1人親世帯の5分の2が生活保護受給
90%は母子家庭
ベルテルスマン財団が10日発表した調査で、国内で母子家庭の世帯数が急増しており、現在、1人親世帯で生活する子どもの数は220万人、うち90%が母子家庭であることが明らかになった。ヴェルト紙が伝えた。
1人親世帯の5分の2は長期失業者向け生活保護(ハルツ4)の受給者。多くの場合、別居する父親が定められた養育費を支払っていないことが、貧困の大きな要因になっている。一方、養育費支払い義務のある父親の多くが月1100ユーロ程度の収入で暮らしており、支払い能力がないことも指摘されている。同財団は、国が困窮する1人親世帯に生活費の前貸しを導入することを提唱している。