(6月30日)国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が発表したところによると、2015年に戦争や紛争、迫害を理由に自分の国を追われて難民状態となった人の数は史上最多の6530万人に達したことが明らかになった。その中で、ドイツの難民受け入れ数は世界2位だった。
UNHCRによると、2015年に最も多くの難民を受け入れた国はトルコで、その数は250万人と申告されている。昨年9月以降、急激に大勢の難民を受け入れたドイツはトルコに次いで2位で、現時点でドイツに在留している難民の数は申請認定待ちも含めて180万人。これに次いで多かったのがパキスタン(160万人)、レバノン(110万人)だった。難民の人数と各国の人口比で受け入れ数が最も多かったのがレバノンで1000人中183人、これに次いでヨルダンが1000人中87人だった。ドイツは1000人中22人で世界6位、トルコは1000人中37人だった。
2015年の難民の数は前年比で9%増加しており、その半分がシリア、アフガニスタン、ソマリア出身。また、2015年に母国に帰国できた難民の数はわずか20万人だった。
15 Mär 2024 1214号
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