検察、ヴルフ前大統領の報道官を起訴
イベント・マネージャーに便宜供与
ハノーファー検察局は6日、クリスティアン・ヴルフ前大統領の報道官だったオラフ・グレーゼッカー氏を収賄容疑で起訴したことを発表した。ヴェルト紙が伝えた。
グレーゼッカー氏は、ヴルフ前大統領のニーダーザクセン州議員時代から長年にわたり、側近・報道官として活躍した。起訴状は、グレーゼッカー氏がニーダーザクセン州政府報道官だった2007~09年に、イベント・マネージャーのマンフレート・シュミット氏に対して不当な便宜供与を行ったとするもの。この見返りとしてグレーゼッカー氏は、19回にわたる飛行機代や休暇地での滞在費用など1万2000ユーロ相当の利益供与を受けたとされている。