(7月2日 時事)ドイツ・エネルギー水道事業連盟(BDEW)とバーデン・ビュルテンベルク州太陽エネルギー・水素研究センター(ZSW)は1日、ドイツの今年上半期の再生可能エネルギーによる発電量は1522億キロワット時(kWh)で、総電力消費量に占める比率は過去最高の58.0%となったと発表した。前年同期から3ポイント近く伸びた。
風が弱かった前年同期から風力が急伸。陸上風力発電は7.0%増、洋上風力発電は28.3%増となった。少雨が響き、水力発電は7.7%減と落ち込んだ。太陽光発電は3.7%増、バイオマス発電は0.6%増。
上半期は再エネの導入拡大が進み、中でも太陽光発電の新規導入容量は前年同期の7.8ギガワット(GW)を上回る8.3GWに達した。陸上風力発電の新規導入容量も2.5GWで、前年同期の2.2GWから伸ばした。一方、洋上風力発電は0.9GW。既に前年通年の0.5GWより多くなっている。
上半期の再エネの内訳は、陸上風力発電が529億kWh(20.1%)、太陽光発電が524億kWh(19.9%)、バイオマス発電が219億kWh(8.3%)、洋上風力発電が150億kWh(5.7%)、水力発電が72億kWh(2.7%)。
BDEWのアンドレー会長は「好調な数字はエネルギー業界の巨額投資があってこそ実現した」と強調。「勢いを維持するには、関連法の策定を加速する必要がある」と述べ、再エネや洋上風力発電の促進に関する法律の整備を急ぐよう政府に求めた。ZSWのシュタイス所長は「再エネの比率が高まるほど、化石燃料の輸入への依存度は減り、エネルギー価格の変動ショックに対する経済の強靭(きょうじん)性は高まる」と指摘。「再エネ拡大は、気候変動との闘いにおける最も強力な武器だ」と語った。
3 Juli 2026 1263号
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