(11月6日 時事)ドイツ連邦自動車局が5日発表した10月の乗用車新規登録数は、前年同月比7.8%増の25万0133台となった。前月比では6.2%増。欧州で苦戦が続く米電気自動車(EV)大手テスラは、9月は前年同月からの下げ幅が1桁にとどまったが、10月は半減。落ち込みが再び加速している。
ハイブリッド車は前年同月比19.5%増の10万1598台で、このうちプラグインハイブリッド車は60.0%増の3万0946台。いずれも伸び率は前月を下回ったものの、依然として好調に推移している。EVも47.7%増の5万2425台と大幅に伸ばした。ガソリン車は12.9%減の6万4706台、ディーゼル車は15.8%減の3万0462台。
◇中国EV、好調維持
ブランド別で見ると、中国EV勢は比亜迪(BYD)が866.3%増の3353台。小鵬汽車も259.0%増の359台と伸ばした。テスラは53.5%減の750台となった。1000台を下回るのは4月以来。
ドイツ車はBMWとアウディ、ミニが2桁増を達成した一方、スマートは大幅減が続いている。日本車は軒並み落ち込み、三菱は半減。レクサスとSUBARUも30%以上のマイナスとなった。
セグメント別では、ミニが31.2%増、中型車が25.8%増、スポーツ用多目的車(SUV)が16.3%増、大型車が13.0%増、小型車が7.0%増、コンパクト車が0.2%増だったのに対し、高級車は34.7%減、スポーツカーは6.1%減、オフロード車は3.7%減と不振だった。大型バンは38.6%減、ミニバンは16.2%増。
7 Nov. 2025 1253号
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