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マル・ドライヤー

マル・ドライヤーMarie-Luise “Malu” Dreyer
1961年2月6日ラインラント=プファルツ州ノイシュタット生まれ。トリーア在住。
政治家(SPD)。2013年1月16日から同州首相。
©Fredrik von Erichsen/DPA/Press Association Images

1991年以来、SPDが政権を担うラインラント=プファルツ州で、昨年9月に引退を表明したクルト・ベック州首相(在任18年)から後任指名を受け、今年1月16日の州議会で首相に就任。現職4人目の女性の州首相、また(時に)車椅子を使用するトップ政治家として、大きな注目を集めている。

マインツ大学で、専攻をカトリック神学から後に法学に代えたのは、「神学だと教職に就けるチャンスがまずないから」。1990年に有資格法曹となり、91年から裁判官研修生としてバート・クロイツナハ市の地方検察庁に勤務後、95年に市長当選、政界に足を踏み入れる。がそれは、同時期に発症した多発性硬化症の治療と平行する、厳しい道のりだった。

ベック州首相から労働社会相へと引き抜かれたのは2002年。州議会へは06年にトリーア市から初出馬した。トリーアは愛する男性と出会い、結婚し、その子どもたち3人と一緒に“障害者と健常者の共生プロジェクト住宅”に暮らす町。夫クラウス・イェンゼンは州の事務次官から07年に同市市長へと転身し、今や2人は最強の政治家カップルである。

州が解決しなければならない問題は山積みだ。F1誘致のため、レーン増設と遊園地建設に州が巨額を投じたニュルブルクリンク(サーキット)は昨年夏に破産を申請、フランクフルト近接を売りにオープンしたハーン空港は赤字続き。それでも就任演説では立ち上がって「失敗から学びましょう」と挨拶し、周囲を明るい気分にさせている。「私はとても元気です、長く歩けないだけで」と。

最終更新 Donnerstag, 14 März 2013 18:52  
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