現金要らずで、快適なカード社会の落とし穴、それがデータ盗難やカード偽造だ。ハンブルク市内のペットフード専門店で今年4月から、何者かによって不正に操作されたECカードリーダーで顧客の口座情報や暗証番号が盗み取られる被害が相次いでいたことが、同市警の調べで明らかになった。被害に遭ったカードは700~800枚。盗んだ情報を使っ
て作られた偽造カードで東南アジア地域のATM からカード1枚につき最大3000ユーロ相当の現金が引き出されたことも分かり、警察は犯人の特定を急いでいる。コンピューター犯罪に詳しい弁護士によれば、カード情報の盗難によって実質的な損害が生じた場合、暗証番号が盗まれた事実を証明できなければ法的には所有者の“不注意”とみなされ、銀行は責任を免れるのだとか。そこには、司法が巧妙化する犯罪に追い付いていない現実がある。
2 Okt. 2026 1266号
眠っている間に
知らない国・都市へ
寝台列車で旅する欧州



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