ニュースダイジェストの制作業務
Mon, 08 December 2025

LISTING イベント情報

スタッフのつぶやき 7 May 2015 vol.1434

7 May 2015 vol.1434

籠

ボツ写真 キャサリン妃第二子出産を知らせる通知を掲げた画架を見に行くため、バッキンガム宮殿に行ってきました。ツイッターで流そうと長い列に並んだのに、いざ画架の前に立ったらiPhoneのカメラ機能が白黒モードに切り替わり、元に戻せない。警備員に「後ろがつかえているから早くして」みたいなことを言われ、仕方なく白黒で撮影。結局、カラーで撮影するため並び直すはめになりました。ボツ写真をここに掲載致します。(籠)

月

カメラの汚れシャーロット王女誕生というおめでたいニュースで盛り上がった連休。2日はまずバッキンガム宮殿へ。一足先に到着していた(籠)さんがツイッターにアップした写真が、温泉で撮ったようにモヤがかかっていたので、そんなに霧が深いのかと思いきや、カメラのレンズが汚れていただけでした。上下、同じ日の同じ時間帯に同じ場所で撮った写真です。皆さん、カメラの汚れには気を付けましょう。(月)

 

スタッフのつぶやき 16 April 2015 vol.1433

16 April 2015 vol.1433

籠

ヴィクトリア & アルバート博物館で開催されている英ファッション・デザイナーのアレキサンダー・マックイーン展に行ってきました。いやあ、ぶったまげました。僕らが普段知っている「博物館の展示」という概念を完全に超越しています。ディズニーランドやユニバーサル・スタジオといったテーマパークもびっくりの凝りに凝った内装で不気味な非日常空間がつくられていて、観賞中はずっと心臓がドキドキしていました。正直なところ、マックイーンの作品そのものよりも、内装や音響効果の方が印象に残ったぐらいです。英国の博物館・美術館は、こうしたエキサイティングな展示を企画するのが本当にうまい! (籠)

月

桜が大好きです。この季節になると、近場で見られる桜を探してふらふらしてしまいます。先日訪れたロンドン中心部の公園では、ソメイヨシノと思われる薄い桃色の桜が見事な咲きっぷり。満開の桜の下では、日本を含むアジアの女性たちが、低い位置にある枝をぐいっと自分の顔に引き寄せてはい、ポーズ。「ああ、アジアらしいなあ」などと思っていたのですが、気付けばベスト・ポジションで写真を撮ろうとする老若男女の長蛇の列が。水仙を始めほかの花々も美しく咲き誇っていたのに皆そちらはそっちのけで桜との記念撮影に夢中になっている姿を見て、桜の持つ魅力は万国共通なんだと実感したのでした。(月)

嵐

レゴの展覧会「The Art of Brick」最終日前日に滑り込みセーフで足を運びました。子供のころはあまりレゴを使って遊んだことはなかったのですが、日本でレゴ・ブームが起こってからユニークな可愛さにはまってしまい、14年前に来英して間もなくウィンザーのレゴランドにも遊びに行きました。入場料はちょっと高めですが、週末に小旅行気分で楽しめるかと思います。情熱は昔に比べると少々衰えましたが、今回のレゴ展では有名な絵画やギリシャ彫刻、英国モノのビートルズやワン・ダイレクション、電話ボックスなどの作品を観て、無限にクリエイトできるアートの楽しさを十分に味わわせてもらいました。(嵐)

鯖

これから夏に向けて、ビールがおいしい季節ですね。来英当初はスコットランドに住んでいたのでウィスキーをたくさん飲もう! と思っていたのですが、結局エール・ビールばかり飲んでいました。ビールの世界って面白いなと改めて思ったのは、ロンドンとスコットランドではエール・ビールの飲み方が違うのです。ロンドンでエールを注文すると、エディンバラに比べて温度は低め、泡は多めで出てきます。気温などによって地域で飲み方を変えているのでしょうか。間もなく日本に帰国するのですが、日本でもクラフト・ビール・ブームらしいので、引き続きエール・ビールを開拓するのが楽しみです。(鯖)

 

スタッフのつぶやき 2 April 2015 vol.1432

19 March 2015 vol.1431

籠

幼いころから散々注意されてきたにも関わらず、全く改善することができなかった猫背と摺り足を30代半ばにして矯正することを一念発起しました。頭が天井から釣られているような感覚を維持する。腹筋と背筋で胴体を支える。肩甲骨を背後に寄せるようにして胸を開く。肩の力は抜く。あごを引く。足の裏全体を使って着地するようにする。やるべきことがいっぱいあり過ぎて、散歩するだけでパニック寸前にまで追い込まれていますが、お店のウインドーに映る自分の歩き姿を見る限り、少しずつ様になってきているように思います。サマー・タイムにも突入したことだし、今年の春は美しく歩くぞー。(籠)

月

英国では美術館や博物館のサポート会員になると、有料エキシビションを無料で、かつ行列に並ぶことなく鑑賞できたりします。片や劇場では多くの場合、会員の目玉は優先予約ができること。人気作品を無料、または格安で観られることはほぼないといってよく、前者に比べるとお得感が少なく感じられてしまいます。とはいえ、これは私が見ているのが、一番会費が安いレベルのものだから。数万ポンド出せば、自宅でキャストがパフォーマンスをしてくれる特典などもあるようです。それにしても数万ポンド……英国の芸術はこのくらいのお金をポンと出せる人たちによって支えられているのですね。(月)

澄

旅行へ行ったときに必ず一つは買う記念品。絵葉書やマグネットなど、人それぞれお気に入りがあると思いますが、私の場合は初めてドイツへ行って木彫りのくるみ割り人形を買って以来、10年ほど木で作られた置物を集めています。特に色が塗られていない、木目が美しいものが好みです。先日、久しぶりにドイツへ行った際、1回の旅行につき1つと決めていたのに、木彫りの人形をつい3体も購入。家に帰り、改めて増えたおみやげを眺めていると、毎回違う種類の置物を集めているため、なんだか統一感がないような……。すべてに愛着はあるものの、インテリア的には同じ種類の方がお勧めかもしれません。(澄)

眠

ロンドンで公開中の高畑勲監督「かぐや姫の物語」を観てきました。線一本一本に命があるかのような動き、四季の移ろいを柔らかく、そして登場人物の情感を細かく豊かに表現する水彩画風の色使い……。大胆に使われた余白も含めた画面の隅々までが素晴らしいアニメーションでした。その映像の美しさはこちらでも伝わるようで、満開の桜の大木の下、花びらを散らしながらかぐや姫が舞うシーンでは、客席から感嘆の声が漏れ聞こえてきました。日本は桜が見ごろと聞き、うらやましく思っていましたが、この映画を観てすっかりお花見気分で映画館を後にしました(外は嵐の真っ只中だったのですが……)。(眠)

 

編集後記 19 Mar 2015 vol.1431

19 March 2015 vol.1431

籠

地下鉄やバスに乗車するときに使うオイスター・カードの不具合に悩まされています。完全に壊れたわけではないのですが、反応が鈍いのです。カードを機械にタッチしても、3割ぐらいの頻度でしか反応してくれない。ラッシュ時の改札口前で人の流れを止め続けるのはもう嫌だと駅員さんに苦情を伝えたら、「強く叩け」とのこと。何を言っているのか分からなくて再度尋ねたら、「カードを『タッチ』するのではなく『ヒット』しろ」と言われました。確かに、カードを叩きつけるようにしてから打率が7割ぐらいまで上昇した気がします。悪いのはカードではなく、非力な僕の方だったということなんですかね。(籠)

月

読者の皆様から好評いただいていた「ロンドナーのお弁当生活」が本号を持って終了。同コラム執筆者のサイモンスさんには、「簡単、おいしい、ヘルシーな旬の味」も含め、2011年1月から4年以上にわたり、食関連のコラムをご執筆いただいていました。「料理したことのない人でも気軽に作れるお弁当を」「花粉症に効く料理は?」など私たちの勝手なリクエストにも快く応じてくださったサイモンさん、今まで本当にありがとうございました。食材の「旬」という概念が日本よりも希薄に感じられるここ英国でも、これまでのレシピを基に、季節の移ろいを舌で感じられるお弁当づくりに励みたいと思います。(月)

温

先日スーパーで「brine」と書かれたツナ缶があり、何のことだか分からなかったので、ツナ缶コーナーで長時間吟味していてこだわりがありそうなおばあさんに聞いてみることに。一つずつ手に取り「これはオイル漬けでしょ、これは水漬け、だからこれは何もなしよ」。その後も「オイル漬けは高カロリー! 選ぶならオイル漬け以外」などなど。日本ではこれが主流なのだが……と思いつつオイル漬けには手を付けられず、結局「brine」に。帰宅後、缶を開けると中から水が。調べてみると「塩水漬け」でした。あのおばあさん適当だなぁ! ちなみにカロリーを気にしていたおばあさん、大変ふくよかな体型でした。(温)

承

4年前ほどからポップコーンにハマっていて、業務用の機械が欲しいがために毎月ポップコーン貯金をしてしまうほど。英国産はもちろん、日本や米国のものまで食べ比べています。何と言ってもフレッシュなのが一番ですが、電子レンジで作ると焦がして台無しにしてしまう危険性があるため、一番手っ取り早いパックの出来合いのもので済ませています。スーパーにあるブランドはほとんど制覇してしまったので、次はマイナー系を探して試してみたいと思います。現時点でのオススメはセインズベリーズ・ブランド。砂糖のかかり具合といい、サクサク感といい、値段の割にはなかなかの出来です。(承)

 

編集後記 5 Mar 2015 vol.1430

5 March 2015 vol.1430

籠

会社にお弁当を持参するようになって一年以上が過ぎました。不摂生がたたり、体調を崩してばかりの貧弱な身体になってしまったことから、食生活の抜本的な改善を決意。スーパーに行って少し大きめのフライパンとお弁当箱を購入するところから始めて、今では就寝前の毎晩30分から1時間を料理の時間に充てています。10種類以上のおかずを並べたお弁当を、昼用と夜用の2食分用意するというのがいわば使命。終電を逃して帰宅時間が午前様になってしまったり、翌日に外食を予定していたりといった日以外は、ほぼ毎日料理しています。でも栄養重視のぶっこみ料理ばかりなので、腕はちっとも上がりません。(籠)

月

羊先日、会社で干支をモチーフにしたぬいぐるみをいただいたのですが、同僚たちと「いやに角が立派で顔が細長いヒツジだね」とザワザワ。よく見ると「The Year of the Goat」と書かれているではありませんか。そういえば旧正月の前後、ロンドンの街中では、ヒツジに加え、ヤギがフィーチャーされている光景を見かけました。何故にヤギ!? と思い調べてみると、中国における「羊」という漢字にはヒツジとヤギ両方の意味があるらしく、国によっては山羊年となるのだとか。特に英語だと翻訳次第で変わってくるのかもしれませんね。奥が深い。(月)

紅

ラインLINEストアにて、英国ニュースダイジェストのオリジナル・キャラクター・スタンプ「コーギーのイギリス生活」が販売開始となりました! 皆で案を出し合い、私はキャラクター制作を担当。40パターンの様々なシチュエーションを作り上げるのはなかなか大変でしたが、キャラクターに動きが出てくるとやはり愛着が湧いてくるものです。完成し、実際にLINEでスタンプを送り合ったときには感無量! 人から人へと少しずつ広がってかわいがられますようにと、旅をする我が子を見守るような気持ちでおります。(紅)

春

私は一日、映画2、3本分の夢を見ます。実際は誰もが夢を見ているそうですが、私の場合はそれを色や匂いまで鮮明に覚えていて、続きを見ることが出来たり、登場させたい人物を寝る前に見ると、その人が夢に出てきてくれたりします。こういう夢の見方をする人にあまり出会ったことがないので調べたところ「夢は右脳で見る」と聞き、妙に納得しました。私は左利きなのですが、左手を使うと右脳が活発に働くそうです。この間お寿司を食べに行ったとき、寿司が左斜め上に向かって置かれていて非常に食べずらくて困ったのですが、こんなに夢を楽しめるならそれもいいなと思う今日このごろです。(春)

 

編集後記 19 February 2015 vol.1429

19 February 2015 vol.1429

籠

英国に10年以上も暮らしていると、「英語を学ぶ」という意識が段々と希薄になります。いわゆる「ブロークン・イングリッシュ」でやりくりすることに慣れてしまうんでしょうね。でも本当は外国語の勉強に終わりなんてないはずなのです。2月10日にロンドン大学東洋アフリカ学院(SOAS)にて開催されたビジネス日本語スピーチ・コンテストの出場者の一人が、語学堪能になるコツとして「マニアックになること」を挙げていました。確かにマニアになるぐらいのつもりで学ばないと、十分な知識や技能ってなかなか身に付かない。好奇心と向上心を持ち続けることの大切さを出場者たちから学びました。(籠)

月

ラーメンズ小林賢太郎さんのソロ・パフォーマンス「ポツネン氏の奇妙で平凡な日々」ロンドン公演を鑑賞しました。パントマイムや映像、マジックなどを独自の美的センスで凝縮させて一つの結晶にしたような、まさにアート作品。でも同時にお子さんでもすっと見入って笑える、分かりやすさも追求しているところにパフォーマーとしてのプロ意識を感じました。弊誌のインタビュー記事で「大正時代の日本人を意識している」とお話されていましたが、西洋風の出で立ちに折り目正しく無駄のない所作は、確かに古き良き日本の姿を思わせ、これも一つの素晴らしい日本文化なのだな、と思ったのでした。(月)

春

休日に買い物へ出かけたとき、ガラスの小瓶が奇麗に並べられているのに惹かれて思わず入った香水屋。入ったが最後、普段は香りのするものなんてまとわないのに、お店を出るときにはしっかり購入していました。買っておいて何なのですが、私はどちらかというと自然の香りの方が好きです。自然の香りというよりは、空気の香りといった方が正しいかもしれません。特に好きなのは季節の変わり目で、春先の昼下がりの匂いと、初冬の朝の匂いがすると、それだけで意味もなく胸が高鳴ります。「そろそろ暖かくなってくるかな~」と、春先の香りに思いを馳せながら、この寒い日々が終わるのを待ちましょう。(春)

承

海外セレブ / 俳優が大好きというミーハーな私は、映画のレッドカーペットを見るためにウェブサイトをチェックするのが日課になっています。ハリウッドよりも場所争奪戦が控えめなロンドンに来てから、「ホビット」と「チャーリー・モルデカイ」のプレミアに行きました。やはり人気俳優たちは人柄も良し。遠くで待っているファンたちに対しても、サインやフォト・サービスに応じていました。演技力も大切ですがファンに接するのも大切なお仕事なのかもしれません。そんな私が次に狙うセレブはトム・ヒドルストン。彼はファン・サービスが良くて有名なので、首を長くしてチャンスを待っています。(承)

 

編集後記 5 February 2015 vol.1428

5 February 2015 vol.1428

籠

山野を駆け抜ける「トレイル・マラソン」の大会に出場してきました。舞台はロンドン郊外ケントの森林公園。スタート直後からいきなり農場の泥地がコースになっていて、走るというより「もがきながら滑る」という感じ。横たわる大木を越えたかと思えば、前の走者のお尻しか見えないような急こう配の坂を上り、くるぶしまで浸かるほどの沼の中を駆け抜けるという非常にハードなレースでした。でも、すごい楽しい。泥水を跳ね飛ばしても、ズボンを散々汚しても、誰にも怒られないんですから。「最悪なレースだったね」と言いながらもまんざらでもなさそうな、出場者たちの泥だらけの笑顔が美しかった!(籠)

月

ロンドン在住ながら同僚の多くは日本人。英語力が退化しているんじゃないかと心配になることもしばしばです。そこで活用したいなと思っているのがラジオ・ドラマ。同僚の一人は「エコノミスト」誌の音声版を通勤中に聞いているそうなのですが、演劇好きならばやっぱりこちらかな、と。なぜなら英国では一流の俳優たちがラジオ・ドラマに出演していることが多く、サイモン・ラッセル・ビールやロジャー・アラムのような超ベテランから、ベネディクト・カンバーバッチなど旬の俳優まで、様々な俳優たちの「声の演技」を楽しむことができるのです。これでラッシュ・アワーも楽しく乗り越えられるかな?(月)

縞

ロンドン西部ポートベロー・マーケット近くにある「Museum of Brands, Packaging & Advertising」に行ってきました。その名の通り、食品、洗剤などの日用品のパッケージや広告などのコレクションが、時代はヴィクトリア朝から現代に至るまでそろっています。職業柄、気になってしまうのはロゴのデザイン。デザインがほぼそのままのブランドから、イメージを保ちつつ時代に合わせて変えているブランドまで、その販売戦略を勝手に想像しながら見るのはなかなか面白い体験でした。数々の展示品がところ狭しと並んでいるので、ご興味のある方は、時間に余裕を持ってお出掛けになることをお勧めします!(縞)

春

「なんでロンドンにいるの?」と言われてしまいそうですが、「洋画より邦画」「紅茶より緑茶」「焼きたてのパンより炊きたてのお米」を愛する私。ロンドンの街を散歩するときにも洋楽よりも邦楽を聴くことが多いのですが、耳へと流れてくる邦楽独特のメロディーと目で見る英国の歴史的な街並みのミスマッチ感はなんとも面白く、そのギャップを楽しむのが日課でもあります。こうして異なる地に身を置きながら「日本」を取り入れると、今まで知らなかった良さや楽しみ方に気付かされるものです。もう少し暖かくなったら、グリーン・パークで和書を読んでみるのも良いかもしれませんね。(春)

 

編集後記 22 Jan 2015 vol.1427

22 January 2015 vol.1427

籠

1月18日までナショナル・ギャラリーで開催されていた「晩年のレンブラント」展に行ってきました。同ギャラリーの会員でさえも入場するのに数時間待ちという混雑ぶり。でも、我慢して待った甲斐がありました。「光と影の画家」と呼ばれるだけあり、暗い館内で、絵そのものが発光しているかのように見えてひたすら感動。展示作品の大部分を占める肖像画では、顔の皺や手の甲に浮かぶ血管までもがものすごく細かく描かれているので、観る位置を変える度に新たな発見が。モデルが身に着けている衣装や宝石は、3Dメガネで眺めているのかと錯覚するほど立体的。幸せなため息をいっぱいついた一日でした。(籠)

月

昨年末、新年の誓いで「インターネット・ショッピングの有効活用」を挙げ、同僚にアマゾンで買い物するぞ! と宣言した私ですが、新年早々、実行してしまいました。元々「それは新年の誓いじゃなくて単なるTo Doリストだ」とお叱りを受けていたこともあり、目下新たな誓いを検討中です。首や肩の凝りがひどいので、きちんした枕を買わねばと考え早数年……。着なくなった服はチャリティーに出そう! 部屋を覆い尽くしている本を整理しなきゃ……。考えれば考えるほど、日常生活の雑事ばかりが頭に浮かびます。やはり新年の誓いは、年の暮れに来る新年を見据えつつ、熟考して練り出すものなのですね。(月)

眠

閉店間近の夜のカフェで友達と話していたところ、1歳半くらいの可愛い赤ちゃんが店内を縦横無尽にハイハイしまくり。あっちに行ってはニコニコ、私たちのテーブルに来てもニコニコ、店員さんのところでもニコニコ。この赤ちゃんに導かれるように、いつの間にか知らない人同士でおしゃべりが始まりました。日本人や韓国人、スペイン人にアルゼンチン人――それぞれフォトグラファーを目指していたり、デザイナーでロンドンにやって来たばかりだったり。世界中から人の集まるロンドンならではの光景でした。「子はかすがい」という言葉は、家族間にだけ当てはまる言葉ではないのかもしれませんね。(眠)

春

古い話で恐縮ですが、昨年末のある日、私はいつものように地下鉄に乗っていました。日本にいたときからそうなのですが、私は座席に座るよりも入ってすぐの壁際にもたれかかっている方が落ち着きます。その日の運転は少し荒めだったので、駅に停車するときの急ブレーキで向かいに立っていた見知らぬ英国男子が私を囲うように壁に手をドンッ! 「 これがうわさの壁ドンか!」と思わず感動してしまいました(笑)。何だかだいぶシチュエーションが違う気もしますが、昨年は日本で流行語大賞のトップテンにも選ばれた壁ドンを体験出来たので、今年も流行の波に乗り遅れないようにしたいと思います。(春)

 

編集後記 8 Jan 2015 vol.1426

8 January 2015 vol.1426

籠

大晦日のカウントダウンで朝方まで騒ぎ、仮眠後に街へと繰り出し、翌2日から出社というこの国の慌ただしい新年の迎え方に慣れることができません。そして「初夢って大晦日と1日のどちらの晩に見るものだっけ? 2日夜説もあったような? 昼寝した場合はどうなる?」と混乱した揚げ句に、結局ろくな夢なんて見ないのです。初夢という慣習は、家族と「どんな年にしたい?」なんて言いながらお餅を食べた後ですやすや眠り、また次の日も昨晩見た夢についてゆっくりと語り合うことができる正月三が日があってこそ成り立つのではないでしょうか。本年も英国ニュースダイジェストをよろしくお願い申し上げます。(籠)

月

毎年、年明けには新年の誓いをいくつか立てるわけですが、今年はどうしようと悩んでいたところ、同僚から「インターネット・ショッピングの有効活用にしなよ!」と促されました。実は私、いまだアマゾン(UKも日本も)を利用したことがありません。必要に迫られて舞台のチケットと日本の本はネット購入をしていますが、それ以外は皆無。確かに基礎化粧品や重くてかさばる日用品などは、ネットで購入して届けてもらった方が便利ですよね。スーパーでも自宅までお届けサービス、やっているようですし。というわけで今年の誓いの一つは、「高度情報化社会におけるメリットを少しは味わおう」となりました。(月)

紅

新年より心機一転、名前を変えました。(狸)こと(紅)です。英国では年末年始に大々的なセールが行われます。昨年は一足早めにクリスマス前から大多数のお店がセールを開催しており、私もダウン ・ジャケットを購入。値段の割にデザインが素敵で、あったかい! と浮き足立っていたのも束の間。背中がかゆいな~と思って見てみると……なんと裏地から羽毛が次々と出てきているではありませんか! それらが肌に刺さっていたのです。残念ながら、そのコートは不良品として返品させていただきました……。やはりダウンは少々値が張っても良いものに限りますね。皆さまもセールの罠には十分ご注意を!(紅)

渚

カフェ・ラテを頼むとき、ついラテと略してしまうのは私だけでしょうか。この冬のイタリア旅行で、何も考えずラテと注文しましたが、考えてみればイタリア語でラテはミルクのこと。入るのを躊躇したほど高級なレストランで、紳士淑女が食事をしながらワインを嗜んでいる中、はっと思ったときには温めたミルクが私のもとへ。 カフェ・ラテを注文したつもりだったと話すと改めて持ってきてくれましたが、周りにも笑われる始末。いかにも慣れていなさそうなアジア人なのだから、念のために聞き返してくれても……と思う一方、イタリアでラテはミルクというのは常識。「慣れ」の恐ろしさを知りました。(渚)

 

編集後記 18 Dec 2014 vol.1425

18 December 2014 vol.1425

籠

毎年クリスマス前になると、チャールズ・ディケンズの名作「クリスマス・キャロル」を初めて読んだ日のことを思い出します。小学校の高学年になっても毎晩9時には寝ていた僕が、物語に夢中になり、初めて夜更かしをしたのです。話の続きが早く知りたくて、勢いよくページをめくったときに鳴る音。深夜に帰宅した父親が「まだ起きていたのか」と言いながら浮かべた驚きの表情。小さな本の中に「もう一つ別の世界がある」と発見したようなあの感覚。すべてが宝物です。あの物語の舞台に今、自分が住んでいるなんて信じられないなあ。次号の発行日は1月8日です。どうか良いお年をお迎えください。(籠)

月

先日、弊誌にて「英国で販売されている鶏肉の7割には食中毒の原因となる細菌が付いている」というニュースをご紹介しました。その記事内に食品基準庁(FSA)が鶏肉は調理前に洗わないことを推奨しているというくだりがあり、「洗ってはいけないの!?」と社内でひと騒動になったのですが、FSAのサイトに「Don't wash raw chicken」というコーナーがあり、キッチン用品たちが生の鶏肉を水洗いする危険について語るビデオまで出ていました。洗わないのは、菌が周囲のキッチン用具や食べ物、服に付着することを防ぐためで、高熱を通すことによって殺菌できるそう。詳しくはFSAの同コーナーをご参照ください!(月)

鯖

クリスマス・ムード真っ盛りの今日このごろ。先日もサンタ・コスチュームに身を包んだ若者たちを街で見かけ、クリスマス当日の渋谷センター街を思い出しました。私にとって、去年のクリスマスが英国で過ごす初のクリスマスだったのですが、人生で初めてのんびり過ごすことができました。友人と某動画サイトで方法を確認しつつ、キジをさばいて丸焼きを作ったり、フットパスを歩いたり。家々のクリスマス・リースを見るのも面白かったです。日本のギラギラとしたクリスマスとは違い、なんて穏やかなんだろう! と感動すらしたのでした。今年はどんなクリスマス体験が出来るのか今から楽しみです。(鯖)

七

師走になり、日本では一年の世相を表す今年の漢字に「税」という漢字が選ばれたというニュースを先日、耳にしました。この機会に今年一年を振り返り、自分の漢字一文字を……と考えてみると、「還」という字が近いかなと思いました。良いことも悪いことも同じように起きた日々は、結局、元ある様子に戻っていたというのが私のこの一年の印象です。母の顔も持つ私には、これが幸せとも言えます。最後に来年は、と抱負を述べるのが無難なのかもしれませんが、ふと「来年のことを言えば鬼が笑う」という言葉を思い出し、ただただお世話になった方々に感謝しながら、新年を迎えられればと思います。(七)

 
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