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Mo. 21. Okt. 2019

わが家の暮らしをアップグレードする ドイツの優秀な家電たち

ミーレのキッチンやボッシュにシーメンスの洗濯機……家電はドイツ製で揃えたい! と憧れたことはないだろうか。自国民にも愛用されるメイド・イン・ジャーマニーの家電製品の人気の理由は、その優秀さにあるようだ。ドイツ製家電が世界中から信頼される理由を紐解くとともに、歴史ある家電メーカーの数々をご紹介しよう。 (Text:編集部)

※価格やアイテムの詳細は、各社ホームページよりご確認いただけます
※各商品のバリエーションなどは、国ごとに違いがある場合がございます

ドイツ家電が優秀な3つの理由

1. 高性能で使いやすい

ドイツには、長い歴史のなかで培われた技術と革新的なアイデアで、使いやすく快適な製品を世に送り出してきた有名なメーカーが揃う。

2. 耐久性が高くて丈夫

ドイツでも人気のミーレの製品(洗濯機、乾燥機、食洗機)は平均して16~18年使用されており、ほかメーカーも11~13年と耐久性に優れている。

3. 洗練されたデザイン

さまざまな分野で工業デザインに優れるドイツらしく、家電製品もシンプルで優美なデザインであることが、多くのメーカーに共通している。

ドイツ社会を支えてきた家電

ドイツで家電製品が誕生した1920年代は、電気が普及し始めていたものの、多くの市民にとって家電は高級品のままだった。しかし、第二次世界大戦後の1950~60年代に冷蔵庫、洗濯機、テレビなどが一般家庭に普及し、家電業界は最盛期を迎える。経済発展や技術革新でドイツの戦後復興を支え、女性の社会進出も促した。1900年当時、洗濯、調理、掃除は今日の4倍である約60時間(1世帯1週間あたり)かかっていたが、さまざまな家電製品の登場により、その負担は徐々に軽減されていった。

Stiftung Warentest(商品テスト財団)が1万4000人以上にオンライン調査したところ、洗濯機、乾燥機、食洗機で最も信頼されているメーカーは、「ミーレ」だった。

ミーレの最新モデルの食洗機ミーレの最新モデルの食洗機

同社の製品を使用する消費者の約80%が「強く推奨する」と回答。また、総合メーカーのボッシュとシーメンスの顧客満足度も同様に高いという。その主な理由として、とりわけ新しいモデルが故障しにくいことが挙げられている。

ドイツ製家電はどこまで進化した?

ドイツの家電メーカーの技術向上はとどまるところを知らない。30年前の洗濯機は平均180リットルの水を必要としたが、10年前は84リットル、現在では50リットル未満にまで節水が可能に。ボッシュの最新モデルでは、年間7000リットル以上の節水と洗剤の使用量を30%削減が可能だという。より少ないエネルギーで使用できるように、日々改良を重ねていることも、環境先進国のドイツならではと言えるだろう。

また、最近注目されているのは、何と言っても「スマート家電*」だ。昨年9月に行われたIFA(毎年ベルリンで開催される欧州最大の家電見本市)では、調理をサポートしてくれる近未来型キッチンを各主要メーカーが展示した。ボッシュは、調理台についたプロジェクターがネットに接続され、調理法を表示したり、オーブンの温度を自動で調節してくれるキッチンを発表。一方、シーメンスの製品は出先から内臓カメラで冷蔵庫の中身をチェックし、それに連動した車が食材を買うためのルートをナビゲーションしてくれるものだ。

アプリで家電遠隔でもアプリで家電を操作できる

AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)などの技術の発展により、そんな便利な暮らしが手に入るのもそう遠くない未来のようだ。

*情報通信技術を活用し、電力使用量を最適化する家電製品のことで、機種ごとに便利な機能が利用できる

参考:stern「Bosch, Siemens oder Miele? Bei diesen Marken halten Haushaltsgeräte am längste」 Stiftung Warentest「Umfrage Haushaltsgeräte: Das sind die zuverlässigsten Marken」 elektroboerse-handel.de「Haushaltsgeräte: Revolution des Alltags」
RP ONLINE「Trends der IFA: Waschmaschine kümmert sich selbst um Nachschub」 (2018年8月31日)
朝日新聞デジタル「近未来のキッチン、『考える家電』で 欧州最大の見本市」(2018年8月31日)

ドイツが誇る家電メーカー

ミーレ、ボッシュ、シーメンスの三大家電メーカーをはじめ、ドイツにはそれぞれの伝統と強みを持つ企業が多く存在する。新しい家電の購入やキッチンのリフォームなど、ドイツ生活のヒントにもどうぞ!

ドイツ人も憧れる家電一筋の老舗メーカー
Miele ミーレ

創業年:1899年
創業場所:ヘルツェブロック
強い製品:キッチン全般、洗濯乾燥機、掃除機
www.miele.co.jp
www.miele.de

Miele ミーレGeneration 7000シリーズ ビルトインキッチン
Miele ミーレGeneration 7000シリーズ 食洗機
Miele ミーレGeneration 7000シリーズ
Miele ミーレGeneration 7000シリーズ
Miele ミーレGeneration 7000シリーズ コーヒーメーカー

クリーム分離機の製造から始まったミーレは、創業以来「常により良いものを」という理念を掲げ、他社よりも優れた製品をつくることに余念がない。その証拠に、自社製品に対し20年間の使用を想定したテストを行う唯一のメーカーだ。また、最高の状態で市場に出すため、製品開発に5年の歳月をかけることも。その確かな品質で多くのドイツ人から信頼を得ているほか、世界100カ国でミーレは憧れの的だ。Generation 7000のビルトインキッチンシリーズの食洗機、コーヒーメーカー(写真)などが、今年5月の発売前にすでにiFデザイン賞2019で金賞を獲得。もちろんすべてスマート家電で、料理の腕前が上がりそう。

消費者思いの製品をつくり続ける
Bosch ボッシュ

創業年:1886年
創業場所:シュトゥットガルト
強い製品:キッチン全般、洗濯乾燥機、電動工具
www.bosch-home.com

Bosch ボッシュ

エンジンの点火装置を生産し、自動車産業で成功したボッシュ。本格的に家電製品を展開したのは1950年代。戦後復興を支えた消費者の需要に応えようと、キッチン製品や家庭用電動工具などを発売し、常に時代の先端を行く製品を開発してきた。創業者ロバート・ボッシュは「信頼を失うくらいなら、むしろお金を失った方が良い」という名言を残しており、消費者第一の製品づくりは現在も続いている。衣服や汚れによってより効率的な洗い方や洗剤量を自動で選ぶ洗濯機(写真)も、まさに最新技術を駆使した消費者思いの製品だ。

革命的な技術で常に進化
Siemens シーメンス

創業年:1847年
創業場所:ベルリン
強い製品:キッチン全般、洗濯乾燥機
www.siemens-home.bsh-group.com

Siemens シーメンス

電信機器製造会社として創立したシーメンスは電信機や発電機で成功を収め、さまざまな分野にまたがるグローバル企業へと成長。現在はボッシュと同じくドイツの総合メーカーの1つとして知られる。創業時から革命的な技術を開発し続け、戦後に独立した家電部門にもその精神が受け継がれており、現在はドイツの主力家電メーカーと並んでスマート家電の開発に特に力を注いでいる。また、シンプルで洗練されたデザインの家電製品はどんな空間にも合うように設計され、特にビルトインキッチンが人気。

「ブランデンブルク門」を洗浄した高圧洗浄機
KÄRCHER ケルヒャー

創業年:1935年
創業場所:バート・カンシュタット
強い製品:高圧洗浄機
www.kaercher.com/de

ビビッドなイエローを基調としたプロダクトが特徴的な「ケルヒャー」では、業務用はもちろん、家庭でも使える洗浄機や掃除機など、掃除用家電をメインに手がけている。1950年に欧州初となる高圧洗浄機を開発し、事業を拡大していく。1990年にはベルリンの「ブランデンブルク門」を洗浄する際に同社の高圧洗浄機が使用され、一躍有名に。現在では世界各国の有名な建造物の清掃にも使われている。「プロのような洗浄力」がキャッチフレーズの同社では、水道がない場所でも利用でき、 ムラなく汚れを落とせるのがポイントだ。

VORWERK フォアベルク

ドイツで開発・製造する掃除機
VORWERK フォアベルク

創業年:1883年
創業場所:ヴッパータール
強い製品:掃除機
https://corporate.vorwerk.de

創業当時は、カーペットメーカーとして事業をスタートした「フォアベルク」。カーペットメーカーとしてのノウハウを活かして、1930年に掃除機の製造にも着手し、現在にいたる。同社の主力プロダクトである掃除機「コーボルト」は、ドイツのおとぎ話に出てくる妖精の名前をとって名付けられた。ハンディタイプやロボットタイプなどバリエーションが豊かで、フローリングやカーペット、畳などさまざまなフロアにも対応が可能。また、本国ドイツで商品の開発から製造まで行われている。

欧州で人気No.1の空気清浄機
Venta ヴェンタ

創業年:1981年
創業場所:ヴァインガルテン
強い製品:空気清浄機
www.venta-luftwaescher.de

Venta ヴェンタ

室内用の空気清浄機を手がける「ヴェンタ」は、本国ドイツのマーケットシェアにおいて60%を占め、欧州全体でNo. 1の人気を誇る。同社の空気清浄機「ヴェンタ エアウォッシャー」は、フィルターパッドが不要なので、手入れも簡単。省エネかつ作動時の音が静かなのもうれしい。また、ホワイトダストの発生や、室内の嫌な匂いを抑える機能も付いている優れもの。部屋の大きさに応じて3つのサイズから選べ、シンプルなデザインなので、インテリアとしてもおしゃれに機能してくれそう。カラーはホワイトとブラックの2種類がある。

ドイツの電気産業の発達に貢献したメーカー
AEG アーエーゲー

創業年:1883年
創業場所:ベルリン
強い製品:洗濯乾燥機 、キッチンコンロ
www.aeg.de

130年以上の歴史を持つ老舗メーカー「AEG」では、キッチン回りの家電やランドリー関係の家電などをメインに手がけている。創業当初は、機関車や変圧器、家庭用家電など、幅広い電気機械の製造・販売を行っていたが、1987年に個人宅向けのIHキッチンコンロを発表したことで、一般家庭向けプロダクトが市場に浸透していった。1907年にはドイツで著名な建築家でインダストリアルデザイナーのペーター・ベーレンスを芸術顧問に迎え、デザイン性の高いプロダクトを生み出してきた。1913年にはシーメンスとともにドイツを機械産業の8割を担うほど、大企業へと成長した。

素材の美しさを引き出すキッチン家電
gaggenau ガゲナウ

創業年:1683年
創業場所:ガゲナウ
強い製品:オーブン、キッチンコンロ
www.gaggenau.com/de

鍛治工房としてスタートした「ガゲナウ」は、1880年に調理器具の生産を始めた。1956年に世界初となるビルトインオーブンやコンロ、換気装置を開発したことで、その名が知られるようになる。1960年代にはバウハウスのスタイルから影響を受けたモダンかつ機能性を兼ね備えたプロダクトを発表。60年代に生まれた「機能性に従うフォーム」という信念は、現在も受け継がれている。同社のキッチン家電の魅力は、素材の美しさを最大限に引き出し、インテリアとしても環境に馴染むスマートなデザインだ。

機能性とデザイン性が融合する小物家電
BRAUN ブラウン

BRAUN ブラウン

創業年:1921年
創業場所:フランクフルト
強い製品:ハンドブレンダー、電気シェーバー
www.braun.de

複合ラジオとレコードプレイヤーを、世界で初めて販売したことで有名になった「ブラウン」。創業以来、高い耐久性を兼ね備えた多様な家電を生み出してきた同社で特に人気の高いハンドブレンダーが誕生して50余年。世界中のキッチンで愛用されているアイテムだ。使いやすく優れた機能に加え、洗練されたデザインが特徴的な「マルチクイック9 ハンドブレンダー MQ9075X(写真)」は、ドイツのデザイン賞「German Design Award 2018」を受賞しており、高い評価を受けている。

 
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