イスラム教徒の水泳授業拒否を却下
行政裁、「ブルキニ」着用すれば可能と判断
連邦行政裁判所は11日、「イスラム教徒の女子生徒に男女混合の水泳授業への参加を求めることは、無理な要求ではない」との判決を下した。ヴェルト紙が伝えた。
判決は、フランクフルトのギムナジウムに通うイスラム教徒の女子生徒(13)が宗教上の理由から男女混合の水泳授業参加を拒否していたことに対して下されたもの。行政裁は、イスラム教徒の女性向けに考案された「ブルキニ」を着用すれば、問題は解決するはずだと指摘。宗教を理由にした水泳授業への参加拒否は無効との判断を示した。
「ブルキニ」は、頭を覆い、足をくるぶしまで隠して全身および体型を隠すデザインになっている水着。