カトリック信者の教会への不満が高まる
聖職者の独身制、叙階などに反対
カトリック教会独自のメディア広報サービス(MDG)が、信者を対象に行った意識調査で、教会に対する信者の不満や不信感が高まっていることが明らかになった。1月25日付のヴェルト紙が伝えた。
最大の批判対象は「女性差別」と「聖職者の独身義務」。次いで批判が大きかったのが、「再婚者および他宗派の人と結婚した信者に対する聖餐式からの除外」「同性愛者蔑視」などだった。さらに、近年相次いで報じられている教会内での性的虐待問題に関しても、伝統を重んじるカトリック教徒にとって、教会への信頼を大きく揺るがす出来事であったことが同調査で浮かび上がっている。