ドイツ発ニュース

（デュッセルドルフ5月9日）5月7日、フランスで行なわれた大統領選・決選投票の結果、中道・独立派のエマニュエル・マクロン前経済相（39）が、極右政党・国民戦線（FN）のマリーヌ・ルペン氏に勝利し、新大統領に選ばれた。ドイツでは若きフランスの大統領への期待が高まっている一方、6月の議会選で支持を集められるかどうかが、目下の課題となりそうだ。

5月8日発行の各紙の報道

西ドイツ・アルゲマイネ・ツァイトゥング紙（WAZ）：マクロン氏、明らかな勝利－ヨーロッパが安堵する

「革新者が65％以上の支持を集め極右・国民戦線のマリーヌ・ル・ペン氏に明らかに勝利した」
「ブリュッセルとベルリンでは大きな安堵：“自由、平等かつ博愛が勝利した”」
 

新オスナブリュック新聞：過半数がマクロン氏に

「フランスの新大統領に歓喜－ル・ペン氏は敗北を認める」　
「ヨーロッパが安堵。エマニュエル・マクロン氏は隣国の中で最も強力な男だ。新星は巨大な期待下にある。6月には次なる決戦がある」
「私たちはフランス：マクロン氏の支持者は熱狂的な応援で彼を祝福した」

ノイエ・ルール新聞：欧州が安堵、マクロン氏が明らかな勝利を獲得

「39歳のマクロン氏がマリーヌ・ル・ペン氏を敗りフランス史上最も若い大統領に」
「フランス版ケネディ氏が勝利：無所属候補エマニュエル・マクロン氏、若き大統領になる」

アーヘン・ニュース紙：エマニュエル・マクロン氏がフランスの大統領に

「無所属の立候補書に約65％の票が流れる。遅くとも来週の日曜日には公務が始まる予定だ。39歳の若き大統領が政府の大半が支持を得られるかは6月に決定する」
「ヨーロッパの大きな安堵：エマニュエル・マクロン氏が新たなフランス大統領に。リベラル派の元トップ銀行員は、自身の党『前進（En Marche、アン・マルシェ）』政党システムを高める。彼はベルリンでも支援が必要だ」

ザールブリュッケン新聞：フランスがマクロンを選び、欧州の立場が明確に

「フランスの戦いはとりあえずは終了した」
「偉大な国家は新たな指導者を得た：39歳のエマニュエル・マクロン氏はフランスで最も若い大領領となった。彼は衝撃的なキャリアを積むことになるだろう」

西ドイツ新聞：エマニュエル・マクロン氏が新たなフランスの大統領に

「社会自由党は極右・国民戦線のル・ペン氏に対し65％以上の票を獲得。パリでは多くの支持者が応援した」

ライプツィヒ民衆新聞：フランスはマクロン氏を選ぶ

「ドイツもフランス同様に安堵する：エマニュエル・マクロン氏は、マリーヌ・ル・ペン氏を敗りフランスの大統領となった。それにしても39歳とはどういうことだろうか？連邦副首相のシグマール・ガブリエルは既に新たな独仏関係を期待している」

ライニッシェ・ポスト紙：エマニュエル・マクロン氏の明らかな勝利

「フランスの世代交代：国と明確な半数以上の投票により選ばれたエマニュエル・マクロン氏に決定。39歳の前経済相がフランスの若き大統領となる」
「ドイツはマクロン氏を手助けするべきだ：EUはフランスが最終的にドイツに扉を開けた場合のみ安定化することができる」