Hanacell

ドルトムントで踊りまくろう!LOVEPARADE2008

世界一の規模を誇る熱~いレイブ、世界中から人が集まり、来場者数は100万人以上にも膨れ上るという。7月19日はドルトムントの町全体がテクノのビートに包まれて一大パーティー会場に!さぁ、老いも若きも、じりじり燃える太陽の下、Love&Peaceの精神を胸に踊りあかそう!!
(編集部:高橋萌) Love Parade

7月19日(土)14:00~24:00
場所:Bundesstraße 1 / Westfalenhallen
www.loveparade.com

1989年にベルリンで始まったラブパレード、2007~11年の5年間はMetropole Ruhrが舞台に選ばれ、昨年はエッセン、今年はドルトムントと、毎年ロケーションを変えながら展開していく。
(写真:昨年120万人を迎えたエッセンでのラブパレードの様子)

Highway To Love!

今年のモットーは「Highway To Love」。まさに前代未聞、都市機能の心臓部であるハイウェイを通行止めにして、フロートが進み、パフォーマンスが繰り広げられる。終着地はWestfalenhallenに設置された野外ステージだ。インターナショナルなカリスマDJたちによるライブが夜中まで続く。ちなみに、フロート(Float)とは、パレード用の車のこと。大音量のスピーカー、DJとダンサーを乗せて町を走行する。企業やクラブ、自治体がフロートを提供、今回参加するフロートは15カ国から40台と、過去最多の数字だ。

MUSIK

レイブ(RAVE)とはもともと、電子音で奏でるテクノで踊る野外イベントのことをいう。ラブパレードでは、ひと言テクノといっても、トランス、ハウス、ミニマルテクノ、ドラムンベースなどジャンルは様々。その他、最近のヒットチャートを賑わせたダンスミュージックを取り入れるフロートもあり、音楽の幅は年々広がっている。

DJ

参加が決定しているのはUnderworld、Märtini Brös、Dubfire、Audion、Westbam、Paul van Dyk、Armin van Buuren、Ritchie Hawtin、 Carl Craig、DJ Hell、M.A.N.D.Y. 、Anja Schneider、Mobyほか、超一流のDJばかり。 250人以上のDJがイベントの音楽を支える。

Love-Weekend

7月17日(木)~20日(日)

ラブパレードが開かれる週は、木曜日から日曜日まで市内各地のクラブなどで関連イベントが行われる。

イベントの場所や時間など、詳細は下記URLを参照してください。
http://www.loveparade.dortmund.de

マップ

Love Parade

注意!

存分に楽しむために、ちょっと気をつけて

世界各地から相当な人数が集まるイベント、そして身も心も音楽に委ねてしまえるイベントだからこそ、自らの身を守る心構えが必要だ。また、ラブパレードが過去3年間に渡って中止されていたという事実、この背景にはゴミ問題や参加者のモラルに関わる問題があったことを忘れてはいけない。今後もラブパレードが世界一盛り上がるイベントであり続けるために、最低限これだけは守ろう!! そして気持ちよくイベントに参加しよう!

1. ドラッグは買わない・売らない・使用しない
ドラッグは音楽との相性が良いとされ、「エクスタシー」などが広まった時代もある。しかし、決して手を出さないように。ドラッグの代償は時にあまりにも高く、自分の命ということにもなりかねない。

2. ガラス瓶を路上に叩きつけて割らない
会場周辺の屋台で売られている飲み物の容器は全て、リサイクル可能なプラスチック容器に入っている。また、アルコール飲料のアルコール分は5%以下に規制されている。

3. 電柱や木、看板によじ登ってはいけません!
毎年、看板などの上で踊り狂う参加者が後を絶たないというラブパレード。公共物を破損したり、怪我に発展する危険行為なので絶対X。気持ちが高ぶったからといって高いところを目指してはいけません。地に足をつけてイベントを楽しみましょう。

4. 体調が悪いときは「ラブ・ガード隊」に助けてもらおう
ラブパレードでは、ラブ・ガード隊がイベントの安全を守っている。彼らは参加者の健康と衛生を守るため、救急セットを装備し、コンドームを配りながら会場内で活動している。

5. スリに注意
人が集まるところに行くときの鉄則。イベントを最後まで楽しむために、スリにはくれぐれも注意が必要。

ラブパレードの精神

いったい、そもそも何でこんな巨大イベントが行われることになったのか。その背景には音楽が持つ強いメッセージ性と影響力がある。

第1回目のラブパレードは、1989年ベルリンでDr.Motteが開催。参加者150人という小規模なテクノパーティーの様相で、平和を求める政治的なデモ活動としての色彩が強かった。しかしその後、参加者は劇的に増え続け、100万人規模のパーティに発展する。

人々を惹きつけたこのイベントの軸には常に、愛とリスペクト、寛容と連帯の精神があり、これらの思想から、1960年代にアメリカで広がったヒッピー・カルチャーの再来と呼ばれたこともあった。

もちろん、今では商業的なイベントの一つになっていることは否めないけれども、愛と平和のイベントという根底にある哲学が消えることはない。音楽を通じて、国境も世代の壁も全てを超えて一緒に踊る行為に、人は意味を見出す。

その証に、同じ名前を冠したイベントがイギリスやメキシコ、オーストリア、イスラエルなどでも開催されている。ラブパレード、歌詞を持たないダンスミュージックのイベントが架け橋となって人と人とを繋ぐ世界がここにある。

 
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