北海に浮かぶ小さな島、ヘルゴラント島にやって来る若いハイイロアザラシ。狙いは、同種ゼニガタアザラシの捕食だ。「本来であれば、同種のアザラシたちは仲良く共存し、浅瀬で一緒に休憩したりもする。なぜ、ハイイロアザラシが通常食べるはずの魚や鳥ではなく、アザラシを好むようになったのかは分からない。彼らの振舞いは極めて異常」とは、ハノーファー動物医科大学のジーベルト氏の言葉。ハイイロアザラシの大きさはゼニガタアザラシの約2倍で、体重は320キロになるものもいるという。一方のアザラシはせいぜい100キロ程度。襲われたらひとたまりもない。人間への危害については、海水浴をする子どもやウォータースポーツをする人々が襲われたという報告は今のところなく、まだ不明だそうだ。
19 Dez. 2025 1256号
ドイツ・世界・日本の
報道1年分をおさらい!
ニュースサマリー2025



インベスト・イン・ババリア
スケッチブック






