(デュッセルドルフ 9月18日)「中心世代」と呼ばれる30~59歳のドイツ人の91%が、自身の生活水準に満足していることが、アレンスバッハ研究所の調査「中心世代2015」で明らかになった。
30~59歳のドイツ人の26%が自身の生活水準に対して「非常に良い」、65%が「良い」と回答している。同研究所のレナーテ・ケッヒャー所長は、「これほど高い満足度は、他国では類を見ない」と指摘。満足度が高い理由として、過去10年にわたる好況が悲観的な雰囲気を消し去り、ドイツ人が政治の盤石さと経済の強さを実感していることが大きいと分析している。
高い生活水準に求められる条件としては、手厚い医療制度、発言の自由、教育制度、法整備、政治の盤石さが挙げられており、「中心世代」の大多数が、これらの条件が満たされていると認識している。また80%が、政治や経済に対してさらなる努力を求めている一方で、44%がメルケル首相および連邦政府が、具体的な貢献をしていることを実感できると回答している。また、富裕層と貧困層の格差が許容範囲内だと回答したのは、わずか15%にとどまった。
17 Mai 2024 1218号
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