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普通車通行税は赤字を生む? ADACが調査

(デュッセルドルフ 2月15日)ドブリント交通相(CSU)が導入を進めてきた普通車通行税が、収益ではなく赤字をもたらすシステムだとドイツ自動車クラブ(ADAC)が指摘し、波紋が広がっている。普通車通行税は、ドイツで登録した車の場合は自動車税と相殺される仕組みになっており、実質、外国で登録された車にのみ課せられる。

連邦交通省が年間5億ユーロの収益を上げると見積もっているのに対し、ADACは2023年までに2億5100万ユーロの損失を出すと分析。ADACがまとめた29ページに上るリポートでは、システム導入のための作業コストにより、通行税は赤字にしかならないと結論づけられている。

同交通税に対して欧州連合(EU)委員会は長い間、ドイツ国外のEU外国人が不利益を被るとして反対していたが、ドブリント交通相は、環境への負荷が少ない車に対しては負担を軽減するなどの妥協案を提示した。この提案により、当初の予想よりも税収がはるかに少なくなる見込みだ。またドブリント交通相はEU統一交通税の導入に賛意を示しているが、ADAC会員の42%がこれに反対している。
 
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