フランクフルターアルゲマイネ紙:フランス大統領にマクロン氏
「政治運動『前進(En Marche、アン・マルシェ)』の候補者が、マリーヌ・ルペン氏に大勝 / 欧州全土が安堵」「悪夢は、現実とはならなかった」
「新しい時代へのマーチ」
「フランスは史上初めて政党に属さない大統領によって統治される」
南ドイツ新聞:欧州が胸をなでおろした マクロン氏、新大統領に
「フランス市民はマリーヌ・ルペンではなく、39歳の彼を、国家の最高責任者に選んだ」「マクロンにとっての次の挑戦は6月、国民議会(下院)選挙」
「新仏大統領エマニュエル・マクロンには問題が。彼の政治運動アン・マルシェはまだ、正式な政治政党ではない」
ディ・ヴェルト紙:欧州を欲する男(エマニュエル・マクロン)
「フランス市民は、初めて、既成政党以外の候補者二人から(大統領を)選ばなければならなかった」「エマニュエル・マクロンの台頭は、ここ数十年の欧州の政界で最大のセンセーション」
ビルト紙:フランスは、ヨーロッパに「イエス(OUI)」
「欧州が安堵のため息を漏らした!」「しかし、3分の1以上のフランス市民が極右を選んでいた」
「勝者に待ち受ける課題:安全保障、経済政策、失業対策、国内のアンビバレンス」
メルケル首相(CDU):伝統的に緊密な独仏友好の精神で、新大統領と協力
マクロン氏の勝利を受け、電話で祝意を伝えたメルケル首相。「伝統的に緊密な独仏友好の精神で、新大統領と協力していくことを楽しみにしている」とフェイスブック上でも表明した。仏大統領選のあった7日は、北部シュレスヴィヒ=ホルシュタイン州の州議会選挙も行われ、メルケル首相率いるCDUが32.3%を獲得し、第1党を維持。9月の連邦議会(下院)選挙で首相4選を目指すメルケル氏の勢いが確認された形となり、首相にとっては最良の一日となった。
一方、同選挙での、ドイツ極右ポピュリスト政党「ドイツのための選択肢(AfD)」の得票率は5.9%。かろうじて5議席を確保したものの、ドイツ国内での同党の求心力低下を示す結果となった。