【ベルリン 9月30日 時事】ドイツとフランス、ポーランドの外相は29日、ワルシャワで会談し、欧州連合(EU)欧州委員会が提案しているロシアへの追加制裁案を支持する方針で一致した。制裁案はウクライナ侵攻の資金源を断つ狙いで、ロシア産液化天然ガス(LNG)の禁輸措置の2027年1月への1年前倒しのほか、ロシア石油大手や輸送に使われる「影の船団」に対する制裁が含まれている。
独仏ポーランド外相は会談後の共同声明で「ロシアの侵攻は、われわれをひるませるものではなく、団結を強めるだけだ」と強調した。トランプ米大統領はEUにロシア産エネルギーの輸入停止を要求している。一方、EU内ではロシアに融和的なハンガリーやスロバキアが制裁案に反対している。
声明はイスラエルによるパレスチナ自治区ガザ市での軍事作戦について「即時停止が不可欠」だと強調した。ただ、ドイツが消極的なEUによるイスラエルへの制裁案には触れなかった。
3 Okt. 2025 1251号
追加料金なしで国境越え!
Dチケットで行く
ドイツ国外旅行