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Di. 29. Sep. 2020
意識改革から始める資産運用

ドイツでお金と上手に付き合う方法

山片 重嘉山片 重嘉 (やまかたしげよし)
ファイナンシャルアドバイザー

1970年生まれ。98年に渡独、文化交流や持続可能農業のプロジェクトに携わる。また、食と健康のアドバイザーとして講演活動などに勤しむ。その後、ファイナンシャルアドバイザーとして独立。個人・法人へのアドバイスを行っている。人生のテーマは、健康とお金を切り口に、豊かな生き方について考えること。

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89コロナ時代の貯蓄方法②:堅実な投資法

前回は、これからの時代は現金での貯蓄にリスクがあることを説明しました。コロナ対策で大量のマネーが市場に投入され、さらに低金利が続くために、現金の価値は目減りするからです。

元本保証じゃない方がいい!?

元本保証が大切だと思っている方は多いと思いますが、残念ながらそれは今の時代には合っていません。元本保証の部分は主に固定金利で運用され、株式等で運用される部分は元本保証とはならないのです。現在は金利がインフレ率よりも低いので、定期預金でも年金保険でも元本保証率100%の商品では、預けたお金の価値は減っていくことになります。元本保証というのは、その金額の数字は減らないが価値を保証するものではなく、またこの低利子の時代ではその金額が増える可能性もほとんどありません。

「元本保証はありかなしか」の2択ではなく、例えば年金保険では元本保証率を自由に変更して一部を株式に投資することができますし、その割合は途中で変えることも可能です。ただし給与所得の約2割が分散投資されている法定年金に毎月積み立てられていますので、追加で積み立てる個人年金では元本保証率は最低限にして、株式中心の運用にした方が現状では有利と考えられます。

株はリスクが高いのでは?

株式投資はリスクが高いです。個別の株を買えばワイヤーカード事件のようにDAX上場会社でもその価値がなくなるようなことが起こるかもしれないため、誰にでも薦められるものではありません。

もし一般の人が株式に投資するならば、ETFのインデックスへの継続した積み立てがおすすめです。インデックスとは「世界株平均」や「日経平均」 などの指数のことで、それを組み込んだETFという商品はより低い手数料で購入できます。指数には多くの会社が含まれるため、数社が倒産しても影響は少なく、リスクは軽減されます。また相場の変動を見て売買をしても、うまくいかないことがほとんど。相場が下がっても長期にわたって積み立てることが重要です。

ETFでインデックス投資

ETFで購入できる指数といっても膨大にありますが、一般人が老後資金として長期投資する銘柄は限られます。世界株平均指数であるMSCI Worldか、米国の代表的500社の指数S&P500です。変動幅が大きくてももう少しリターンを狙いたいという場合は、米国のテック株指数NASDAQを加えてもいいかもしれません。

世界株平均ならともかく、なぜ米国株に投資するのでしょうか。そもそも米国企業が世界中の市場に進出しているため、世界の株式市場価値の半分以上が米国株となっています。つまり、米国株に投資することで世界中に分散投資していることになるのです。ドイツに住んでいるからといって、DAXを中心に投資すると偏りが出て分散効果が減少してしまいます。世界人口は今後も2050年くらいまでは増加し、それによって世界経済のパイ自体が拡大するとすれば、短期の変動はあったとしても長期的に株価は上昇していくと考えられます。その点からすると今後人口が減少していく日経平均を中心に投資にするのも適切ではありません。

ETFは支店銀行では勧めてくれません。それでは銀行は手数料収入を稼げないからです。ETFはcomdirectやDKBなどのネット銀行(Direktbanken)で購入可能です。ETFは年金保険に組み込むことができ、それにより税制上のメリットも得られます。詳しくは次回ご紹介します。

 
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