Hanacell

ハンブルク大学・日本学部

私が現在通っているハンブルク大学にある日本学部について紹介したいと思います。

その前にまず、少しだけ大学の紹介を。ハンブルク大学は約4万4500人の学生が在籍するドイツで5番目に大きい大学です。建物はDammtor 駅を降りてすぐのところにあり、その中でも、比較的新しい棟に日本学部が入っています。

では、学生たちはなぜ日本学を勉強しているのでしょうか?何人かの学生に勉強を始めた動機を訊いてみました。返ってきた答えはさまざま。「漫画やアニメを読めるようになりたい」、「映画や語学そのものに興味を持って」などなど。でも、とりわけ日本の漫画、アニメの影響はものすごいなぁと改めて感じました。確かに、本屋には多くの漫画が置いてありますものね。

日本語を勉強し始めたきっかけは何であろうと、皆さんとても熱心に勉強に取り組んでいます。驚くべきことに、彼らはなんと源氏物語など古文まで勉強しているんです!というのも、同大学の日本学部の特徴の一つは、古い時代のものを多く取り扱うことだそうです。ほかには日本の文学作品を翻訳したり、雑誌や新聞を読んだりしています。また、タンデム(2人1組になって、お互いに母国語を教え合うもの)が盛んに行われているのも、ここの特徴ではないでしょうか。カフェではドイツ語と日本語で会話を楽しんでいる2人組の光景を毎日のように見ることができます。こうして、自ら会話を学ぶチャンスを作っているんでしょうね。その甲斐あってか、皆さん、会話も私達がビックリするほど上手です。

さらに驚くべきは図書館です。日本人の私たちでも驚くほど豊富な本が所蔵されています。ぜひみなさんも、一度ハンブルク大学にいらしてはいかかでしょうか?きっと、日本で暮らしていては気づかない日本の姿を発見でき、またどのように学生たちが日本について学び、私たちの国を見ているのか、ひょっとしたら理解することができるかもしれません。そして機会があったら、日本学を勉強している学生たちと交流するのも楽しいかもしれませんね。

ハンブルク大学
左)ハンブルク大学
右)ハンブルク大学日本学部の学生

保田さん保田理恵(やすだりえ)
去年の夏から、交換留学生と してハンブルク大学で勉強中。日本では、東京の大学で政治学を学ぶ。学生ならではの視点で、ハンブルクのあれこれを紹介します。
 
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