【香港 8月15日 時事】香港の航空最大手キャセイパシフィック航空はこのほど、持続可能な航空燃料(SAF)に関するパートナーシップをドイツの国際物流大手DHLエクスプレスと締結した。DHLがキャセイから2400トンのSAFを購入し、成田空港や韓国・仁川空港、シンガポール・チャンギ空港発着の貨物便に利用する。
締結により、2025年の温室効果ガス排出量を7190トン削減できると見込まれる。これは香港からシンガポールまで運航するエアバスA330型貨物機100機以上の排出量に相当する。
DHLエクスプレスのアジア・太平洋地域ネットワーク運営・航空部門担当のピーター・バーデンズ上級副社長は「SAFは世界のジェット燃料消費量の1%未満だが、航空輸送は最大の温室効果ガス排出源の一つだ」と指摘。「キャセイとアジアでSAF利用を拡大するという決定は、SAFの生産と需要を促進するための重要な一歩だ」と述べた。
15 Aug. 2025 1248号
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