄されるトロイアの女のうちの1人を原さんが演じる。

GABE / GIFT(ギフト)
2013年3月7日(木)から 不定期公演

Der Abend aller Tage(地球最後の日)
出演中。公演は不定期。

SCHAUSPIEL KÖLN
IN DER EXPO XXI Gladbacher Wall 5, 50670 Köln
TEL: 0221-221 28400
www.schauspielkoeln.de

ハノーファー州立劇場でも『Der Silbersee(ジルバー湖)』、『Kollateralschlager』に出演中。

最終更新 Montag, 15 Juli 2019 11:44
 

建築家ペーター・クルカ氏 インタビュー

新春号 仏・英・独 3国特集 街並みに新たな息吹をもたらす建築家にインタビュー

ペーター・クルカ - 建築は「第3の肌」。長い人生をその中で生きるのだから

建築家ペーター・クルカ氏 インタビュー 日本人が憧れを抱く、ドイツを含む欧州各国の古い街並み。
だが、その風景も 日々変化している。
そこで本誌新春号では、ドイツ、英国、フランスの
街並みに新たな息吹を吹き込む建築物を
生み出した建築家にインタビュー。
ドイツからは東西統一後、芸術と文化の都ドレスデンの
都市再生の一翼を担ってきた現代建築家
ペーター・クルカ氏に話をうかがった。

Peter Kulka ペーター・クルカ
1937年7月20日、ドレスデン生まれ。建築工学の職業訓練を積んだ後、59~64年にベルリン・ヴァンゼーの造形美術大学で建築学を学ぶ。ドイツ民主共和国(DDR)時代の65年にケルンへ亡命し、69年に建築事務所を設立。東西ドイツ統一後、91年にドレスデンにも事務所を構える。86~92年、アーヘン工科大学建築学部教授。2004年、ノルトライン=ヴェストファーレン州メシェデにあるケーニッヒスミュンスター修道院のゲストハウス「Haus der Stille(静寂の家)」で同州建築賞受賞。そのほかの代表作に、ザクセン州議会やドレスデン・レジデンツ城の一部の再建・修復、ベルリン・コンツェルトハウスの室内楽ホールなど多数。 www.peterkulka.de

現代建築における修復とは、新たな絵を生み出すこと

あなたが手掛けた文化財修復・再建の代表例に、ドレスデン・レジデンツ城中庭の、アーチ型をいくつか組み合わせたクッションのようなドーム屋根が挙げられると思います。新旧の建築様式を融合させる目的で、現代建築においては典型的なガラスの屋根を歴史的建築物に被せたのでしょうか。

ここで使用した素材はガラスではなく、「メンブラン」と呼ばれる人工フィルムです。曲がりやすい素材で、正方形に見えますが、直線やエッジはなく、通常ガラス建築に使われる剛性スチール・フレームも一切使っていません。当初はガラスではなくプラスチックを使うなんて……という非難の声も上がりました。昨今はこのような建築にガラスを使うことが通例ですが、ガラスを曲げるには大変な費用が掛かります。そもそも、ただでさえ不均衡な造りの城の中庭に、人々を雨風から守る丈夫な屋根を被せることは並大抵の作業ではありません。しかも、それが完成するか否かの頃に、当時、米大統領に就任したばかりのオバマ氏とメルケル独首相がこの場所で会見することになったのです。もう、こうなったら現代建築がどうこう言っている場合ではない!とにかく屋根を城に合わせて作らなければと思いました。

ドレスデン・レジデンツ城
2010年、ドレスデン・レジデンツ城の中庭に加わったドーム型の屋根

古い建物の修復・再建においては「何を残し、何を新しくするか」という点が課題になると思います。設計の際にはその点をどのように判断していますか。

レジデンツ城の中庭の展示部屋を再建するに当たって、城の地下に眠っていた貴重なコレクションの見せ方についての議論がなされました。ザクセン選帝侯モーリッツ公が権力誇示のためにイタリア人画家を呼んで描かせた絵はすべて戦中に焼失してしまいましたが、文化財保護の提唱者らは原画に似せた絵を描こうとしました。私はこういうやり方には反対です。そんなものは歴史の偽装でしょう。観る人はそれが本当に存在したのだと誤解してしまう。一度壊れてしまったものを元の状態よりも良く復活させることなんて無理なのです。  

一方、私はもともと絵が描かれていた展示スペースの天井にアーチを掛け、左右の壁にガラスのショーケースを並べて、その中に金張りの騎士のモデルなどの展示品を入れる案を思い付きました。中世の馬術競技場のような空間を演出したかったのです。城本体のドーム屋根の景観を損なわずに展示品に照明を当てるために、現代のハイテクを駆使しましたよ。  

そうすることで、現代建築という手法によって邪魔されることなく、もう何百年も前に消滅した神秘的な空間がよみがえりました。現代建築における修復というのは、かつて飾られていた絵を復刻して飾るのではなく、現代的な素材と手法で新たに美しい絵を生み出すことなのです。

レジデンツ城内部の展示スペース
レジデンツ城内部の展示スペース。
ザクセン王国の秘宝が現代建築の空間で息を吹き返した

建物を美しく修復・再建することが、都市再生の鍵と言えるのでしょうか。

もちろん、何かを建てる際には、外見の美しさやバランス、周囲との調和といった概念が重要になります。ただ、そうした美しさに関わるもの以外の要素を排除することもできない。醜さの力というものもあるのです。例えばロンドンや東京などの世界都市は、建築的に整った美しい都市とはとても言えないにもかかわらず、人々を魅了し続けていますよね。  

芸術作品として1つの都市を作り上げることは不可能です。美しい街区を作って奇麗な柵で囲うことはできますが、その外側には新たなスラムが形成されてしまいます。街全体を1つの作品として完成させようとすると、必ず見逃し、放置される部分が出てくるのです。美しい都市というのは、多くの人々の様々な貢献、功績の積み重ねによって成り立つ、混沌としたものです。その中で暮らしながら、人は本当に欲しいものが何かを考え、世代を超えて実現していくのだと思います。

ドレスデンは戦後、DDRという独裁政権下に置かれたにもかかわらず、その後見事な復興を遂げました。何が街の復興を支えたのでしょうか。

私が子どもの頃、この街で目の当たりにした破壊の様子は、今も心に深く刻まれています。破壊される以前の美しい街並みや発展の様子を知っていましたからね。戦後、この街は大きく変わりました。過去の封建制を想起させるもの、資本主義的なものを敵視していたDDRは、「社会主義の未来のために!」と称して戦禍を免れたものまですべて取っ払い、全く新たな都市を造ろうとしました。そして、中世から発展してきた小さな道や林道を取り壊し、無理やり広い道を敷いたのです。  

しかし、都市計画はそれほど簡単ではありません。東西ドイツ再統一後、このような無造作な都市計画から取り残され劣化していく建物や、そのほかの失われたものとどう向き合うかという問題が生じました。平和革命や西側の影響で人々は自発的に問題提起をし、都市計画について議論できるようになったのです。私たち建築家もその流れを把握するようになりました。

大きなプロジェクトにおいて、民意を汲むというのは難しいのではないでしょうか。

現在、私が取り組んでいるプロジェクトの1つに、ブランデンブルク州議会議事堂があります。これはプロイセン時代の建築家ゲオルク・ヴェンツェラウス・フォン・クノーベルスドルフが建てたポツダムの城を再建し、その中に州議会の会議場を置くというものです。このプロジェクトのコンペの最中、当時の城に思い入れのある人々や政治家の意見が対立し、議論が中断したことがあります。  

複数の当事者が様々な意見を持つ民主主義社会では、特に歴史的な場所に新たに何かを建てたり、再建することは大変な困難を伴います。大げさに言えば、「王を復活させたい!」と主張する人もいるわけですから。現代建築家は、こういった場面で戦わなければならないのです。

ブランデンブルク州議会議事堂
格調高い城の中に、省エネ対策を施したモダンな会議場が入る
ブランデンブルク州議会議事堂は今年完成予定

政治的な要因が建築計画に影響することはありますか。

ザクセン州議会の建設に当たって、私は本会議場をエルベ川沿いに設置したのですが、ボンでドイツ連邦共和国(BRD)の連邦議会議事堂を手掛けた建築家ギュンター・ベーニッシュがこれを見て私に言いました。「君は何てことをしてくれたんだ!私がずっとやりたいと思いながらできなかったことをやってのけるなんて!」と。彼は、連邦議会議事堂の本会議場を川沿いに置いたところ、首相がその目の前に事務局の建物を建ててしまったのです。  

過去の世代が欲してできなかったことを、次の世代が実現するというのが世の常だと思います。それが誰の功績であるかは関係ない。突然機が熟して実現する、そしてまた変化が求められるのです。

街の復興に際しての建築家の役割をどう捉えていますか。

各都市の発展、社会の変化を無視して建築を語ることはできません。その意味で、私たち建築家は社会の奉仕者と言えます。政治家に言われるがまま任務を受けているようでは駄目。ときに政治に批判的に、ときにその方向性を後押しするような形で、社会の声を代表しながら建てていかなければ。  

私はアーヘン工科大学の講義で、いつも学生たちに言っていました。「社会という枠組みの中で建てなさい」と。建築家と聞くと、天才だと崇める人がいますが、建築家だって間違いをすることはあります。神ではありませんからね。私は、建築とは長い道だと考えています。険しいけれど、進まなければならない道。社会は様々な問題を抱えていますが、その中から学び、できることを実行に移す。失敗しても成功しても、そこから何かしらを得て先へ進む。そうして道は続いていくのです。

建物のコンセプト策定で大事にしていることは何ですか。

ブランデンブルク州議会議事堂となる城の再建に際し、条件の1つに「省エネ建築」がありました。しかし、当時城を建てたクノーベルスドルフの設計図には、もちろん省エネ対策なんて組み込まれていません。つまり、省エネ対策は城を全く新たに建てることによってのみ可能なのです。一方、ドレスデンのレジデンツ城の屋根は、建物が残っている状態での取り付けでしたので、既存のものに合わせたコンセプトが必要でした。 

つまり、同じ城が2つとないように、同じ課題は2つとありません。建築の基本は、建物が建つ場所、用途、利用対象者を考えること。それらを土台にコンセプトを決め、後はそれを可能な限り実現させていくだけです。

シンプルな素材で建物に息を吹き込み、意味を持たせる

過去のあなたの作品は、すっきりとした外観が目立ちますね。

高価な建材を使って美しさを追求した建築の中には、結果的に何の意味もなしていないものがありますが、私にとってそれは悪趣味でしかありません。美しさ自体が目的と化してしまっては建築家にとって致命的です。むしろシンプルな素材でシンプルな建物に息を吹き込み、意味を持たせること、シンプルな手段で広い空間を作るというのが私のやり方です。現代人は聴覚的にも視覚的にも、逃れられない騒音の中で生きていますから、ストレスを軽減できる静かな場所が必要ですよね。  

もっとも、電気・通信ケーブルやスイッチなどもどこかへ設置しなければならず、今の世の中ではそれらは増える一方なので、実はこれが最大の難点でもあります。そこで、問題解決のヒントとなるのが「削減」という考え方、つまり極力無駄を省くということです。これは単純なことに思えるかもしれませんが、待っているだけでは実現しませんから、削減を積極的に求め、促進していく必要があります。ときには無駄を省く行為が、ほかの誰かを挑発することになったとしてもね。

メシェデの修道院内
メシェデの修道院内。ガラスとコンクリートから成る建物は、
周囲の自然に溶け込み、静寂を生み出している

将来は、どのような建築物を手掛けたいと思っていますか。

その質問に答えるには、もう時期が遅すぎますよ。私が初めてコンペに勝ったのは30歳のときです。その後、修道院も、学校も、もう大方の建物は建てました。私が草案を提出し、どんな結果に転ぶかを待つ。コンペで勝ち取った仕事が、やりがいのあるプロジェクトであれば嬉しい。過去20年はそんなことを繰り返していて、「さて、次は何を建てようか」などと考えたことはありません。  

ただ唯一、今でも建てたかったなと思うのは、ケムニッツの陸上競技場です。東西統一直後の時期に草案したもので、実現はしませんでしたが、後のスタジアム建設に着想を与えたプロジェクトとして、今ではあらゆるスタジアム・ガイドブックにも載っているほどなんですよ。

建築家として、今の社会に何を望みますか。

衣服が人間の「第2の肌」なら、建築は「第3の肌」です。これから生まれる人は皆、長い人生をその中で生きていくわけですから。社会や人々には、もっとこの「第3の肌」に興味を持ち、建築文化を発展させていってほしいと思います。ドイツは高度に発達した民主主義国家ではありますが、本当の意味での現代建築の文化は未成熟です。人々は買い物をし、より良いサービスを求め、贅沢をして……と、消費にしか目が行っていない。しかし、すべてを手に入れる必要などあるのでしょうか。城だって、要らないですよね。少なくとも私は欲しくない(笑)。


最終更新 Montag, 15 Juli 2019 14:18
 

ドイツお土産マップ - 押さえておきたい!各地の名物&特産品

ドイツお土産マップ 押さえておきたい!各地の名物&特産品

ドイツおみやげマップ日本人の贈答習慣のうち、もっとも頻繁に行われるのが
旅行のお土産なのだとか。
もはや、お土産なしに旅は終わらない。
海外在住者であれば、日本への帰国に際して、
または日本からゲストを迎える際に、
ドイツらしいお土産について頻繁に頭を悩ませることでしょう。
今回は、定番のものを中心に、
地域に根差したお土産を集めてみました。
(編集部:高橋 萌)

1. ベルリン

アンペルマンAMPELMANN

旧東独生まれのアンペルマンは、日本でも人気。実用的なアイテムが豊富で、女性にも男性にも喜ばれそう。 ampelmannshop.com


ベルリンモチーフのデザイン雑貨

デザイン雑貨テレビ塔やブランデンブルク門、ベルリーナーベアなどが、デザイナーのアイデアでもっと素敵に。
www.boxoffberlin.de

カリーヴルスト博物館グッズ

カリーヴルストのベルリン名物カリーブルスト、実物は日本に買って帰れないけれど、カリーヴルストのグッズならどうでしょう?
www.currywurstmuseum-shop.de

4. ボーフム

ガラスキャニスターWECK
ガラスキャニスター

イチゴがトレードマークのWECK社製のガラス容器は、においが残らず、お手入れ簡単で使い勝手も◎。 www.einkochzeit.de
大人数向けのお土産なら、スーパーマーケットやドラッグストアへ。日本だと倍以上の値がつくHariboやMilkaなどのお菓子、Dr.HauschkaやWELEDAなどのオーガニック・コスメ、クナイプの入浴剤をお手頃価格でゲット!

6. デュッセルドルフ

レーヴェンゼンフレーヴェンゼンフ

ドイツ最大のマスタードメーカーで、100年以上の歴史を誇るレーヴェンゼンフ。味のバリエーションも豊富。 www.loewensenf-senfladen.de

レーヴェンゼンフフェルト雑貨

フェルト雑貨ブランド「HEY-SIGN」や「Daff」はデザイン性と耐久性を兼ね備えた優れもの。
www.hey-sign.de
www.daff.co
www.filz-cut.de
老舗菓子店ハイネマンのシャンパントリュフやバウムクーヘンも人気のお土産

9. ニュルンベルク

レープクーヘンレープクーヘン

ニュルンベルクはレープクーヘン発祥の地。お土産探しには、職人広場(Handwerkerhof)をめぐるのも楽しい。 ww2.lebkuchen-schmidt.com www.handwerkerhof.de

11. バート・ライヒェンハル

バート・ライヒェンハルの 塩バート・ライヒェンハルの

ドイツアルプスの麓の町バート・ライヒェンハルで製塩された岩塩。スーパーマーケットでも購入可能。
www.bad-reichenhaller.de

12. ハイデルベルク

ナチュラル・コスメナチュラル・コスメ

ハイデルベルクには石けんブランドの老舗KLARがあるほか、子ども用自然派コスメHeidelberger Naturkosmetikはパッケージもかわいく、注目の品。
http://klarseifen.de
www.heidelberger-naturkosmetik.de

13. 黒い森

Monkey47Monkey47

47種類の果物や植物を使って蒸留したドイツ産ドライ・ジン。原料の3分の1は黒い森で採れる。ワイルドな柑橘系の風味。
www.monkey47.com

鳩時計鳩時計
(Kuckucksuhren)

黒い森の農家の冬の収入を支えたという鳩時計。職人の手彫りによる伝統的なものからモダンなデザインまで、種類は豊富。
www.schwarzwalduhr.de www.schwarzwald-bohne.de

16. リューベック

NIEDEREGGERのマジパン

NIEDEREGGERのマジパンマジパンの町リューベックの歴史は16世紀にまでさかのぼる。当地では原料に厳格なルールを設け、品質を保っている。 www.niederegger.de

18. フランクフルト

りんご酒とあれこれ

りんご酒フランクフルト名物りんご酒用の陶器のピッチャー(Bembel)やダイヤ模様の切子グラス(Geripptes)を記念に。
www.keramik-maurer.de
www.beeindruckt.com

ベートメンヒェン

ベートメンヒェンフランクフルトならではのクリスマスのお菓子。丸めたマジパンにアーモンドが3枚飾られている。
www.konditorei-hollhorst.de

21. プラウエン

プラウエンレースPlauener Spitzen

チェコとの国境にある、伝統的にレース工芸が盛んな地で、「プラウエンレース」の名称は品質を保証するとも。
www.plauener-spitze-r.de

www.spitzenstuebl.de
Tourist Informationはお土産の宝庫。今の時期なら、クリスマスマーケットで温かみのあるハンドメイドの品を探してみて!

23. マイセン

マイセンMEISSEN磁器

300年以上の歴史を誇るマイセンの磁器は、お土産というより、大切な人への特別な贈り物にぴったりの最高級品。 www.meissen.com

2. シュプレーヴァルト

Spreewaldgurkenのピクルス

Spreewaldgurkenのピクルスユネスコにより生物生息圏保護区に指定されているシュプレーの森。ここのピクルスは、ドイツではかなり有名。 www.spreewald-praesente.de
オストフリースラント地方は紅茶で有名。Ostfriesenteeというブレンドを探してみて

3. ルール地方

Ruhrpott Salz

Ruhrpott Salz炭鉱で栄えたルール地方の歴史を彷彿させる真っ黒な塩はもちろん国産、バート・エッセン地域のもの。魚料理やサラダに合わせて。 www.ruhrgebietsladen.de
サッカーチームがある地域なら、ファンショップも要チェック。日本人選手関連のお土産も、サッカー好きには喜ばれそう

5. ゾーリンゲン

ゾーリンゲン

刃物

中世の頃から刃物の町として名を馳せてきたゾーリンゲンの職人による包丁やハサミ、毛抜きは一生もののアイテムに。
http://shop-de.zwilling.com
www.windmuehlenmesser.de

7. ケルン

ケルンの大聖堂グッズケルンの大聖堂グッズ

ケルンのシンボルと言えば、世界遺産に指定されている大聖堂「Dom」。Domのデザインはお土産の定番。 www.domedition.de

47114711

ケルンの水、つまり「オーデコロン」発祥の地である、グロッケンガッセ4711番地の名を冠した芳香水。 http://shop.4711.com

8. アーヘン

プリンテンプリンテン

クリスマス菓子の定番、レープクーヘンの元となったのが、アーヘンのプリンテン。香辛料がたっぷり入った焼き菓子。
www.nobis-printen.de
www.printen.de

10. バイエルン地方

ビールジョッキビールジョッキ

ビール王国のお土産の代表格。蓋付き、陶器、ガラス製など、ビールジョッキ(Bierkrug)の種類は豊富。

民族衣装

民族衣装レダーホーゼンやディアンドルなど、バイエルン地方ならではの民族衣装。お土産には小物から取り入れてみて。
www.bavariashop.com
www.bayerisch-schenken.de

DallmayrDallmayr

創業から300年以上、バイエルン王室御用達の最高品質を守り続けている老舗ダルマイヤーのコーヒー。
www.dallmayr.de
ミュンヘンのBMWミュージアムや、シュトゥットガルトのメルセデスミュージアムのショップなど有名な自動車メーカーのグッズもお勧め

14. ギーンゲン

SteiffSteiff

テディ・ベアで有名なシュタイフの生みの親マルガレーテが生まれた町。ここにはショップのほか、ミュージアムもある。
www.steiff.com

15. シュトゥットガルト

STUTTGOODSTUTTGOOD

大手コーヒーメーカーHochlandが拠点を構えるシュトゥットガルトで、街のシンボルをモチーフにあしらったグッズを展開中。
www.stuttgood.de
www.hochland-kaffee.de

17. ハンブルク

Ahoi Marieの雑貨

Ahoi Marieの雑貨港街ハンブルクの雰囲気にぴったりのイラストが施された食器や文具。白と青を基調としたシンプルなデザインが魅力。 www.ahoi-marie.de

19. エルツ山地

木工芸品

木工芸品木彫り細工で有名なエルツ山地には、クリスマスピラミッドや、くるみ割り人形、煙だし人形など、愛らしい工芸品がいっぱい。 www.wendt-kuehn.de

20. ドレスデン

クリストシュトレン

クリストシュトレン100年以上も同じレシピで作られているドレスデンのクリストシュトレンは、国内最高峰の味と言われている。
www.dresdnerstollen.de www.stollen-aus-dresden.de

22. ラウジッツ地方

ブンツラウアーブンツラウアーの
陶器

現ポーランド領ボレスワヴィエツ(独ブンツラウ)発祥。独特な模様と丸みのあるフォルムが愛らしい陶器。 www.bunzlauerkeramikheise.de www.bunzlauergrosshandel.de

24. ハルツ山地

ブロッケン山の魔女ブロッケン山の魔女

ハルツ山地の最高峰であるブロッケン山には魔女が集う。この地方では魔女のデザインのお土産を。 www.harzspezialitaeten
.de

www.harzplus.de

最終更新 Dienstag, 18 Juni 2019 14:33
 

ドイツのクリスマスマーケット2012 後編

クリスマスマーケット2012

「ジジジ」と目覚ましが鳴る。真っ暗な中で目を覚ますと、
ドイツの冬の到来を否応なしに実感する。
当地の冬は、寒さはもとより暗闇がなかなか堪える。
そんな冬の暗さを 明るく照らすのが、クリスマスマーケットという存在。
吐く息の白ささえ、雰囲気を盛り上げる一助となり、
「寒いね」と語らう言葉には笑顔が寄り添う。
そんな冬の幸せな風景が、クリスマスマーケットの開店とともに
あなたの街にもやって来る。 (編集部:高橋 萌)

2012年クリスマスカレンダー

12月2日(日):第1アドヴェント(1. Advent)

クリスマス準備期間の始まり。日曜の朝、アドヴェンツクランツの1本目のロウソクに火を点け、クリスマスまでのカウントダウンを開始する。12月1日~24日まで、毎日1つずつ小さなプレゼントをもらえるアドヴェントカレンダーも家に飾られる。

12月6日(木):聖ニコラウスの日(Nikolaustag)

紀元270年頃、貧しい者たちに施しを与えたとされる聖人ニコラウスの日。ニコラウスの行いにちなみ、ドイツではこの日、子どもたちにプレゼントが贈られる。地域によっては、ニコラウスが黒い衣装を着たクネヒト・ループレヒト(Knecht Ruprecht)を伴って子ども達の前に現れ、良い子にはプレゼントを、悪い子にはクネヒト・ループレヒトからのお仕置きがあるという。サンタクロースのモデルとなった人物とも言われている。

12月9日(日):第2アドヴェント(2. Advent)
12月16日(日):第3アドヴェント(3. Advent)
12月23日(日):第4アドヴェント(4. Advent)

それぞれの日曜の朝、アドヴェンツクランツの2、3、4本目のロウソクを灯す。

12月24日(月):クリスマス・イヴ(Heiliger Abend)

クリスマス前夜。各家庭でクリスマスツリーを仕上げ、木の下にプレゼントを置く。包みを開けるのは、夕食の後。お昼、または夕方以降の時間帯は、交通機関の運行に変更がある地域もある。

12月25日(火):第1クリスマス(1. Weihnachtstag)
12月26日(水):第2クリスマス(2. Weihnachtstag)

イエス・キリストの誕生を祝う祭。ドイツのクリスマスの祝日は2日にわたり、家族とともに過ごすのが一般的。この期間、通常の祝日よりも交通機関の運休が多い地域もあるのでご注意を。

2013年1月6日(日):三王来朝(Heilige Drei Könige)

星に導かれて、東方の三博士がキリストの誕生を祝いに来た日。クリスマス・シーズンが終わるとされ、この日にクリスマスツリーを片付ける。ケルン大聖堂には、三博士のものとされる聖遺物が納められた黄金の棺が置かれている。


ベルリン

Berlin

ベルリン ポツダム広場のウィンター・ワールド
Winterwelt am Potsdamer Platz

オープン: 2012年11月19日(月)10:00~22:00
クローズ: 2012年12月26日(水)10:00~22:00
場所: Potsdamer Platz
時間: 10:00~22:00、12月24日10:00~16:00、11月25日は休み
www.winterwelt-berlin.de

Berlin

ベルリンで最も美しい広場、ジャンダルメンマルクト
Weihnachtszauber auf dem Gendarmenmarkt

オープン: 2012年11月26日(月)11:00~22:00
クローズ: 2012年12月31日(月)11:00~22:00
場所: Gendarmenmarkt 時間: 11:00~22:00
入場: 特設舞台でのプログラム観覧のための入場1ユーロ
www.gendarmenmarktberlin.de

小さいけど、心温まる期間限定のマーケット
Weihnachtsmarkt auf Lehmanns Bauernhof

オープン: 2012年12月7日(金)14:00~20:00
クローズ: 2012年12月9日(日)10:00~20:00
場所: Alt-Marienfelde 35, 12277 Berlin
時間: 10:00~22:00
www.weihnachteninberlin.de

シュパンダウの旧市街
Spandauer Weihnachtsmarkt

オープン: 2012年12月26日(月)11:00~22:00
クローズ: 2012年12月23日(日)11:00~22:00
場所: Altstadt Spandau
時間: 11:00~22:00
www.tourist-information-spandau.de

ミュンヘン


München

ハンドメイドの作品が並ぶ
Schwabinger Weihnachtsmarkt

オープン: 2012年11月30日(金)18:00~20:30
クローズ: 2012年12月24日(月)11:00~14:00
場所: Münchner Freiheit
時間: 12:00~20:30、土日11:00~20:30
www.schwabingerweihnachtsmarkt.de

レジデンツ内のマーケット
Das Weihnachtsdorf im Kaiserhof der Residenz München

オープン: 2012年11月26日(月)15:00~21:00
クローズ: 2012年12月23日(日)11:00~21:00
場所: Odeonsplatz
時間: 11:00~21:00
www.dasweihnachtsdorf.de

中世のクリスマスマーケット
Münchner Adventsspektakel und Mittelaltermarkt

オープン: 2012年11月26日(月)11:00~20:00
クローズ: 2012年12月23日(日)11:00~20:00
場所: Wittelsbacherplatz
時間: 11:00~21:00
www.mittelaltermarkt-muenchen.de

ローテンブルク


Rothenburg

Rothenburg

ロマンチック街道のハイライト
Weihnachtsmarkt-Reiterlesmarkt-
Rothenburg ob der Tauber

オープン: 2012年11月30日(金)11:00~20:00
クローズ: 2012年12月23日(日)11:00~19:00
場所: Altstadt
時間: 11:00~19:00、金土11:00~20:00
www.reiterlesmarkt.com

ディンケルスビュール


Dinkelsbühl

シュピタールホーフで開催されるマーケット
Dinkelsbühler Weihnachtsmarkt

オープン: 2012年11月29日(木)14:00~20:00
クローズ: 2012年12月23日(日)11:00~20:00
場所: Spitalhof, Dr.-Martin-Luther-Str. 6, 91550 Dinkelsbühl
時間: 14:00~20:00、土日11:00~20:00
www.dinkelsbuehl.de

コーブルク


Coburg

家族で楽しめる
Coburger Weihnachtsland

オープン: 2012年11月30日(金)11:00~20:00
クローズ: 2012年12月23日(日)11:00~20:00
場所: Marktplatz
時間: 11:00~20:00
www.coburger-weihnachtsland.de

ヴュルツブルク


Würzburg

18世紀からの歴史あるマーケット
Würzburger Weihnachtsmarkt

オープン: 2012年11月27日(火)10:00~20:30
クローズ: 2012年12月23日(日)11:00~20:30
場所: Altstadt
時間: 10:00~20:30、日11:00~20:30
www.wuerzburg.de

キーム湖


Chiemsee

キーム湖に浮かぶ島のメルヘンなマーケット
Christkindlmarkt auf der Fraueninsel

オープン: 2012年11月30日(金)12:00~19:00
クローズ: 2012年12月9日(日)12:00~19:00
場所: Fraueninsel
時間: 11月30日(金)~12月2日(日)、12月7日(金)~12月9日(日) 12:00~19:00
www.christkindlmarkt-fraueninsel.de

トリーア


Trier

古代ローマ遺跡の街のマーケット
33. Trierer Weihnachtsmarkt

オープン: 2012年11月26日(月)10:30~20:30
クローズ: 2012年12月23日(日)11:00~20:30
場所: Hauptmarkt
時間: 10:30~20:30、木~土11:00~21:30、日11:00~20:30
www.trierer-weihnachtsmarkt.de

マインツ


Mainz

1788年から続くロマンチックなマーケット
Mainzer Weihnachtsmarkt

オープン: 2012年11月29日(木)11:00~20:30
クローズ: 2012年12月23日(日)11:00~20:30
場所: am Dom
時間: 11:00~20:30、金土11:00~21:00
www.weihnachtsmarkt-mainz.com

エッセン


Essen

国際色豊かなイルミネーションを楽しむ
Internationaler Weihnachtsmarkt Essen

オープン: 2012年11月22日(火)11:00~21:00
クローズ: 2012年12月23日(日)11:00~21:00
場所: Kardinal-Hengsbach-Platz、Kennedyplatz、Willy-Brandt-Platz、Flachsmarkt、Burgplatz、Marktkirche、Rathenaustraße
時間: 11:00~21:00、金土11:00~22:00
www.weihnachtsmarkt.essen.de

ミュンスター


Münster

旧市街に5つのマーケットが花開く
Münsteraner Weihnachtsmärkte

オープン: 2012年11月26日(月)11:00~20:00
クローズ: 2012年12月23日(日)11:00~20:00
場所: Platz des Westfälischen Friedens (Rathaus-Innenhof)、Lichtermarkt St. Lamberti、Weihnachtsdorf am Kiepenkerl、Giebelhüüskesmarkt、Adventsmarkt am Aegidiimarkt
時間: 11:00~20:00、金土11:00~21:00、12月7日11:00~22:00
www.muenster.de/stadt/weihnachtsmarkt/

メローデ


Langerwehe-Merode

Langerwehe-Merode

NRW州でもっとも美しいとの評価も
Romantischer Weihnachtsmarkt
auf Schloss Merode

オープン: 2012年11月29日(木)14:00~21:00
クローズ: 2012年12月23日(日)12:00~20:00
場所: Schloss Merode
時間: 14:00~21:00、日12:00~20:00
www.weihnachtsmarkt-merode.de

アーヘン


Aachen

Langerwehe-Merode

名物菓子プリンテンの香辛料の香りに誘われて
Aachener Weihnachtsmarkt

オープン: 2012年11月23日(金)11:00~21:00
クローズ: 2012年12月23日(日)18:00~21:00
場所: Rathaus、Dom
時間: 11:00~21:00、日18:00~21:00
www.aachenweihnachtsmarkt.de

ボン


Bonn

ベートーヴェンの町には、上質なものが集まる
Bonner Weihnachtsmarkt

オープン: 2012年11月23日(金)11:00~21:00
クローズ: 2012年12月23日(日)11:00~20:00
場所: Münsterplatz - Bottlerplatz - Friedensplatz - Verbindungsstraßen Vivatsgasse und Windeckstraße - Postraße
時間: 11:00~21:00、飲食店のみ日~木は21:30まで
www.bonnerweihnachtsmarkt.de

コンスタンツ


Konstanz

ボーデン湖に浮かぶマーケット
Weihnachtsmarkt am See

オープン: 2012年11月29日(木)11:00~20:00
クローズ: 2012年12月23日(日)11:00~20:00
場所: Altstadt、船の上
時間: 11:00~20:00、金土11:00~21:30、飲食店のみ21:30まで
www.weihnachtsmarkt-am-see.de

トリベルク


Triberg

黒い森が光に包まれ、見応えのあるショーの連続
Triberger Weihnachtszauber

オープン: 2012年12月25日(火)14:00~21:00
クローズ: 2012年12月30日(日)14:00~21:00
場所: Hauptstraße(駅からのシャトルバスあり)
時間: 14:00~21:00
入場料: 12ユーロ(割引9.50ユーロ)、子ども(8歳まで)無料
www.triberger-weihnachtszauber.com

エスリンゲン


Esslingen

中世の趣を残すカラフルな街並みとマーケット
Esslinger Mittelaltermarkt und Weihnachtsmarkt

オープン: 2012年11月27日(火)17:00~20:30
クローズ: 2012年12月21日(金)11:00~20:30
場所: Marktplatz、Rathausplatz
時間: 11:00~20:30
http://tourist.esslingen.de/servlet/PB/menu/1290650_l1/index.html

ウルム


Ulm

Langerwehe-Merode

世界一高い教会の塔のそばで
Ulmer Weihnachtsmarkt

オープン: 2012年11月26日(月)10:00~20:30
クローズ: 2012年12月22日(土)10:00~20:30
場所: Münsterplatz
時間: 10:00~20:30、日11:00~20:30
www.ulmer-weihnachtsmarkt.de

ハイデルベルク


Heidelberg

旧市街を見渡せるお城でのマーケット
Heidelberger Schlossweihnacht

オープン: 2012年12月6日(木)17:00~21:00
クローズ: 2012年12月18日(火)12:00~21:00
場所: Schloss Heidelberg
時間: 12月6~11日、12月13~18日 木17:00~21:00、金~火12:00~21:00
www.schloss-heidelberg.de

バート・ヴィンプフェン


Bad Wimpfen

週末だけ、木組みの美しい町の小さなマーケット
Altdeutsche Weihnachtsmarkt

オープン: 2012年11月30日(金)14:00~21:00
クローズ: 2012年12月16日(日)11:30~20:00
場所: Marktplatz
時間: 11月30日(金)~12月2日(日)、12月7日(金)~12月9日(日)、
12月14日(金)~12月16日(日) 金14:00~21:00、土11:00~21:00、日11:30~21:00
www.weihnachtsmarkt-badwimpfen.de

ルートヴィヒスブルク


Ludwigsburg

優美なバロック風クリスマス
Barock-Weihnachtsmarkt

オープン: 2012年11月27日(火)11:00~21:00
クローズ: 2012年12月16日(日)11:00~21:00
場所: Marktplatz
時間: 11:00~21:00
www.ludwigsburg.de

ハンブルク


Hamburg

Langerwehe-Merode

市庁舎前の活気溢れるマーケット
Hamburger Weihnachtsmarkt

オープン: 2012年11月26日(月)11:00~21:00
クローズ: 2012年12月23日(日)11:00~22:00
場所: Rathausmarkt
時間: 11:00~21:00、土日11:00~22:00
www.hamburger-weihnachtsmarkt.com

ブラウンシュヴァイク


Braunschweig

ハルツ山地北部、ハインリヒ獅子公が治めた歴史ある町
Braunschweiger Weihnachtsmarkt

オープン: 2012年11月28日(水)10:00~21:00
クローズ: 2012年12月29日(土)10:00~21:00
場所: Burgplatz
時間: 10:00~21:00、日祝11:00~21:00、12月24、25日は休み
www.braunschweig.de/weihnachtsmarkt/

ハノーファー


Hannover

ドイツとフィンランドのクリスマスを楽しめる
Weihnachtsmarkt Hannover

オープン: 2012年11月26日(月)16:00~21:00
クローズ: 2012年12月22日(土)11:00~21:00
場所: Altstadt
時間: 11:00~21:00
www.hannover.de

ゴスラー


Goslar

北ドイツ一の美しさを誇る
Weihnachtswald

オープン: 2012年11月28日(水)10:00~20:00
クローズ: 2012年12月30日(日)11:00~20:00
場所: Marktplatz, Marktkirche
時間: 10:00~20:00、日11:00~20:00
*Weihnachtswaldは22:00まで 12月24日11:00~14:00、12月25、26日12:00~19:00
www.weihnachtswald.de

ブレーメン


Bremen

メルヘン街道の大都市の華やかなマーケット
Bremer Weihnachtsmarkt

オープン: 2012年11月29日(木)10:00~20:30
クローズ: 2012年12月23日(日)11:00~20:30
場所: Bremer Innenstadt
時間: 10:00~20:30、日11:00~20:30
www.bremer-weihnachtsmarkt.de

ツヴィッカウ


Zwickau

エルツ山地の伝統が息づく
Zwickauer Weihnachtsmarkt

オープン: 2012年11月28日(水)10:00~20:00
クローズ: 2012年12月23日(日)11:00~20:00
場所: Hauptmarkt
時間:10:00~20:00、金土10:00~21:00、日11:00~20:00
www.weihnachtsmarkt-zwickau.de

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最終更新 Dienstag, 16 Juli 2019 15:10
 

フォトコンテスト2012 受賞者発表! - フォトギャラリー

受賞者発表!フォトコンテンスト2012 英・独・仏ニュースダイジェスト主催

昨年、英・独・仏の3カ国から多数の写真作品が集まった英・独・仏ニュースダイジェスト主催フォトコンテスト。今年は「私の好きなもの / こと」をテーマに、また数多くの個性的な作品が寄せられました。英・独・仏それぞれの国ならではの景色を切り取ったもの、どこの国にも共通する、身近な人や日常の風景を写し撮ったもの ── 作品の数だけある、千差万別の「好きなもの / こと」を、受賞者、審査員のコメントとともにご覧ください。

*写真をクリックすると拡大します

フォトコンテスト2012

今回、惜しくも受賞を逃したものの、第一次選考において高い支持を得た次点作品をご紹介。

英国 ドイツの次点作品

英国 英国の次点作品

英国 フランスの次点作品


受賞作品をまとめてもう一度


フォトコンテスト受賞者の言葉、審査員総評などはこちら

最終更新 Dienstag, 16 Juli 2019 16:42
 

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