Hanacell

農場カフェでくつろぎのひとときを

日照時間も長くなり、天気の良い日に外で過ごすのが気持ち良い季節となりました。今回は、そんな季節にピッタリの、意外に知られていないキールの穴場カフェをご紹介します。それは、バウアーンホーフカフェ(Bauernhofcafe「)トムセンス・ペアシュタル(Thomsens Peerstall)」。その名の通り、農場カフェです。

茅葺き屋根の隣の元牛馬の厩舎がカフェ茅葺き屋根の隣の元牛馬の厩舎がカフェ

キール南部のレンネ(Rönne)にある農場への入り口には、そこが農場であることを示す看板はあるものの、カフェと書いてある小さな看板は気を付けていないと見落としそうなくらい目立ちません。そう、ここは5 ~ 10月オープンの期間限定カフェなのです。しかも開いているのは月に一度。第1日曜日の14時からのみです。ただし、応相談でほかの日も開けてくれるそうです。ちなみに私は知人の70歳の誕生日パーティーに招かれて行ったのですが、10時半からバイキング形式のおいしいブランチを頂きました。カフェは、その昔は家畜小屋だった大きな建物の中を改装したもので、広い部屋は天井が高くひんやりとして、白と緑で塗られた壁が上品さを醸し出していました。部屋のあちこちに、かつて農場で使われていたらしきアンティークな箪笥や道具などが飾ってあり、これらがまた雰囲気作りに一役買っています。とにかく建物の外見から想像したのとは違った、素敵な装いのカフェでした。全90席用意できるそうなので、グループの集まりやパーティーなどでの利用には最適でしょう。この建物では時々、作家が自分の作品を朗読するイベントなども行われています。

広くて落ち着いた雰囲気のカフェの店内 広くて落ち着いた雰囲気のカフェの店内

外の庭にも50席分のテーブルが置かれていて、木陰で色とりどりの花を眺めながら自家製ケーキやコーヒーを楽しむことができます。食事やコーヒータイムの後には腹ごなしに農場を散歩するのもオススメ。牛舎をのぞいたり、間近で馬と触れ合うことができるほか、庭にはブランコなどの遊具も置かれていて、家族連れにも嬉しいスポットです。子どもたちが農場について学べるコースもあり(要予約)、農場で栽培されているさまざまな穀物や、農場で使われている道具・機械類などを実際に見せてもらいながら説明を受けられます。また、カフェに隣接している小さなお店では農場で取れた新鮮な卵やジャガイモ、ソーセージ、ハムなどが販売されています(毎日18 ~ 19時開店)。

天気の良い日に、のどかな農場でくつろぎのひとときを過ごしてみてはいかがですか?

Thomsens Peerstall
www.thomsens-farm.de

ゼルヒャウ・ハンゼン美穂
福岡出身。2005年に渡独。夫と娘との3人家族。キール・フィルハーモニー合唱団所属の音楽好き。最近凝っているのは家庭菜園。
 
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