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国際学力到達度テストでドイツが上位にランクイン
優秀な生徒への支援不足を懸念する声も

経済開発協力機構(OECD)による国際学力到達度テスト(PISA)の最新結果が3日発表され、ドイツが上位グループにランクインした。ヴェルト紙が伝えた。

PISAは2000年以降、3年に1度実施されており、各加盟国の15歳の生徒の学力を数学、読み書き、自然科学の科目で比較している。2000年のテストで、ドイツが下位にランクインしたことが大きな社会問題となって以降、教育制度の見直しが叫ばれてきた。今回の調査結果では、数学が514点とOECD平均を20ポイントも上回り、読解力が508点(OECD平均496点)、自然科学が524点(同501点)と軒並み高得点を獲得した。

成績向上の理由として、社会的に学習環境に恵まれない子どもたちの能力向上が挙げられた一方、ドイツ教師会連盟のクラウス会長は、「学習能力の劣る生徒の支援に力が入れられている一方で、能力の高い子どもたちの力をもっと伸ばそうとする働き掛けが弱い」と指摘。「ギムナジウムだけでなく専門職分野においてもエリート育成制度が必要である」と述べている。

 
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