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ジルヴァーナ・コッホ=メーリン

ジルヴァーナ・コッホ=メーリン Silvana Koch-Mehrin
1970年11月17日ヴッパータール生まれ。FDPの政治家。欧州議会議員。
© www.koch-mehrin.de

「若く、美しく、賢い女性政治家」を売りに欧州議会のスター議員になっていたが、前国防相の博士論文盗用事件をきっかけに開発された盗用チェックソフトによって、自著の博士論文(2000年)にも盗用疑惑が発覚。5月11日に自由民主党(FDP)の欧州議員団代表と欧州自由民主連合(ALDE)の副団長ポストを辞任して、騒ぎをかわしたはずだった。

しかし6月15日、ハイデルベルク大学から博士号をはく奪され、さらにタイミング悪く、22日に欧州産業・研究・エネルギー委員会の後任議長に就く予定であることが発表されたために、科学界が「論文を盗用した人物に科学を委ねるのか」と猛反発。ついに26日、別の専門委員会へ移る方針を発表したことで、スキャンダルの収束を図っている。

国民経済学と歴史を修め、1997年からEU の拠点ブリュッセルで欧州経済戦略コンサルティングを起業、2004年に党のトップ候補として欧州議会入りするまで経営を続けてきた。それまで10年間、EU の立法府に入れなかったFDP にとって、自由と資本主義を実践し、事実婚で娘3人を持つこのスーパーウーマンは救いの女神そのものだった。

しかし、順風満帆なキャリアには過信が付き物。09年にメディアから議会を休み過ぎると指摘され、今回の盗用疑惑でも「大学は内容的な弱点を承知で博士号を付与してくれたのです」と発言したことで大学の逆鱗に触れてしまった。

今は支持率の低下に悩む党と共に再生チャンスを待つ身。心機一転は得意である。

最終更新 Mittwoch, 16 November 2011 18:08  
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