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ロンドンのゲストハウス
Mi. 26. Jun. 2019

旅ールのすすめ - ビールに会いに旅に出よう

山片 重嘉コウゴ アヤコ 1978年東京生まれ。杏林大学保健学部卒業。ビール好きが高じて2008年から1年半、ミュンヘンで暮らす。旅とビールを組み合わせた“旅ール(タビール)をライフワークに世界各国の醸造所や酒場を旅する。ビアジャーナリストとして『ビール王国』(ワイン王国)、『ビールの図鑑』(マイナビ)、『an・an』(マガジンハウス)など様々なメディアで執筆。
www.jbja.jp/archives/author/kogo

地元に愛されるガレージ生まれのビール研究所

ミュンヘン市内には伝統的なビール醸造所とその直営ビアホールが数多く存在する。ちょっと訛りの強い地元の人と身振り手振りで話をしたり、歴史上の偉人も飲んだという酒場で想像の翼を広げ、思いもよらない名物料理に驚くなど、ビールを通して街の魅力に出会うことができる。それこそが旅ールの醍醐味だ。有名な「Hofbräuhaus」、「Löwenbräukeller」などの酒場を一通り巡ってしまったら、あまり知られていない地域密着型の小規模醸造所を訪れたくなる。そんなときは、ミュンヘンの南部ギージング地区にある「Giesinger Bräu」を訪れてみてはいかがだろうか。

醸造所は2006年にビール好きの青年、Simon RossmannとSteffen Marxによって、住宅街の小さなガレージからスタート。海外のビアスタイルに影響を受けた実験的なクラフトビールも数多く醸造することから「Bierlaboratorium(ビール研究所)」とも呼ばれる。伝統的なスタイルのへレスやヴァイツェン、デュンケルも文句なしにおいしく、夏には新鮮なビールを買い求める近所の人で庭まで行列が。2014年には規模を拡大し、徒歩5分程度の聖十字教会の向かいに醸造所とレストランをオープンした。敷地内には麦汁を煮る甘い香りが漂い、ガラス越しに醸造の様子を見ることができる。移転後は遠方からのビールファンも増えたが、地元の人に愛される「わが街のビール」であることに変わりはない。小さな女の子を連れた老夫婦がカウンターで醸造家と話し込んでいるさまなど微笑ましい。

メニューを見るとドッペルアルトやライ麦ポーターなどの遊び心のあるクラフトビールもあるが、一番人気は伝統的な「Untergiesinger Erhellung」だ。穀物の香ばしさがあり、喉を滑り落ちた後から苦みがじんわりとやってくる。すーっと体に染み込む優しい味わい。幼馴染に再会したかのような懐かしさと安心感に満たされるビールだ。

vol.26
Untergiesinger Erhellung

Untergiesinger Erhellung

 
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