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ナチス略奪絵画、80年ぶり発見=南米アルゼンチン

【サンパウロ 9月4日 時事】第2次世界大戦のさなかにナチス・ドイツの幹部が占領したオランダのユダヤ人画商から略奪した絵画が、南米アルゼンチンで約80年ぶりに見つかり、同国検察当局が3日、作品を確保したと発表した。

この絵画は、17~18世紀に活動したイタリアのバロック画家ジュゼッペ・ジスランディが描いた「婦人の肖像」。画商が1940年にナチスの迫害から逃れる途中で亡くなった後に奪われた収蔵作品の一つで、国際的な盗難美術品リストに登録されている。奪ったナチスの幹部は戦後、アルゼンチンに逃亡し、既に死去している。

絵画を巡っては、オランダ紙が最近、アルゼンチン東部の保養地マルデルプラタで売りに出されていた不動産の写真に写り込んでいると報じ、国際的な関心を呼んだ。絵画は報道の直後に所在が分からなくなったが、ナチス幹部の娘の担当弁護士から3日に引き渡された。娘は不動産の所有者で絵画についても権利を主張しているが、絵画の捜索を妨害した容疑がかかっている。
 
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