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ミニシアターのコロナ支援に32億円をつぎ込むドイツ政府 - 大規模映画館の多くはすでに倒産

コロナ禍により、世界的に映画配給会社や映画製作者が大打撃を受けており、ドイツでも映画業界全体が危機に瀕している。映画館のハイシーズンは外が寒くなる11月から3月までだが、現在ドイツでは連邦政府の新型コロナウイルス感染拡大防止措置により、全ての映画館が閉鎖されている。

連邦政府は1月7日、「未来の映画プログラム」(Zukunftsprogramm Kino)と呼ばれる支援策の予算を2500万ユーロ(32億5000万円・1ユーロ=130円換算)に増額すると発表。対象となるのは地方の小規模映画館や特別なプロブラムを実施する映画館で、施設の技術をアップデートさせたり、パンデミック中に改築するために申請が可能だという。

同プログラムにより、これまでに約300館の映画館が支援を受けている。ドイツでは大規模な映画館の多くがすでに倒産しているが、小規模な映画館はさまざまなアイデアを駆使して生き残ろうとしている。一方で、ステイホームによってストリーミングサービスの利用が急激に伸びており、映画館の存在を脅かしているという現実もある。

参考:ZDF「Filmtheater leiden unter Corona - Kino-Krise zur Hochsaison」
 
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