「よく働き、豪快にビールを飲み、
サッカー狂で、オープンカーに乗るのが好き」
──ミュンヘンっ子の特徴を地元の人に尋ねると、こんな答えが返ってきた。
今、バイエルン王国時代の興隆に
負けず劣らずの好景気に沸くミュンヘンでは、
土地の伝統を重んじる姿勢と、
常に新しいものを求める好奇心が上手く調和している。
そんな街だからこそ、「エコ」や「社会性」といった概念への関心も高く、
日常生活の様々な分野に行き渡っているようだ。
世界最大のビール祭り「オクトーバーフェスト」を訪れたならば、
併せて「エコ&社会派」観光はいかが?
(編集部:林 康子)
食品 Lebensmittel
1. 農場直送販売のチェーン店
Herrmannsdorfer Landwerkstätten
農場直送の新鮮な農産物を販売するホフラーデン(農家直 営店)は、ドイツ各地に存在する。その規模を大きくし、チェーン展開をしているのが「Herrmannsdorfer」。ミュンヘン市内と周辺地域にある12軒の店舗には、肉類から乳製品、パン、ビール、コーヒーまで、伝統的な農法に則って作られたビオ食材が並ぶ。食材はすべて、同市の南東約30km の町グロンにある広大な独自の農場とバイエルン州内80の提携農場から直送されたもの。パンやソーセージ、 惣菜、レトルト食品については原材料名をすべて表示したカタログがあり、買う方も安心だ。ヴィクトゥアリエンマルクト店には、腕利きのシェフが同店お勧めの食材を使って作るランチを堪能できるビストロが併設されている。
9:00-18:30 土8:00-16:00 ※日祝休み
Frauenstr. 6, 80469 München
最寄駅: S / U3、6 Marienplatz
Tel: 089-263525
www.herrmannsdorfer.de
2. お茶の効能を大切にする
ティーショップ Tushita Teehaus
木の温もりが感じられる明るい店内の壁面ラックに、日本や中国、インドなど、アジアのお茶や急須、湯のみなどがセンスよく置かれている。東洋医学に精通したザンデーさんが、理論を実践に移したいと考え、オープンしたティーショップ兼サロンは今年で5年目。自然栽培を行っている各地の小規模農家から直接取り寄せているお茶は、約150種類に上る。「お茶は、味はもとより、その効能がより大事」と語るザンデーさんが、天候や体調、ゲストの気分に合わせて飲む べきお茶をアドバイスしている。サロンではお茶と共に、その日の天 候に合わせて1品だけ作られるヴィーガン料理のほか、純植物性の砂 糖を使ったグルテンフリーのケーキやデザートが味わえる。
9:00-20:00 土10:00-20:00 ※日祝休み
Klenzestr. 53, 80469 München
最寄駅:U1、2、7 Fraunhoferstraße
Tel: 089-18975594
http://tushita.eu
3. オンラインショップから始まったヴィーガン専門店
radix – Einkaufsmarkt
ドイツ国内初のヴィーガン専門オンラインショップとして「radix」 が誕生したのは1997年のこと。年々高まっていた「お店があったら……」との声に応える形で2008年、食料品から書籍、コスメ、洗剤、服、靴まで、約5000点のヴィーガン関連商品を扱うお店がオープンした。環境科学者である店長アンドレさんの理想は、営利主義一辺倒から脱却し、健康と環境保護を両軸に据えた持続 可能な消費生活。それを実現すべく、販売品にアレルギー性物質の有無を示すマークを付けるなどの工夫を施している。毎週土曜には、毎回1つの食品を取り上げて試食&説明会を開催。
9:30-20:00 土9:30-16:00 ※日祝休み
Thalkirchner Str. 88, 80337 München
最寄駅:U3、6 Goetheplatz
Tel: 089-12477811
www.radixversand.de
カフェ&レストラン Cafés & Restaurants
4. 健康と地球環境のことを考えた食事を
PAVESI PICNIC.
ミュンヘン有数の人気ストリート、テュルケン通 りにあるビオ・レストラン。オーナーのヘルレさんが、「良い1日は美味しい食事から」というポリシーに則り、アユールヴェーダ料理を中心に「メイン=肉、付け合せ=野菜」のパターンを逆転させた無添加料理を考案、提供している。「世界に通用する料理に近付けたい」と語るヘルレさん。そこに込められているのは、ただ単に一流の味を目指すのではなく、健康や自然環境など、地球全 体にとって最適な食事をできるだけ多くの人々に届けたいという想い。だからこそ、手の込んだ料理もリーズナブルな価格に設定し、テイクアウト用のパッケージも燃やすとエネルギーに変わる素材を使うなど、徹底してエコにこだわっている。
10:00-20:00 土10:00-18:00 ※日祝休み
Türkenstr. 61, 80799 München
最寄駅:U3、6 Universität
Tel: 089-23545045
www.pavesipicnic.de
5. 若者を支援する職業訓練レストラン
Roecklplatz – Das Ausbildungsrestauran
家庭や生活環境に問題を抱えるなど、社会的に不利な立場に置かれている若者たちにとって、職業生活 に入るきっかけを掴むのはとても難しいこと。このレストランは、そんな若者たちに職業訓練の機会を提供することで、彼らの持つ個性や潜在能力を引き出すべく活動するミュンヘンの青年支援団体「hdkj e.V.」と、その主旨に賛同した現オーナーのフォルスターさんが2008年に立ち上げた社会プロジェクトだ。社会教育学者とトレーナーによる指導の下、常時10人の職業訓練生が調理や給仕の仕事に携わっている。高級感溢れる店内、心配りの行き届い たサービス、洗練された創作モダン料理の三重奏がお腹も心も満たしてくれる場所。晴れた日は開放感溢れるテラス席が人気。
17:30-01:00 ※日祝休み
Isartalstr. 26, 80469 München
最寄駅:U3、6 Goetheplatz
Tel: 089-45217129
www.roecklplatz.de
6. ビオ・ビールが飲めるビアガーデン
Biergarten am Muffatwerk
イザール川沿いの一大きなイベント施設 「Muffatwerk」に併設されている、ミュンヘン市内で唯一、エコ認証を受けているビアガーデン。定番のホフブロイハイスやバイ エルン州ノイマルクトのラムズブロイ醸造所 (Lammsbräu)のビオ・ビールをはじめ、コーヒーなどその他のドリンク、そしてサラダやソーセージ、シュニッツェルまで、ビールのお供に欠かせないメニューもオーガニック食材で揃えている。中でもお勧めなのが、1日に何度も入荷してはすぐに売り切れる焼き立ての巨大ブレッツェル。外は香ばしく、中はほわっとやわらかく、思わず頬が緩む絶品だ。天気の良い日は毎日夜遅くまで営業しているので、夏場はイザール川でひと泳ぎしてから喉を潤しに立ち寄る人が多いとか。
12:00~ ※悪天候の日は休み
Zellstr. 4, 81667 München
最寄駅:S Isartor / Rosenheimerplatz
Tel: 089-45875073
www.muffatwerk.de/de/pages/biergarten
ショップ Shops
7. 布おむつクリーニングを提供するベビー用品店
Natur & Kind – Windelservice München
紙おむつの環境への負荷が懸念される中、エコな布おむつが再注目されている。そこに目を付けたのが、このベビー用品店。お店へ出向かなくても、同店のスタッフが自宅まで1週間に一度、使用した布おむつと洗濯された おむつを交換しに来てくれる「布おむつクリーニング・サービス」を行っているのだ。この試みはミュンヘン初。布おむつには購入時に番号が振られるので、ほかの赤ちゃんのものと混同される心配もない。その他、店内にはオーガニックコットン製のベビー服や赤ちゃんの体に有害な物質を一切使っていないベビーカー、おもちゃなど、ここにしかない商品がたくさん。
10:00-19:00 土10:00-16:00 ※日祝休み Plinganserstr. 6, 81369 München
(Am Stemmerhof)
最寄駅:S3、6 Implertraße
Tel: 089-12022897
www.windelservice-muenchen.de
8. ヴィーガン・ファッション
Veganista
ヴィーガニズムを実践できるのは、食事だけじゃない!身に着けるものにも自然・動物保護の観念を取り入れたいと考えたヴィーガン、レーヘル・ゴルトナーさんが昨年オープンしたばかりのコンセプトストアには、流行を抑えつつも、いつの時代も色褪せない、ファッション性の高い服や靴、アクセサリーが揃う。そのほとんどが、厳格なオーガニック・テキスタイル基準であるGOTS の認証を受けたものや、フェアトレードを採用しているのだそう。中には、消防用ホースをリサイクルしたバッグやベルトなど、ユニークなアイテムも。ショッピングの合間や後には、お店の窓際のソファに座って豆乳カプチーノやゴルトナーさんお手製のスイーツをいただくことができる。
11:00-19:00 土11:00-16:00 ※日祝休み
Barer Str. 36, 80333 München
最寄駅:U 3、4、5、6 Odeonsplatz
Tel: 089-95444895
http://veganista-muc.de
9. 地元デザイナーによるアイテムが満載
Vier Werkstätten
子どもを持つ4人の女性が家事や子育てをしながらでも経営できるよう共同で始めたという、その名も「4つの工房」。広々とした店内に、和紙からフェルト小物、 文具、キッチン用品、照明インテリア、テーブル、食器、衣服、靴まで、実に様々 なアイテムが並ぶ。大の日本好きである現在のオーナー、トラクスラーさんいわく、「美しい和紙を売り始めたら、はさみが必要だと思って、上質なはさみを置いたの。そして、そのはさみを作る会社が包丁も扱っていると知って……」という具合に品数が増えていったのだとか。商品の多くは彼女自身のほか、ミュンヘ ンと近郊のデザイナーが手掛けたもの。どれも、大量生産品にはない、デザイナー の心意気が伝わる作品ばかりだ。
11:00-19:00 土11:00-16:00 ※日祝休み
Fraunhoferstr. 20, 80469 München
最寄駅:U1、2、7 Fraunhoferstraße
Tel: 089-20244140



インベスト・イン・ババリア
スケッチブック






生産量:5万2051hl
生産量:132万7959hl
生産量:3万5997hl
生産量:22万8381hl
生産量:27万hl
生産量:265万8417hl
生産量:174万1720hl
生産量:265万8417hl
生産量:136万9403hl
生産量:99万7076hl
生産量:35万8688hl
生産量:5万5300hl
生産量:2万3425hl










ゲヴュルツトラミネール(白ぶどう品種)の甘さを楽しむ、特別なワイン体験。明るいゴールドに輝く白ワインから立ち上る、甘い果実味と ローズの香りを存分にお楽しみください。1本10ユーロ。
日本窓口: クラインハーペル美穂さん



2011年産の639(写真右)。世界の市場を動かすワイン評論家ロバート・バーカー氏からも高評価を得た。深いコクと豊かな果実味、ニアシュタインの気候が生み出す豊かなリースリングの味わいが広がる。 



来る9月22日、ドイツの下院に当たる連邦議会で



アンゲラ・メルケル
ペール・シュタインブリュック
ユルゲン・トリッティン(右)
グレゴール・ギジ(左)
ライナー・ブリューデルレ
州ごとに異なる
ベルント・ルッケ







個人旅行者にとって、実はロマンティック街道は難易度の高い場所。小さな街が点在し、鉄道が通っていない場所もあるのだ。そんな観光客の強い味方がヨーロッパバス。毎年夏季シーズン(4~10月)には毎日運行され、フランクフルト―フュッセンを結ぶ南北、北南便が1日1便。ロマンティック街道28都市とヴィース教会に停車する。











市庁舎のすぐ側にあるクリスマス博物館(Deutsches Weihnachtsmuseum)は、1年中クリスマス雑貨が並ぶケーテ・ヴォールファールト内に併設。その規模の大きさに驚かされる。マルクト広場から真っ直ぐ南下するとたどり着くのが、小さな三角形の広場があるプレーンライン(Plönlein)。ここからの景色は、絵画のような美しさ。外せない撮影スポットだ。旧市街をぐるっと囲む市壁に登り、通路から街を観察したり、西側にある城塞公園(Burggarten)を訪れ、市壁の外からローテンブルクを望むと、また新しい魅力を発見できるはず。






鉄道でのアクセスはなく、バス、または車でディンケルスビュールを目指すことになる。シーズン中であれば、ヨーロッパバスを利用。公共交通機関であれば、アンスバッハ(Ansbach)の鉄道駅からバス(所要時間1時間)が出ている。ローテンブルクからは、平日であれば直行バスも運行(所要時間1時間)しているが、土日祝日の移動なら、まずは電車に乗ってシュタイナッハ(Steinach)へ、さらに電車を乗り換えてアンスバッハへ向かい、そこからバスを利用する。旧市街に一番近いバス停「ZOB Schwedenwiese, Dinkelsbühl」で降りれば、旧市街の市壁はもう目の前。
30年戦争中の1632年、ついにスウェーデン軍がディンケルスビュールに侵攻してきた。屈強なスウェーデン軍を前にもはやなす術はなく、街を明け渡す(Stadtübergabe)しかなかった大人たちの前に現れたのが、塔の見張りの娘ローレ。街の子どもたち全員を引き連れて、スウェーデン軍の隊長に「街を破壊しないで!」と懇願した。その結果、現在まで街が残っていることからもわかるように、隊長は子どもたちの願いを聞き入れたのだ。破壊から街を救った子どもたちの活躍を讃え、この小さな勝利を記念して毎年7月には10日間にわたって盛大な祭り「Kinderzeche」が開催される。仮装した市民が、パレードや郷土舞踊、当時を再現した演劇などを披露。そして、子どもたちへの感謝のしるしにお菓子(Kinderzeche Gucke)が配られる。
結婚式で一生添い遂げると誓い合った夫婦でも、
デュッセルドルフ中心部に位置する法律事務所。弁護士のヨルク-シュテファン・エッカート氏が日独英通訳者のビアンカ・エッカート氏や日本人スタッフと共に、家族法から相続法、賃貸法、税法、交通法、労働法などの分野で個人および企業への包括的法務サポートを行っているほか、VCS税理士事務所と連携し、年度末決算書作成、税務相談、経理、給与計算などの税務も取り扱っている。
心理カウンセラー・ロゴセラピスト・自然療法士(心理)。「夜と霧」でお馴染みの心理学者ヴィクトール・フランクルが提案する心理療法、ロゴセラピーをドイツにて学ぶ。日独でのビジネス体験や日本で生まれ育った感性を活かした心理カウンセリング、カップルセラピー、コーチングを行っている。 





