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So. 23. Sep. 2018

52. 番外編:私の好きな湖

ケーニヒス湖のバルトロメー教会
ケーニヒス湖のバルトロメー教会

海から遠い内陸部に住んでいる者にとっては、その代わりとして湖は気持ちが潤いホッとする貴重な存在です。特にミュンヘンに居た頃は、南ドイツからオーストリア周辺に数多く点在するあちこちの湖を頻繁に訪れていました。そんな中から印象に残る好きになった湖が4カ所あります。

1つ目は、ガルミッシュ=パルテンキルヒェンからバスで30分ほどのアイプ湖。ここは国境沿いの山、ツークシュピッツが間近に迫り、水はエメラルドグリーンに透き通り神秘的な光に輝いています。一周6kmちょっと。若干の高低を楽しみながら、移り変わる景色を満喫できます。

2つ目は、半島のようにオーストリアへ食い込むベルヒテスガーデンの南にある縦長のケーニヒス湖の一番奥から、さらに300mほど下った所にあるオーバー湖。ケーニヒス湖も十分すてきで、緑色の水は透明度も高く豊かです。遊覧船に揺られ、よくこだまするポイントではトランペット演奏でその響きを聞かせてくれますし、途中にあるバルトロメー教会も趣のある建物です。さらに船を乗り継ぎ、終点からこのオーバー湖までは徒歩ですが、この途中の山道が原生林のようでその不思議な景色を楽しめます。

3つ目は、湖水地方で有名なザツルカンマーグートの一番奥のゴーザウ湖から、さらに奥に入ったヒンター・ゴーザウ湖でしょうか。ゴーザウ湖自体すでに山々が迫り、エメラルドグリーンの水とのコントラストが見事で、透明度が高くダイバーが多く訪れます。ここから2kmちょっとの小さな湖ですが、ここまで来ると人影も少なく、すてきな景色を楽しめます。運が良ければ不定期で運行する馬車で向かうこともできます。

最後は南チロル、現イタリア領のトブラッハ(イタリア語でドビヤッコ)からバスで西に5kmほどの所にあるブライエス湖です。ここも透明度の高いやや緑がかったエメラルドグリーンで、山々の迫り具合は相当なもので湖から山がせり出しているかのようです。アップダウンの激しい遊歩道もありますが、半周分までで終わります。貸しボートも浮かんでいて、木製のクラシックな物なのでちょっとしたノスタルジーにも浸れます。

ただ、これらの湖は夏場、大勢の人たちが訪れにぎわっていますので、狙い目は秋です。紅葉と神秘的な湖のコントラストは、静寂の中に別世界を味わうことができます。

 
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小貫 恒夫

小貫 恒夫 Tsuneo Onuki

1950年大阪生まれ、武蔵野美術大学舞台美術専攻。在学中より舞台美術および舞台監督としてオペラやバレエの公演に多数参加。85年より博報堂ドイツにクリエイティブ・ディレクターとして勤務。各種大規模イベント、展示会のデザインおよび総合プロデュースを手掛ける傍ら、欧州各地で風景画を制作。その他、講演、執筆などの活動も行っている。
www.atelier-onuki.com
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