先週の土曜日についに開幕した第174回オクトーバーフェスト。長年ドイツに住んでいても「行ったことない」という人も多いとか。10月7日の最終日までに延べ600万人が訪れるこのイベント、実際に経験してみなければその楽しさはわからない!一足先に初日に行ってきた編集部員R子が、熱気ムンムンのお祭り騒ぎをレポートします。
ミュンヘナーが初日に賭ける理由
「Oans、zwoa、drei、O'zapf is!」。オクトーバーフェスト初日の正午。バンドと客の息の合ったカウントダウンとともにビール樽の鏡割りが行われ、その瞬間、ついに174回目のビール祭りが幕を開けた。
ここは地元っ子ミュンヘナーの若者たちに一番人気のあるテント「シュッツェン・フェストハレ」。ディアンデルとレダーホーゼの民族衣装を着込んだ給仕たちが、両手に約10マース(1マース=1リットル)を抱え、次々とテーブルにビールを運んでくる。喉をカラカラにした客がドッと群がる。ビールの取り合いだ。今年は1マース7.9ユーロ。席取りのために朝早く来て、すでに約4時間も待っていたのだから、その気持ちは痛いほどよくわかる。12時まではビールをテント内で買うことはできないのだ。みなおとなしく、家から持参したブレーツンにバターをぬりながら、バイエルンのカードゲーム「シャーフコプフ」をして気長に待つ。
事実、朝9時にテントに着いた私でさえ、席を見つけることはできなかった。8時に来て3テーブルを確保していた友人がいなければ、通路で立ち飲みするしかなかっただろう。しかし、テントに入れただけ幸運だった。昼にはすでに入り口で入場制限されていて、色目を使おうがソデノシタを渡そうが、どうがんばっても入れない。でも夕方4時ころには入場制限も解かれるので、我慢強く待つといいとミュンへナーが教えてくれた。
開幕と同時にバンドが熱のこもった演奏を始め、お決まりのオクトーバーフェストの曲目が流れる。拍手、雄叫びとともに客たちはさっそくイスの上に立って、マースを手に一緒に歌い、はね踊る。隣り、正面、後ろ、向こう隣り、誰も彼もが知り合いのように、何度も乾杯。ただし初日以外、昼間からこれほど熱いバンド演奏はない。ミュンへナーのモリッツは言う。「昼間から盛り上がるのは初日だけなんだ。特別なんだよ」。地元っ子が早起きして、朝8時に席の確保のために並ぶ理由、そこまで情熱を傾ける理由が納得できた。ほとんどの曲を一緒に歌うことができた私は周りから頬ずりされ、けっきょく気がついたら夜10時になっていた。飲んだマースの数、それはご想像におまかせ……。

バイエリッシュ講座
片言でもバイエルンの方言を話したら、周りと仲良くなること間違いなし!というわけで、少しでもバイエリッシュを覚えていこう。
| こんにちは/さようなら | Servus(セルヴス) |
| こんにちは | Grias di(グリヤスデ) |
| さようなら | Pfiat di (プフィアッデ) |
| ありがとう | Merce(メルセィ) Dangg schee(ダンクシェー) |
| お勘定を | Zoin(ツォイン) |
| ビール1杯 | a Maß(アマース) |
| プレッツェル | Breezn(ブレーツン) |
| 鳥の丸焼き | Hendl(ヘンドゥル) |
| 好き! | i moag di(イモークデ) |
これだけは覚えていきたい歌
一緒に歌えなくてもラララ~とハミングしていれば楽しめるが、みんなと歌えたほうが100倍も盛り上がる。最低この曲だけは暗記しよう。
♪ Ein Prosit, ein Prosit der Gemütlichkeit♪ Ein Prosit, ein Prosit der Gemütlichkeit
♪ Oans, zwoa, drei, gsuffa!!!!!!(→乾杯する)
してはいけない3カ条
1. ビールを頼むとき「einen Maß(アイネンマース)」「ein großes Bier(アイングローセスビア)」と言うべからず。「a Maß(アマース)」と言うのが正解。
2.「オクトーバーフェストに行く」と言うときは、「Ich gehe zum Oktoberfest」と言うべからず。「I geh auf d’ wiesn」が正しい言い方。
3. マースは普通に持つべからず。1キロもあって手が疲れるので、これが正しい持ち方。
オクトーバーフェスト雑学クイズに挑戦
| Q1 | 会場のテントの数は? ① 6 ② 14 ③ 23 |
| Q2 | 従業員の数は? ① 1万2000人 ② 2万5000人 ③ 3万8000人 |
| Q3 | 一番大きいテント「ホーフブロイ」には何席ある? ① 5000席 ② 8000席 ③ 1万席 |
| Q4 | 昨年飲まれたビールの量は? ① 690万リットル ② 840万リットル ③ 1200万リットル |
| Q5 | 食された鳥の丸焼きの数は? ① 30万2564羽 ② 38万8312羽 ③ 49万4135羽 |
| Q6 | 出たゴミの量は? ① 720トン ② 946トン ③ 1204トン |
席を確保するなら午前中に
初日ほどではないが、週末には人が押し寄せる。テントの中の席を確保するなら午前中には行きたい。その後は、夜までひたすら飲んでねばる。夜の方がバンドも盛り上がって違う雰囲気になるから、我慢して待とう。仲間と途中交代で、気晴らしにジェットコースターなどの乗り物を楽しんでもいい。でも、移動は少人数ずつで。さもないと帰ってきたときに席がなくなっているかも。テーブルに「予約」と書いてあっても、ほとんどが18時か19時から。その時間までは座って飲めるのでお試しあれ。
DVDで余韻に浸る
残念ながら行けないけれど雰囲気を愉しみたい人、余韻に浸りたい人にお薦めなのが、エピソード映画「Oktoberfest」。友情、出会い、恋愛、浮気、別れ、誘拐など、祭りの最終日に起こるさまざまな人間模様を描く。お約束で日本人?カップルも登場。
「Oktoberfest」
ドイツ、2004-05年
監督:ヨハネス・ブルナー
出演:ペーター・ローマイヤー、アウグスト・シュメルツァーほか
| 怒涛の初日 突撃レポ 「会場で聞きました!」 ① 何杯飲みましたか? (単位:マース=1リットル) ② 何時に来ましたか? ③ 何回目ですか? |
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| セバスチャンさん(24) ミュンヘン出身 ミュンヘン在住 学生 ① 4,5マース ② 9時 ③ 5歳のときから毎年 |
アンドレアスさん(28) ワイマール出身 シュトゥットガルト在住 エンジニア ① 1,5マース ② 7時 ③ 初めて |
マルティンさん(29) オスナブリュック出身 ミュンヘン在住 職業訓練中 ① 3マース ② 8時 ③ 初めて |
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| 北村さやかさん(27) 長野出身 ミュンヘン在住 語学学校生 ① 2マース ② 14時 ③ 初めて |
M.F.さん(31) 大阪出身 ミュンヘン在住 学生 ① 1マース ② 13時 ③ 4回目 |
Fさん夫婦(25、29) 神奈川&名古屋出身 アメリカ在住 主婦&会社員 ① まだ。2マースは飲みたい。 ② これから向かいます ③ 初めて |



インベスト・イン・ババリア
スケッチブック







左からボックビア、ベルリーナーヴァイセ、アルト、ピルス、ヴァイツェン、ケルシュ、ラガー ©Gfö
どうせならば全種類を試してみたいところだが、500種類なんて到底無理。そこで北から南までの市販されているビール7種類を選んで試飲してみた。(10点満点の集計結果は以下のとおり)。のん兵衛からほぼ下戸まで揃った審査員だけに評価はさまざま。高温多湿の夏に飲まれる日本のビールと比べると、ドイツビールはのどごしがあまり良くないというのが一致した意見。逆にいえば、ドイツビールはドイツで飲んで こそその美味しさが分かる、ということだろうか。
新鮮なビールを味わうならば、生産元で。大手メーカーはもちろん、小さな醸造所でもおいしいビールの試飲と工場見学がセットになっている。例えばアルトビアのマーケットシェア、ナンバーワンのDibels。ここではビールの原料の説明から、樽やビンに詰められて出荷するまでの過程を詳細に見せてくれるほか、樽からコップにおいしく注ぐコツを伝授してくれるコースもある。
奇跡の復興を遂げた古都ニュルンベルク、音楽祭の街バイロイト、レジデンツを望むヴュルツブルク...フランケン地方にも多くの都市があるが、ことビールに関しては、その中心都市は間違いなくバンベルクだ。街を見下ろす丘の上に建つ13世紀建造の大聖堂と、その眼下に広がる旧市街一体はユネスコ世界遺産にも指定されているのだが、その都市を取り巻くビール文化もまた世界遺産級である。かつてはこの市街地だけで、数十軒もの醸造所が、文字通り軒を並べていたというから驚きだ。
さて、世界遺産の街並みを歩くのも良いが、フランケンのビール文化の真骨頂は、やはり都市周辺に点在する小さな集落にある。先祖代々家族で守り続けてきた小さな醸造所が、バンベルク郡下だけでも80軒にもなるというからこれまたスゴイ。
「F1」は正式名称を「Formula One World Championship」と言い、「フォーミュラ・ワン」の名で親しまれる世界最大規模、最高峰の自動車レースだ。主催は国際自動車連盟(FIA)。「フォーミュラ」とは「決まり」を意味し、規定に沿って造られた四輪一人乗りのフォーミュラカーでレースが行われる。現在フォーミュラカーのレースは、「F1」を頂点に、「GP2」「F3」「Fニッポン」などのカテゴリーがある。
F1はレース後には約2キロ体重が減少するくらいハードなスポーツ。高速車を操るレーサーにはそれ相当の体力が求められる。ジェットコースターに約1時間半も乗り続けるのと同じような状態が続くだけに、特に首周りを中心とした筋力トレーニングは欠かせない。水分補給も不可欠で、走行中もスポーツドリンクで常に水分補給を行っている。
車の心臓部エンジン。エンジンの性能だけでなく、車体とマッチすることが大事。仕様は8気筒、95キロで最高回転 速度は毎分1万9000回転。同じエンジンで2つのレースを戦わねばならないという規定がある。1シーズンに要るエンジンのオーダー数は100~200台にものぼる。
車体はさぞや頑丈な金属でできているのでは、と思いきや叩いてみると軽いカンカンという響きが...。炭素繊維を樹脂と焼き固めたもので、軽いだけでなく、衝突試験、変形試験を繰り返し4~5トンの衝撃は耐えるというだけあって安全性は折り紙付きだ。(ちなみに安全性といえば、タイヤも外れないように、ひもでボデーに付けられている)
いかに抵抗力を減らし、コースに合わせて効率的にスピードのバランスをとれるかが勝敗を大きく分ける。風洞では大きなファンを回して高速の風を起こすと同時に、高速で回転するベルト上にマシンをおいて、タイヤを回し、抵抗力やタイヤの下方向にかかる力(ダウンフォース) などを分析する。
レースを終えたF1カーが戻ってくると、バラバラに分解され、磨耗した部品の交換などのメンテナンスが施される。ペイント工場で“お化粧直し”もされ、次のレースに備えて万全の体制が整えられる。




自然素材のものを身につければ、汗をかいても熱が衣服の外に出て行きやすいので、夏場は麻や綿といった素材のものを選ぶのが基本。そして紫外線のきつい欧州で忘れてならないのはサングラス。日本ではビジネスマンがサングラスをかけるのはあまり評判が芳しくないが、目の日焼けを予防するため、陽射しの強い日に外出する際にはドイツ人と同じようにサングラスを忘れずに。
つたやブドウなどを壁面にはわせたり、多肉植物を屋根の上に植栽することによって直射日光が避けられ、屋内の温度も2~3度下げることができるといわれている。自治体によっては助成金を出しているところもあるのでぜひ、問い合せを。一軒家でないという人も、ベランダのプランターに朝顔などを植えて誘引し、天然のすだれを作ってみるのも面白い。
エシャロットとにんにくをみじん切りにする。
スモークサーモンを小さく切り分け、包丁の背でたたき、 (4)と混ぜ合わせる。
電気コンロを強にし、その上に直接アルミホイルを敷き、なすの皮側をまんべんなく焼く。









