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ロンドンのゲストハウス
Sa. 19. Okt. 2019

ビール小話
歴史の裏にビールあり!文化の影にビールあり!人類の歴史を語るのにビールは欠かせません。
知れば知るほどに、楽しく美味しくビールを飲めるはず。
毎月ちょっと面白い、そしていつかは役に立つ(?)小話をご紹介します。


ベルリン郊外シュパンダウでお散歩ビール

お散歩が楽しい季節になってきましたね。お散歩もビールも楽しめる街に行きませんか? 今回ご紹介するのはベルリン西部、シュパンダウ(Spandau)にある醸造所「Brauhaus in Spandau」。1994年の創業で、ビールの歴史からすれば新しい醸造所ですが、奇をてらわず「ビール純粋令」に基づいた伝統的なビール造りを行っています。

ベルリン市内から最寄り駅のAltstadt Spandau駅まではU7で、終点の一つ手前です。シュパンダウの街はベルリンより起源が古く、木造の古い家並みが残るコーク(Kolk)地区や、600年以上の歴史を持つ聖ニコライ教会など、戦争前の建物が多く残り、ベルリン中心部とは全く異なる香りをもつ街です。なかでも1557年着工の「Spandauer Zitadelle」は、尖った角が4つある手裏剣のような形をした堅固な要塞(ようさい)で、シュプレー川とハーフェル川が交差する場所に浮かんでいます。
ベルリン中心部を守るとりでとして、ナポレオンの進軍時にも活躍しました。高い見張り塔や、草が茂る城壁を歩いて回ることができ、まるでファンタジーの世界にいるよう。古い武器や衣装を展示した博物館もあり、城マニアならずとも心がときめいてしまいます。

修道院
事前に10人以上で申し込めば醸造所の見学が可能
www.brauhaus-spandau.de

趣ある街を歩いた後は、この街のビールを飲む時間です。
目指す醸造所はハーフェル川の支流を渡ったところにあります。赤れんがの建物と高い煙突が目印。建物は1872年に建築されたもので、冷戦時代は軍部の洗濯施設として使われていましたが、現在は醸造所として活躍しています。

中に入ると、高い吹き抜けの中央に鎮座する2基の醸造釜に目を奪われます。飾り物ではなく実際に稼働しており、醸造中は麦芽を煮る甘い香りと熱気が漂っています。はしごを登り釜の中をのぞきこむのは、ブルワー(醸造家)のメッチャーさん。ガラス越しに開放式発酵タンクの中でブクブクとビールが発酵していく様子も見ることができます。

夏場は庭先に設けられたビアガーデンに席を取るのもお勧め。シュプレー川からの涼しい風が通り抜け、とても気持ちが良い場所です。秋から冬にかけては、フェスト用テントが張られオクトーバーフェストやハロウィン、クリスマスパーティーなどが開催されています。

ビールは定番アイテムのヘレスビール「シュパンダウアー・ハーフェルブロイ(Spandauer Havelbräu)」と、月ごとのスペシャルビールを造っています。ヘレスビールは無ろ過なのでやや白濁した色味。ほのかに蜂蜜のような甘さがあり、後からじんわりとホップの上品な苦さが追いかけてきます。目の前の釜で造られるビールを飲むのは格別な体験。ベルリーナヴァイセなど、ベルリンを代表する大手醸造所のボトルビールもメニューにありました。

シュパンダウでは、歴史ある要塞とビール、どちらも楽しめるお散歩ができます!

 
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コウゴ アヤコ: ビアジャーナリスト協会会員。ビール好きが高じて2008年から1年半、ミュンヘンで暮らし、暇を見付けては欧州各地の醸造所やビアハウスを旅して回る。2010年からは拠点を日本に移し、ライフワークである旅とビールをミックスした「旅ビール」を楽しんでいる。ブログ「ビアテイスターの世界ぐるっとビール旅」http://gogorinreise.blog34.fc2.com
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