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職務尋問の基準に肌の色

ドイツ警察官「外国人がしばしば不法入国のために利用している鉄道路線では、駅構内で警備する警察官は違法行為の疑いの有無にかかわらず、肌の色に基づいて職務尋問を行なうことができる」との判決を、コブレンツの行政裁判所が下した。これは当地の駅で、ある男性が警察に身分証の提示を要求され、拒むと鞄の中までチェックされたため、違法な職務尋問だとして訴えていたケースに対し下されたもの。男性の身元はその後証明されたが、裁判所は警察官の行為が法律の規定する権限に基づくものだったとしている。後を絶たない不法入国・滞在に警察が対処するには、無作為に尋問を行わざるを得ず、そのためには対象者を外見で判断するのが最も効率的であるというのが判決の根拠。今後は構内を忙しげに行き交う電車の利用客が、肌の色を理由に呼び止められる可能性も出てきた。
©Michael Probst/AP/Press Association Images

 
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