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ロンドンのゲストハウス
Do. 17. Okt. 2019

ビール小話
歴史の裏にビールあり!文化の影にビールあり!人類の歴史を語るのにビールは欠かせません。
知れば知るほどに、楽しく美味しくビールを飲めるはず。
毎月ちょっと面白い、そしていつかは役に立つ(?)小話をご紹介します。


ミュンヘン空港でビールのおもてなし

休暇まで残すところ2カ月。一時帰国や他国でのバカンスを予定されている方も多いのでは。飛行機で移動される場合は、旅の通過点にしがちな空港をもっと楽しんでみませんか。

ミュンヘン空港内には、エアブロイ(Airbräu)と呼ばれる醸造所兼レストランがあり、出発までのわずかな時間でも出来たてのビールがリーズナブルに楽しめるとあって人気です。世界に“ビールの街”と名乗る都市は数あれど、玄関口である空港内に醸造所を持ち、ビールでもてなしてくれるのはミュンヘンだけです。ミュンヘン空港はフランクフルトに次ぐドイツ第2位のハブ空港。日本からの直行便もあり、乗り継ぎにも便利。機能性とバイエルン風の温かいおもてなしを兼ね備え、世界最大の航空格付け会社スカイトラックス社で発表された「ワールド・トップ100エアポート2015」で3位に選ばれています。

クラフトビール
ボトルの販売は新商品のクラフトビールのみ。
ここでしか飲めないビールに出合えるのも旅の醍醐味。

エアブロイの場所はターミナル1のミュンヘン・エアポートセンター。店内に入るとピカピカの銅釜が目に飛び込んできます。飾り物ではなく実際に使われている醸造設備です。銅釜の周囲にテーブル席が並べられ、店の奥にはビールを熟成させるための貯蔵タンク。醸造中の銅釜からは熱気と麦汁の甘い香りが漂います。ビール造りを間近に見られて気分は工場見学。ここが空港であることを忘れてしまいそう。夏にはターミナル1と2の間のテラスにビアガーデンがオープンします。

常時飲めるビールは、FliegerQuell(ヘレス)とKumulus(ヴァイスビア)、Jetstream(ピルスナー)の3種類。これに季節のビールが加わります。ビールはすべて無濾過で白濁しています。街で見掛ける一般的な透明な液体のビールは、出荷前にフィルターで酵母やたんぱく質を取りのぞいているため、発酵が止まり状態は安定するものの、おいしい成分まで失われてしまいます。目の前で造られすぐに飲まれるエアブロイだからこその無濾過のビールは、ジューシーで味わい深いです。

お薦めはFliegerQuell。2010年にDLG(ドイツ農業協会の品質コンテスト)でゴールドメダルを取ったほどの実力派です。華やかでハチミツやマフィンを思わせる麦芽の深い味わい。飲み込んだ後からやってくるホップの上品な苦さに、またすぐに次の一口が欲しくなります。食事メニューには、シュバイネハクセなどの伝統的なバイエルン料理が並びます。ビールとの相性は抜群で、ついついお代わりしてしまうことでしょう。

出発前の緊張をほぐすのに、またはフライト後のリフレッシュに最適なエアブロイ。日本へのフライトが離発着するターミナル2には、パスポートチェック後にエアブロイ-ネクスト・トゥ・ヘブン(Airbräu -NEXT TO HEAVEN)という支店もあり搭乗を待つわずかな時間にもビールを楽しむことができ、最後まで旅行者をビールでもてなしてくれます。おいしいからって飲みすぎて飛行機に乗り損ねるなんてことがないようにご注意ください!

 
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コウゴ アヤコ: ビアジャーナリスト協会会員。ビール好きが高じて2008年から1年半、ミュンヘンで暮らし、暇を見付けては欧州各地の醸造所やビアハウスを旅して回る。2010年からは拠点を日本に移し、ライフワークである旅とビールをミックスした「旅ビール」を楽しんでいる。ブログ「ビアテイスターの世界ぐるっとビール旅」http://gogorinreise.blog34.fc2.com
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