べルリン国際映画祭でにぎわうドイツだが、映画業界は極めて厳しい状況だ。2018年のドイツの映画鑑賞者数は前年度より13.9%減。昨年は暑い日が続き映画館には行かない傾向にあったこと、ワールドカップで客足が遠のいたことが理由として考えられている。また動画配信サービスが台頭し、映画業界の状況は激変している。チケット料金は14年間値上がりしておらず、平均して8.54ユーロ。前年度より9セント低い金額だ。フルタイムで働く従業員は時給9.47ユーロしか得られないという。
2 Mai 2025 1241号
終戦80周年記念特集
追放はどう語られてきた?
戦後独を考えるための問い