ニュースダイジェストの制作業務
Mon, 08 December 2025

LISTING イベント情報

編集後記 4 Dec 2014 vol.1424

4 December 2014 vol.1424

籠

朝起きてカーテンを開けても、朝なのか夜なのかどうかさえはっきりしないような、どんよりと暗く寒い季節となりました。英国で初めて冬を過ごすという方は、既に少々のつらさを覚え始めているかもしれません。実際に「ウィンター・ブルース」と言って、この季節にうつ気味になる人は多いようです。物事がおっくうに感じるようになったら、照明を明るくしてみたり、部屋に花や絵を飾ってみたり、温かい飲み物をゆっくり飲んだり、そんなちょっとした工夫をしながら、小さな幸せを慈しむようにして毎日を過ごすというのが、英国の厳しい冬を越すためのコツ。春を迎えたときの感動はひとしおですよ。(籠)

月

「くまのパディントン」の実写版映画「Paddington」がPG(一部のシーンは小さな子供に適さない可能性あり)指定を受けたことが話題となりましたが、英国を代表するもう一匹のくま、プーさんにも騒動が。ポーランドの小さな町の議会で新しい子供の遊び場のマスコットを決める際、一部議員がプーさんを「不適切な」服装で「両性具有」であるため子供の遊び場には適さない、と主張したのだとか。映画「Paddington」については未見なのではっきりとしたことは言えませんが、子供のころ、私の創造力の翼を広げてくれた童話の主人公たちが「不適切」になってしまうことにやるせなさを感じてしまいました。(月)

澄

イタリアに住んでいる友人から、近くのスーパーで買ったというサラミをもらって以来、すっかりサラミ好きになってしまいました。英国内ではなかなか同じ味が見つからず、友人がくれたような脂が乗っていて噛めば噛むほどうまみが出てくるサラミを求めて、先日初めてイタリアに行ってきました。複数のスーパーやお店に入ってみれば、どこに行っても相当な種類の商品が。友人にもらったものと同様、 小さなサラミが紐で繋がっているタイプに絞って結構な数にトライしてみたものの、結局その味を超えるものには出合えませんでした。次回はさらにおいしいサラミを求めてまた旅に出たいと思います。(澄)

潜

いわゆる「ブラック・フライデー」と呼ばれる、感謝祭後の大セールが英国にも波及してきましたね。「人ごみは苦手、セールも別に……」と普段なら横目で見ている私ですが、よく使っている基礎化粧品のブランドから届いた「全商品20%オフ!!! 今だけ!!早く!!!!」のメールで心がぐらついてしまいました。そしてこの便利なご時世、人でごった返すお店に行かずとも、オンラインでポチッと購入出来てしまう手軽さに、ついついあれもこれもと……。誘惑にいとも簡単に負けてしまった私ですが、来年こそは「何があっても買わない!」という強い精神力で対抗したいと思います。でもまた負けそう……。(潜)

 

編集後記 20 Nov 2014 vol.1423

20 November 2014 vol.1423

籠

BabymetalとPerfumeという日本のアイドル2組のロンドン公演に続けざまに行ってきました。ライブ中、現地の観客たちが「ソレ!」とか「先まで!」といった日本語の掛け声を歌に合わせて一斉に叫んでいたことにびっくり。私が日本で学生をしていたころ、この種の掛け声は一部で「日本のクラブ文化の汚点」のような扱いを受けていました。洋楽に詳しい先輩から「皆で一斉に掛け声を合わせるスタイルは、日本の横並び意識の象徴。海外ではそれぞれが自由に踊っているよ」と聞いて、なるほどと思った記憶があります。でも、ロンドンの観客も機会を与えられれば掛け声を合わせるみたいですよ、先輩。(籠)

月

先日まで日本に一時帰国していました。折しも日本は紅葉の季節。東京の神宮外苑にあるイチョウ並木を見てきました。神宮外苑といえば、私にとっては学生時代、部活動でさんざんランニングさせられた青く苦い思い出(?)のある場所。あのころは足元の「この地点で~キロ」という表示ばかり見ていたものでした。今回、並木沿いのカフェでランチを楽しみながら、緑と黄色に彩られたイチョウの葉っぱを見つめていたら、様々な思い出が胸に去来すると同時に、長年親しんできた場所での新たな発見に心が躍りました。今回、遠出はできませんでしたが、身近な魅力を再発見! というのも良いですね。(月)

縞

ダイジェストで働いていると言うと、「どの記事を書いているの?」とよく聞かれます。ご存知ではない方も多いかもしれませんが、雑誌作りには、「デザイン」という作業があって、デザイン部はダイジェストに掲載する広告はもちろんのこと、コラムや特集ページなどのデザイン作業を担当しています。そんなデザイン部が毎年心を込めて制作しているのがダイジェスト・カレンダー。机に置いても邪魔にならないA5サイズ、そしてコンパクトながらも予定を書き込めるデザインになっています。JP-BOOKSさんで販売させていただいておりますので、ご興味のある方はお手にとってご覧くださいませ!(縞)

眠

ある日の地下鉄車内での出来事。何の前触れもなくシャックリが始まりました。水や飴もなく、息を止めてみてもなかなか治まらず。不可避的・突発的に繰り返される「ひーーっく!」。恥ずかしいやら居心地が悪いやらで、ずっとうつむいていました。すると突然、至近距離で聞こえた男性の「うわっ!!」という大きな叫び声。乗客皆が一瞬飛び上がり、何が起こったのかと男性の方を見ると、「シャックリ止まった?」とニッコリして、颯爽(さっそう)と電車を降りていきました。その後の車内は和やかな笑いに包まれ、私もシャックリのことすら忘れてしまいました。ロンドン地下鉄「惚れてまうやろー!」ネタでした。(眠)

 

編集後記 6 Nov 2014 vol.1422

6 November 2014 vol.1422

籠

「いつまでロンドン暮らしを続けるの?」「そろそろ日本に帰っておいでよ」。日本の古い知り合いとたまに連絡を取る機会があると、よく言われるセリフです。「飽きたり辛かったりしたときには、いつでも帰ってくることができる場所があるんだよ」という意味の非常にありがたい言葉であることは分かるのですが、同時にほんのりと違和感も覚えてしまいます。僕はロンドンで仕事を持っているわけだし、少なくともこの場所にいるからこそできることは何かと模索している最中なのだから、あまり気安く「帰っておいで」なんて言わないで欲しい。そう思ってしまうのは、まだ人間ができていない証拠なのかな。(籠)

月

ロンドン市内50カ所で、著名人がデザインした「くまのパディントン」の像がいよいよ展示され始めましたね。今年の夏には、人気の本50冊に関連したデザインが施された本型のインスタレーションが街を彩りました。こうしたパブリック・アートのユニークな点は、展示が終わった後にチャリティー目的のオークションが行われるということ。有名人が積極的に関わり、皆で楽しみ、社会に役立てる―チャリティー精神が根付いた英国ならではのこうした姿勢は素敵だな、とつくづく思います。ところでこれだけ大きなアート作品、一体いくらくらいで最終的に誰が競り落として、どこに置いているのでしょうね。(月)

嵐

映画「Northern Soul」を観に行ってきました。ファッション・フォトグラファーとしても有名なエレーヌ・コンスタンチン監督によるこの映画は今、英国中のノーザン・ソウル・ファンを沸かしています。「ノーザン・ソウル」とは音楽のジャンルの一つで、英北部で1960 ~ 70年代に流行った音楽であることから名付けられたそうですが、私はこの音楽が大好きで、一時は毎週末のように関連イベントへと踊りに出掛けていました。時代が過ぎ去った現在でもその当時にタイムスリップしたかのような気分を体験できる場所があるというのは面白いなとしみじみ思います。興味のある方はこの映画を観てみてください。(嵐)

嵐

コロンビア・ロードのフラワー・マーケットが最近好きです。売り物の花々を見ているのも楽しいのですが、たくさんの花束を抱えて歩く人たちが何とも微笑ましいので見ていて幸せな気分になれます。わざわざお花を買ってきて生けるということを今までしたことがなかったのですが、部屋に花があるだけで気分が全く違うことに改めて気付き、花を飾る習慣の素晴らしさを実感しています。街並みから色味が消えるこれからの季節、せめて部屋の中だけでもカラフルにしようと思います。次回はクリスマス向けのお花か、それとも植木にしようか。そんなことを考えて色々と妄想している時間も楽しいです。(鯖)

 

編集後記 2 Oct 2014 vol.1420

18 September 2014 vol.1419

籠

「独立に賛成したスコットランド人は、英国人的ではないというわけではない。英国らしさを好まない者をも諸手を挙げて歓迎するのが、英国的である」。スコットランド独立を問う住民投票の実施後に「タイムズ」紙に掲載された社説の一部です。読んだ後でしばらく動けなくなるぐらい、心に刺さりました。もちろん、実生活レベルにおいては、異なる考えを持つ人と共存していくというのはそんなに簡単なことではありませんよね。実際、人種や宗教、文化の違いを原因とするトラブルは日常茶飯事ですし。でも、少なくとも建前としてこういうことが言える英国に住んでいて良かった、としみじみ思いました。(籠)

月

今から半年くらい前、オフィスと自宅の部屋に潤いが欲しくて、ガーデン・センター「クリフトン・ナーサリーズ」で小さな鉢植え2つを購入しました。もともと植物を育てるのは苦手で、こんな自分の元に来てしまってかわいそうに……なんて思っていたんですが、それぞれクリスとベンと名付けて水をやり、毎日散歩(中庭で日光を浴びさせるだけ)させていたら、すくすくと育つこと育つこと! いまや購入時の2倍くらいに成長してしまいました。鉢がかなり窮屈そうなので、もっと大きな器を買おうともくろんでいます。パークに生い茂る木々も素敵ですが、無味乾燥な部屋に息づく小さな緑も良いですね!(月)

澄

クロアチアへ旅行に行ってきました。7~9月は観光シーズンと聞いていたので、今年最後の夏を楽しむべくリゾート気分で行ってみると、初日はどしゃぶりの雨。気温も15度くらいしかなく、なんだか場違いな格好で街を散策することに。地元の方の話によると、今年の夏はこんな天気ばかりだったのだとか。次の日からも、晴れたり、雨が降ったり、曇ったりと、一日のうちでも天気や気温が変わりやすく、どこへ行ってもこの気候からは逃れられないのかなと若干の不満を感じつつ、ドブロブニクやスプリット、ザグレブを始め、一通りの観光名所を網羅。改めて晴れのありがたみを感じた旅となりました。(澄)

温

今年、人生初の家庭菜園に挑戦。我が家ではトマトをよく食べるということと育てるのが簡単というイメージからトマトを選びました。6月中旬に苗ではなく種から育てるという、かなり遅めのスタートだったのに加え、気温が低いこともあって成長は思っていたよりゆっくりで、いまだ実は青いままです。最初のころは、やっと発芽したかと思えば、ある日突然、芽だけが夜の間に消えているという奇妙な事件も起こりました。色々調べてみると、カタツムリの仕業でした。今はカタツムリ対策も万全。今か今かとトマトが赤くなるのを待っています。しばらくは花より団子、家計の支えを根気良く育てていきます。(温)

 

編集後記 18 Sep 2014 vol.1419

18 September 2014 vol.1419

籠

英国の週刊誌「エコノミスト」の購読を始めて、かれこれ10年以上が経ちました。いまだにすごい雑誌だなと思います。たとえ背景知識が乏しくとも、世界で何が起きているかを少なくとも分かった気にさせ、またそれぞれの事象の未来図までを描いてしまうマクロな視点。ニュース記事という枠を超えた技巧とユーモアにあふれた文体。日本関連の記事も「よく調べているなあ」と感心させられることが多いです。在英ジャーナリストの小林恭子さんによると、同誌の編集部では「さて今週は世界をどうやって提示しようか」という感じで会議が進むのだとか。そんな、いかにも大英帝国的な世界観が素敵。(籠)

月

本号の特集「シャーロックとホームズのロンドン」を執筆してくださったのは、数多くの雑誌にシャーロック・ホームズ関連の記事を寄稿されている英国在住の清水健さん。原作中のほんの数行を理論的に証明することが可能か科学的に検証したり、世界各地のホームズゆかりの地に赴いては現地調査に勤しんだりと、ホームズに人生の大部分(?)を捧げている筋金入りのシャーロキアンです(外見もヴィクトリア時代を彷彿させるような……)。BBCシャーロックにはまっている人は多いかと思いますが、原作の世界にも無尽蔵の謎や楽しみが詰まっていますので、未読の方はぜひ手に取ってみてください!(月)

嵐

最近、アール・グレイ・ティーの飲み比べをしています。アール・グレイと言えばアロマ・オイルとしても使用されるベルガモットの香りをつけたフレーバー・ティーの一種。ベルガモットにはリフレッシュ効果があるらしく、仕事の合間に心地良い気分になっています。ティーの飲み比べってこれまで意識して実践したことはなかったのですが、色の出方(濃薄)、微妙な風味や香りの違いなど、自分が一番好きなものはどれかなと思いながら味わうのはなかなか楽しくて、かなりはまっています。香りの好き嫌いなどもあると思いますが、アール・グレイに限らず、皆さんも飲み比べ、ぜひお試しください。(嵐)

潜

いわゆるアラフォーになって、実はテニスを始めました。家から徒歩2分の公園内にある公共テニス・コートで個人レッスンをしているコーチを見る度にちょっと気になっており、この距離なら気軽に始められるかも……と思ったのがきっかけ。人生で初めてテニス・ラケットを握った日からまだ3週間程ですが、褒め上手なコーチのおかげで、意外にも私がボールを打っている! ということに軽い感動を覚えています。ラリーが出来るようになるまでもう少しなので、今はそれを目標に週末のレッスンを楽しみにしています。「Never too late to learn」と言われますが、新しいことを始めるのはやはり楽しいですね。(潜)

 

編集後記 4 Sep 2014 vol.1418

4 September 2014 vol.1418

籠

ショックが大き過ぎて周囲の人々には話していなかったのですが、我が家に空き巣が入りました。家に帰ったら、自室の扉がストッパーで止められたまま全開に。そしてPCやテレビといった電化製品一式とタンス預金が消えていました。恐らく中古店に売りさばくためでしょう、電化製品に関しては取り扱い説明書も持っていかれたようです。緊急番号の999を鳴らしたら、その数分後には2人の警察官が到着。 事件現場となった私の部屋の中を確認しながら、「随分荒らされましたね」と言ってくれたのですが……。「荒らされたんじゃなくて、もともと散らかっている場所なんです」とはどうしても言えなかった。(籠)

月

エディンバラの街の至るところで芝居やダンス、コメディーが繰り広げられるエディンバラ・フリンジが8月末に終わりました。毎年行きたいと騒いでいながら、いまだに行けていない(どころかスコットランドに行ったことすらない)体たらく。今年もやっぱり無理だった……。ホテルや航空チケットをチェックするまでは良いのですが、外せない仕事が入ったり、体調崩したりと、何かと邪魔が入る。もうかれこれ10年ほど片思い中です。同様におあずけを食っているのがニューヨーク(昔行ったことはありますが)と屋久島。まあ、憧れの場所があるというのは、 生きる目的にもなって良いですよね。(月)

眠

国会議事堂の見学ツアー & アフタヌーン・ティーに行って来ました。特に政治にも歴史にも詳しくないのですが、ミーハー気分で参加です。女王のスピーチが行われる上院の絢爛豪華な玉座や、下院にある 緑色の長ベンチなどを間近で見られるのも感激ですが、少しすり減った床や戦争の傷跡を残した一角など歴史の積み重ねを感じる博物館的な部分と、地味な議員の名札や、雰囲気に全くそぐわないTVモニターや扇風機など、現場のリアルさを示す部分の混在ぶりが面白く感じました。あ、アフタヌーン・ティーはテムズ河を臨むテラス席に行ってみたい方にはオススメですが、それ以外は期待しない方が……。(眠)

渚

エンターテイナーの友人に誘われ、英国人の子供の誕生日会へ行きました。子供たちの目はパペットやバルーンを使った友人のショーに釘づけに! また、英国の誕生日会では定番の「Pass the Parcel(小包回して)」というゲームでも大興奮。音楽が流れる中、 子供たちが輪になって、景品と包み紙が幾層にも重なり合った小包を回し、音楽が止まったときに小包を持っている子が包みを1枚だけはがして中の景品 をもらえるというルールで、景品欲しさに小包を回さなかったり、当たらず泣き出したり、景品を手にして満面の笑みを浮かべていたりと、子供たちの色々な表情を見ることができ、心が和みました。(渚)

 

編集後記 21 Aug 2014 vol.1417

17 July 2014 vol.1415

籠

いわゆる西欧の小さな子供ってなんであんなに可愛いんでしょうね。先日、ロンドン市内のレストランで食事をしていたら、後ろの席に座っていた小さなお子さんが、私の肩をつんつんと叩いてきました。なんだろうと思って振り向いてみると、若いお父さんに抱かれた男の子が、満面の笑みでこちらを見つめているではありませんか。「うわあ、可愛いな」と思ったのもつかの間、その子が私の顔面に向かって「ブッ」。そう、唾を吐いてきたのです。どうやら常習犯らしく、平謝りしていたそのお父さんは、その後ずっと子供の口を手でふさぎっぱなしでした。子供って可愛いけど、つくづく大変なんですよね。(籠)

月

前号の特集でBookBenchを取り上げましたが、私は幼少期から英国の絵本や児童小説が大好きでした。ピーター・パンを読んでロンドンの街に憧れ、ナルニア国物語のシリーズは小学校の図書館で司書の先生にあきれられるほど何度も借りては読み返しました。それでも今回、読んだことのない作品がたくさんあることにびっくり。せっかくですし、気になった本を原書で読んでみたいと思います。まずはやはりピーター・パン誕生のきっかけとなった「小さな白い鳥」と「ケンジントン公園のピーター・パン」でしょうか。ケンジントン・ガーデンズのベンチで読書して気分を盛り上げるのも良いですね。(月)

狸

英国はもう夏が終わりかけですが、日本はまだまだ暑い日々が続いているようですね。先日、日本から友達が遊びに来てくれたのですが、私はもう秋用コートを羽織っているのに彼女が持ってきたのは薄手のカーディガン1枚! それでは夜凍えちゃうよと、ストールを貸してあげてことなきを得ましたが、日本の暑さからはロンドンの涼しさが想像できなかったようで、お土産の一つは「チョコまで焼いたたけのこの里」でした。チョコレートの部分が外の暑さで溶けてしまうため、手で持っても溶けないお菓子が今年は流行しているそうです。30度後半の猛暑日が続く真夏の日本にはもう帰れないかも……。(狸)

七

初めまして、インターン生の(七)です。書くことと同じくらい踊りが好きです。先日は男版ビヨンセことヤニス・マーシャルさんのダンス・ワークショップに行ってまいりました。ハイヒールを履いてビヨンセを踊る男性として話題沸騰中の超有名仏人ダンサー。男性がハイヒールでビヨンセなんて笑っちゃう? そう思いますよね。でも全然笑えないのです。本家ビヨンセを凌ぐ勢いでした。お髭を生やしたイケメンお兄様なのですが、スタジオにいたどの女性よりも「女性」でした。普段はスニーカー大好き人間なのですが、ヤニス様の教えを受け、無駄にハイヒールを買いに行ってしまいました(笑)。(七)

 

編集後記 17 Jul 2014 vol.1415

17 July 2014 vol.1415

籠

サッカーのワールド・カップがついに閉幕しましたね。決勝戦当日、私はジミー・カーという英コメディアンのスタンダップ・コメディー・ショーを観に行っていました。このカーという人、観客の野次に反応するのが大変上手。この日の会場に何度も響いた野次は「サッカーを観せろ!」でした。まあ、ある程度はそういう野次を予期して準備もしていたのでしょうが、カー氏はこの野次に応え、延長戦の後半部分だけ会場の大型スクリーンにサッカー中継を映し出して、なんと「お笑い実況放送」を始めたのです。会場は爆笑の渦。以来、決勝戦における感動のハイライト映像を見る度に思い出し笑いしています。(籠)

月

先週一週間、大家さんの孫2人(1歳と2歳)がフラットに滞在していました。両親と長く離れるのは初めて。きゃっきゃ遊んでいたと思ったら次の瞬間には「マミー!!!」と大泣きです。気風の良いスペイン人の大家さんはぶち切れて叫ぶし、先週から我がフラットの住民となった子犬は負けじと駆け巡っているし、まさに地獄絵図。お風呂上りに裸で体当たりして私を殴りまくる子供たちをいなしながら、「パソコンが立ち上がらない」「DVDがつかない」と5分置きに呼びに来る大家さんの相手をしつつ、足は子犬にかじられているという一週間、わずかではありますが子育ての大変さを垣間見た気がします。(月)

縞

皆さん、一時帰国の際のお土産はどうされていますか? 私は家族、友人からリクエストをもらうときもありますが、今まではニールス・ヤードの化粧品やフォートナム & メイソンの紅茶など、比較的手に入りやすいものばかりでした。しかし、前回の帰国の際に、義弟から次回のおみやげは「フィッシュ & チップス」が欲しいとのリクエストが! 英国を訪れたことがない彼は、どんなものか食べてみたいようなのです。まずくてもいいとのことなので(それが人生初のフィッシュ & チップスだとしたらかなり微妙ですが……)、どなたか日本に持っていける形状のフィッシュ & チップスをご存知でしたら、教えてください!(縞)

澄

日本から遊びに来た家族と、ストラトフォード・アポン・エイヴォン近郊で淳子さんとアンディさんご夫妻が運営するナロー・ボートのショート・クルーズに参加してきました。ベッドやキッチン、トイレなどもあり、ボート内での生活の様子を感じられる船内は、ロンドンなどで体験できる観光船とは全く違った雰囲気。ナロー・ボートや運河にまつわる様々なエピソードを聞きながら、狭い橋をすり抜けたり、水道橋を渡ったり、水門の開閉を体験したりと、自然豊かな運河の旅を思い切り満喫することができました。少しだけ操縦体験をさせてもらい、誰よりも感動していた父親の姿が微笑ましかったです。(澄)

 

編集後記 3 Jul 2014 vol.1414

3 July 2014 vol.1414

籠

●テニスのウィンブルドン選手権を観戦してきました。名物となっている当日券購入の行列に並んだのです。夜明け前に家を出て、コーヒー片手に行列待ちをしながら朝日を拝み、同じく行列に混じっていた知人と久しぶりの再会を喜び合う。しかも誰もが英国のアンディ・マリーや日本の錦織圭といった一流選手を間近で観ることを楽しみにして興奮気味だから、何気ない会話が大いに弾む。「行列待ち」そのものが楽しいイベントなのです。あの「ピース & ラブ」精神に溢れた雰囲気は病みつきになりそうです。弊誌ウェブサイトの「編集日記」でもレポートを綴っているので、よろしければご覧ください。(籠)

潜

●アロハー。先週休暇を頂いてハワイ島へ旅してきた(潜)です。いやーそれにしてもハワイは遠かった(ロンドンから片道約24時間)! それでも行って良かったと思わせる魅力がハワイにはありました。特に木や花、鳥や虫などの動植物の豊かさ、穏やかな人たちとゆったりした時間の流れ……。ヨーロッパやアジアとは根本的に違う「何か」があるようでした。ハワイ島は観光客もさほど多くなく特にゆったりしていたのが良かったのかもしれません。パワー・スポットとして知られるキラウエア火山を訪れ、潜水艦ツアーに参加して深海魚を観察するなど、盛りだくさんの1週間でした。ハワイ、お勧めです。(潜)

 

編集後記 15 May 2014 vol.1411

15 May 2014 vol.1411

籠

●2014年の年明けから、英国内でのルーマニア人に対する就労制限が撤廃されたことがニュースとなっていたことを皆様は覚えていらっしゃいますでしょうか。それから早4カ月半が経過。私のフラットは、気付けばルーマニア人だらけになっていました。先日はそのうちの一人の誕生日パーティーに招待してもらったのですが、そこに集まった私以外のメンバーは、ほぼ皆が同郷の出身者ばかり。考えてみれば、ルーマニアから英国まで飛行機でたかだか数時間です。日本の地方から知人を頼って上京する感覚と変わらないのでしょうね。ちなみにサルマーレ(ルーマニア風ロールキャベツ)はなかなかおいしいです。(籠)

 
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