財政難を抱える都市が増加
都市と地方の経済格差が拡大
キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と社会民主党(SPD)の3党が11月27日、大連立政権協定に合意し、第3次メルケル政権が発足する見通しとなった。ヴェルト紙が伝えた。
英コンサルティング大手EYが11日発表した調査で、ドイツでは好景気と税収増にもかかわらず、深刻な財政難に陥っている都市の数が2010~12年の間に14都市から21都市に増えたことが明らかになった。
調査対象となった国内72都市の負債総額は、2010年に448億ユーロだったが、12年には7%増の479億ユーロに。最多の負債を抱える都市はエッセンで、32億4000万ユーロ。一方、住民1人当たりの負債額が最も多いのはオーバーハウゼンとオッフェンバッハだった。全体として裕福な都市と財政難の都市の経済格差が広がっており、「貧富の二極化が生まれている」と指摘されている。